株:NYダウ続落
8日の米株式市場は、前日のバーナンキFRB議長の景気が減速しているとの発言や、FRBが発表した米地区連銀経済報告で、ニューヨークなど一部地区で成長がやや減速したとの認識が示されたことなどを受けて、米景気の先行きに対する不透明感が強まり、6日続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比21.87ドル安の12,048.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落していることや、為替市場で円高が進行しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,385円となっており、市場の予想レンジとしては9,300円−9,450円となっている。
為替:ユーロが下落
8日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題について、同国の新たな緊縮財政計画が十分な規模ではないとし、次回以降、IMFやEUからの融資が実施されないとの見方が広がったことや、米国の経済成長の鈍化が世界経済の妨げになる恐れがあるとの懸念から、安全資産といわれるドルや円が買われ、ユーロや資源国通貨が下落した。NY終値ベースで、ドル円は79円台後半、ユーロドルは1.45ドル台後半となっている。
本日は、豪5月雇用統計(予想:失業率4.9%、就業者数+2.5万人)、週間新規失業保険申請件数(予想:41.5万件)などの経済指標の発表に加えて、英中銀金融政策決定会合、ECB理事会の開催が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.00−80.20円となっている。
商品:NY原油続伸
8日のNY原油先物取引は、OPEC総会で予想に反して原油生産据え置きが決定されたことや、米エネルギー情報局の週間在庫統計で原油在庫が前週比480万バレル減と、市場予想を大幅に上回る取り崩しだったことなどを背景に、買いが優勢となり、一時101.89ドルを付けた。その後は、為替市場のドル高を背景に上げ幅を削ったものの、中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.65ドル高の1バレル100.74ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、原油相場の急騰に連れて上昇する場面もあったものの、前日に引き続き利食い売りの動きが活発化したことや、為替市場のドル高などを背景に売り圧力も強く、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比5.30ドル安の1オンス1,538.70ドルで引けた。
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2011年6月8日のマーケット予想
株:NYダウ続落
7日の米株式市場は、最近の下落を受けた割安感から買い戻しが入り、堅調に推移していた。しかし、引け間際に、バーナンキFRB議長が講演で、景気が減速していることを認める一方、FRBが追加の金融緩和策の検討を示唆しなかったことから、米景気の先行きに対する不透明感が強まり、相場は急速に値を落とし、マイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比19.15ドル安の12,070.81ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落しており、株式市場にとってマイナス材料となる一方、日本株に割安感が出ていることから、下支えされるとの声もある。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,415円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。
為替:ドルが下落
7日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長が講演で、米国の経済成長が予想を下回っているとの認識を示したことや、米財政問題をめぐり、大幅な歳出削減を実施すれば、景気回復が妨げられ逆効果になる恐れがあると警告したことなどを背景に、米国の先行きに不透明感が強まり、ドルが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.46ドル台後半となっている。
本日は、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、ユーロ圏第1四半期GDP改定値(予想:前期比+0.8%)、独4月鉱工業生産(予想:前月比+0.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.50円となっている。
商品:NY金反落
7日のNY原油先物取引は、OPECが8日に開かれる総会で最大で日量150万バレルの増産を検討しているとの見方を受けて、一時97ドル台後半まで下落した。しかし、OPECの増産に対してイランやベネズエラが増産に反対する姿勢をみせており、先行きに対して不透明感が広がっていることや、為替市場のドル安・ユーロ高の進行などを背景に、大きく値を回復する展開となり、プラス圏を回復して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.08ドル高の1バレル99.09ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、このところの上昇を受けた利食い売りの動きが活発化したことなどから、終始軟調に推移した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.20ドル安の1オンス1,544.00ドルで引けた。
7日の米株式市場は、最近の下落を受けた割安感から買い戻しが入り、堅調に推移していた。しかし、引け間際に、バーナンキFRB議長が講演で、景気が減速していることを認める一方、FRBが追加の金融緩和策の検討を示唆しなかったことから、米景気の先行きに対する不透明感が強まり、相場は急速に値を落とし、マイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比19.15ドル安の12,070.81ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落しており、株式市場にとってマイナス材料となる一方、日本株に割安感が出ていることから、下支えされるとの声もある。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,415円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。
為替:ドルが下落
7日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長が講演で、米国の経済成長が予想を下回っているとの認識を示したことや、米財政問題をめぐり、大幅な歳出削減を実施すれば、景気回復が妨げられ逆効果になる恐れがあると警告したことなどを背景に、米国の先行きに不透明感が強まり、ドルが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.46ドル台後半となっている。
本日は、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、ユーロ圏第1四半期GDP改定値(予想:前期比+0.8%)、独4月鉱工業生産(予想:前月比+0.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.50円となっている。
商品:NY金反落
