おめでとう!サッカー女子日本代表。米国を撃破し、見事にW杯初優勝しました。東京都知事じゃないけど66年前の雪辱を見事に果たしてくれました。まあ、野球では、日本の方が米国より格上なんですけどね。メジャーリーグなんて所詮外人の寄せ集めですから。ついでに借金も返せ、この野郎(爆笑)。
金が上昇しています。先週、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は、一時1594.40ドルをつけて史上最高値を更新しました。
賢明なみなさんは、理由はもうお分かりですよね。欧米の財政不安があるからです。紙切れになるドルを保有するより、広く、世界中の人が価値があると信じている、金を資産として持っておいた方がいいと判断するからです。
米国の某著名投資家などは、ここ数年、「金は暴落する」とことあるごとに煽っていますが、もちろん、目先の上下はあるものの、一貫して上昇トレンドにあります。金先物のショートで踏み上げられているのでしょうか? それとも、ドルの価値を維持したい米政府の意向を受けているのでしょうか? いずれにせよ、米ドルが深刻な状況にあることは確かです。
もしかすると、今後、金価格が急落する可能性もないとはいえませんが、新興大国のインド人はもともと金が大好きだし、中国人もそれに負けないくらい、“拝金”な人たちです。
こういう状況ですから、資産を金で持つことは非常にいいことだと私も思います。もちろん株式のように配当が出たり、成長株の利回り安定成長みたいなことは望めませんし、商品特有の乱高下のある嫌な値動きをしますが、本質的な価値は安定しており、世界恐慌が目の前に迫る中では、金の魅力は大きいといっていいでしょう。
為替や株価指数、株価を見ていると、下落トレンドにありながら、底堅いので、「もしかしたら上昇?」と考えてしまう局面も多いのですが、金価格は素直ですね。
金融バクチ、金融詐欺の元締めである米国政府が、いくら粉飾しようとしても、隠しきれない。株はQEで市場に資金をじゃぶじゃぶに供給して、価格をつり上げているだけだし、ドルが目先反発するのは、投資銀行やその手先に踏み上げを仕掛けさせているにすぎない。
シカゴ取引所のIMMポジションは、投機筋の動きを排除しているので実態を反映していないといわれますが、非常にわかりやすい動きをしています。
昨年のギリシャ・ショック直前に自律反発でドルが買われる動きがあった以外は、一貫して、ドルは売られています。今年4月に円ショート、ドル買いの動きがみられますが、これは介入があったからです。
要するに「ドルを買う馬鹿はいない」ということです。あらためて言うまでもないことですが、常に頭の中に入れておきましょう。
時々、ドルが戻す局面がありますが、それは若干、ドル・ショートが買い戻されるにすぎないということが、IMMの推移からうかがえます。
日本は政府、民間の両部門が米国債をはじめ大量のドル資産を持っていますが、1ドル=80円割れが常態化する中、損切りを考えた方がいいですね。一瞬ぐらいは回復するかもしれませんが、もはや80円、90円、100円に戻すことはありえないでしょう。
各国がそれなりの金準備を確保する中で、資産がドルに集中するのは、危険極まりない。これまでに米国の金融詐欺にだまされた分については、もうしょうがないと思います。問題はこれから。国際社会からいかに批判されようとも、粛々とドルを売って、金やその他の貴金属、希少金属を購入したり、油田、天然ガスの権益確保と開発、新エネルギー研究、人材育成に投資すべきです。
米国にカネをつぎ込んだところで、何ら見返りはない。どうせ中国や北朝鮮をけしかけて、軍事的脅威を演出して、米軍に依存させようとするんでしょうけど、もう見え透いています。普天間の問題にしても、カネ目当てということは分かり切っている。米国というのはそこまで卑しい、みじめな国に成り下がっているのです。
そんな国と心中するのはまっぴらです。あらためて強調したい、今こそ、ドルを売って金を買いましょう!