7日のNY原油先物取引は、OPECが8日に開かれる総会で最大で日量150万バレルの増産を検討しているとの見方を受けて、一時97ドル台後半まで下落した。しかし、OPECの増産に対してイランやベネズエラが増産に反対する姿勢をみせており、先行きに対して不透明感が広がっていることや、為替市場のドル安・ユーロ高の進行などを背景に、大きく値を回復する展開となり、プラス圏を回復して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.08ドル高の1バレル99.09ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、このところの上昇を受けた利食い売りの動きが活発化したことなどから、終始軟調に推移した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.20ドル安の1オンス1,544.00ドルで引けた。
2011年6月7日のマーケット予想
株:NYダウ続落
6日の米株式市場は、米金融規制強化をめぐって当局関係者の発言が相次いだことや、原油価格の下落などを受けて、金融株やエネルギー株などを中心に下落する展開となっ」た。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比61.30ドル安の12,089.96ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,360円となっており、市場の予想レンジとしては9,300円−9,400円となっている。
為替:ユーロが下落
6日の外国為替市場では、ドイツの当局者がギリシャ向け追加支援策はまだ定かではないと発言したことや、ユーロ圏財務相会合のユンケル議長がユーロが過大評価されているとの見方を示したことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.45ドル台後半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利)の発表が予定されており、市場の注目が集まっている。また、米国時間にはバーナンキFRB議長の講演も予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.80−80.50円となっている。
商品:NY金続伸
6日のNY原油先物取引は、OPECが8日に開かれる総会で増産を決定するのではないかとの見方が強まったことや、米国の景気先行き懸念などを背景に、売りが優勢となり、100ドルの大台を割り込んで引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.21ドル安の1バレル99.01ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、先週発表された米経済指標が弱い内容となり、米国の景気先行きに不透明感が強まっていることや、欧州圏の債務問題などを背景に買いが活発化し、一時1557.10ドルを付けた。その後は、利食い売りが優勢となり、値を消したものの、中心限月の8月限の終値は、前営業日比4.80ドル高の1オンス1,547.20ドルで引けた。
6日の米株式市場は、米金融規制強化をめぐって当局関係者の発言が相次いだことや、原油価格の下落などを受けて、金融株やエネルギー株などを中心に下落する展開となっ」た。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比61.30ドル安の12,089.96ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,360円となっており、市場の予想レンジとしては9,300円−9,400円となっている。
為替:ユーロが下落
6日の外国為替市場では、ドイツの当局者がギリシャ向け追加支援策はまだ定かではないと発言したことや、ユーロ圏財務相会合のユンケル議長がユーロが過大評価されているとの見方を示したことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.45ドル台後半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利)の発表が予定されており、市場の注目が集まっている。また、米国時間にはバーナンキFRB議長の講演も予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.80−80.50円となっている。
商品:NY金続伸
6日のNY原油先物取引は、OPECが8日に開かれる総会で増産を決定するのではないかとの見方が強まったことや、米国の景気先行き懸念などを背景に、売りが優勢となり、100ドルの大台を割り込んで引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.21ドル安の1バレル99.01ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、先週発表された米経済指標が弱い内容となり、米国の景気先行きに不透明感が強まっていることや、欧州圏の債務問題などを背景に買いが活発化し、一時1557.10ドルを付けた。その後は、利食い売りが優勢となり、値を消したものの、中心限月の8月限の終値は、前営業日比4.80ドル高の1オンス1,547.20ドルで引けた。
2011年6月6日のマーケット予想
株:NYダウ続落
3日の米株式市場は、5月雇用統計において、失業率が9.1%、非農業部門雇用者数が前月比+5.4万人と、市場予想を下回る悪い内容だったことを受けて、米景気回復に対する先行き不安が強まり、一時前日比150ドル近く値を下げた。ただ、その後は、ISM非製造業景況指数が54.6と前月から上昇したことなどから、下げ幅を縮小する展開となった、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比97.29ドル安の12,151.26ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,455円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。
為替:ドルが下落
3日の外国為替市場では、米国の雇用統計が弱い内容だったことを受けて、米国の景気先行きに対する不透明感が強まったことから、ドルは主要通貨に対して下落する展開となった。一方で、EUとIMFがギリシャに対する次回融資が7月初旬にも実施される見通しであると明らかにし、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことや、ECBが7月に利上げを行うとの観測が根強い中で、ユーロは幅広い通貨に対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.46ドル台半ばとなっている。
本日は、ギリシャの債務問題や日本の菅総理の辞任問題の動向などに注目が集まっている。また、米国時間にはガイトナー財務長官の公演も予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.80−80.50円となっている。
商品:NY金反発
3日のNY原油先物取引は、米国の経済指標の悪化が嫌気され、一時98ドル台前半まで下落した。ただ、その後は、為替市場でドル安が進行したことや、ギリシャの債務不安が後退したことなどを背景に、引けにかけて急速に下げ幅を縮小した。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.18ドル安の1バレル100.22ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米雇用統計の悪化を背景に、安全資産としての金買いの動きが強まったことや、為替市場のドル安などを背景に反発して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比9.70ドル高の1オンス1,542.40ドルで引けた。
3日の米株式市場は、5月雇用統計において、失業率が9.1%、非農業部門雇用者数が前月比+5.4万人と、市場予想を下回る悪い内容だったことを受けて、米景気回復に対する先行き不安が強まり、一時前日比150ドル近く値を下げた。ただ、その後は、ISM非製造業景況指数が54.6と前月から上昇したことなどから、下げ幅を縮小する展開となった、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比97.29ドル安の12,151.26ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,455円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。
為替:ドルが下落
3日の外国為替市場では、米国の雇用統計が弱い内容だったことを受けて、米国の景気先行きに対する不透明感が強まったことから、ドルは主要通貨に対して下落する展開となった。一方で、EUとIMFがギリシャに対する次回融資が7月初旬にも実施される見通しであると明らかにし、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことや、ECBが7月に利上げを行うとの観測が根強い中で、ユーロは幅広い通貨に対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.46ドル台半ばとなっている。
本日は、ギリシャの債務問題や日本の菅総理の辞任問題の動向などに注目が集まっている。また、米国時間にはガイトナー財務長官の公演も予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.80−80.50円となっている。
商品:NY金反発
3日のNY原油先物取引は、米国の経済指標の悪化が嫌気され、一時98ドル台前半まで下落した。ただ、その後は、為替市場でドル安が進行したことや、ギリシャの債務不安が後退したことなどを背景に、引けにかけて急速に下げ幅を縮小した。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.18ドル安の1バレル100.22ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米雇用統計の悪化を背景に、安全資産としての金買いの動きが強まったことや、為替市場のドル安などを背景に反発して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比9.70ドル高の1オンス1,542.40ドルで引けた。
2011年6月3日のマーケット予想
株:NYダウ続落
2日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が42.2万件、4月製造業新規受注が-1.2%といずれも市場予想より悪い内容だったことや、ゴールドマン・サックスが金融危機との関連で、同社の業務について情報提供を求める召喚状を検察当局から受け取ったと報じられたことが嫌気され、金融株などを中心に下落する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比41.59ドル安の12,248.55ドルで引けた。
本日の東京市場では、米国時間に注目の雇用統計の発表が控えていることや、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,560円と前日日経平均株価とほぼ同水準なことから、方向感に乏しいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,500円−9,650円となっている。
為替:ユーロが買われる
2日の外国為替市場では、ギリシャ政府が2011年の財政赤字削減に向けて、追加財政措置を講じることでEUとIMFと合意した明らかにしたことを受けて、欧州圏の債務問題をめぐる懸念が後退したことに加えて、格付け会社ムーディーズが、米国の短期のデフォルトの可能性がわずかながらも高まっているとし、米国の格付けを引き下げ方向で見直す可能性があると報告したことから、ドルが下落し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.44ドル台後半となっている。
本日は、米5月雇用統計(予想:失業率8.9%、非農業部門雇用者数+15.0万人)、5月ISM非製造業景気指数(予想:54.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。
商品:NY原油反発
2日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比290万バレル増加したことや、OPECが生産目標の引き上げを検討しているとの報道が嫌気され、一時98ドル台半ばまで下落した。ただ、その後は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことを背景に、原油相場も急速に値を戻し、反発して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.11ドル高の1バレル100.40ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前日までの上昇を受けた利益確定の売りや原油相場の下落に連れて、急落して始まった。その後は、為替市場のドル安を背景に買い戻されたものの、プラス圏を回復するには至らず、中心限月の8月限の終値は、前営業日比10.50ドル安の1オンス1,532.70ドルで引けた。
2日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が42.2万件、4月製造業新規受注が-1.2%といずれも市場予想より悪い内容だったことや、ゴールドマン・サックスが金融危機との関連で、同社の業務について情報提供を求める召喚状を検察当局から受け取ったと報じられたことが嫌気され、金融株などを中心に下落する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比41.59ドル安の12,248.55ドルで引けた。
本日の東京市場では、米国時間に注目の雇用統計の発表が控えていることや、シカゴ先物市場の日経平均先物は9,560円と前日日経平均株価とほぼ同水準なことから、方向感に乏しいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,500円−9,650円となっている。
為替:ユーロが買われる
2日の外国為替市場では、ギリシャ政府が2011年の財政赤字削減に向けて、追加財政措置を講じることでEUとIMFと合意した明らかにしたことを受けて、欧州圏の債務問題をめぐる懸念が後退したことに加えて、格付け会社ムーディーズが、米国の短期のデフォルトの可能性がわずかながらも高まっているとし、米国の格付けを引き下げ方向で見直す可能性があると報告したことから、ドルが下落し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.44ドル台後半となっている。
本日は、米5月雇用統計(予想:失業率8.9%、非農業部門雇用者数+15.0万人)、5月ISM非製造業景気指数(予想:54.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。
商品:NY原油反発
2日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比290万バレル増加したことや、OPECが生産目標の引き上げを検討しているとの報道が嫌気され、一時98ドル台半ばまで下落した。ただ、その後は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことを背景に、原油相場も急速に値を戻し、反発して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.11ドル高の1バレル100.40ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前日までの上昇を受けた利益確定の売りや原油相場の下落に連れて、急落して始まった。その後は、為替市場のドル安を背景に買い戻されたものの、プラス圏を回復するには至らず、中心限月の8月限の終値は、前営業日比10.50ドル安の1オンス1,532.70ドルで引けた。