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2011年4月21日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
20日の米株式市場は、前日取引終了後に発表した半導体大手インテルの1-3月期の企業決算で純利益が前年同期比+29.4%となったこと、米電気大手ユナイテッド・テクノロジーの企業決算も大幅増益となったことに加えて、米3月中古住宅販売件数が510万戸と市場予想を上回る内容となったことなどを好感し、大幅続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比186.79ドル高の12,453.54ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が堅調だったことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,680円となっており、市場の予想レンジとしては9,550円−9,750円となっている。

為替:ユーロが上昇
20日の外国為替市場では、ユーロ圏でスペインとポルトガルの国債入札を無難にこなしたことで、ユーロに買い安心感が広がったことを受けて、ユーロがドルや円などに対して上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は82円台半ば、ユーロドルは1.45ドル台前半となっている。
本日は、独4月IFO景況指数(予想:110.5)、週間新規失業保険申請件数(予想:39.3万件)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.00−83.20円となっている。

商品:NY金続伸
20日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、原油在庫が前週比230万バレルの減少と予想外の取り崩しとなり、ガソリン在庫やディスティレート在庫も予想を上回る取り崩しとなったことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に、大幅続伸し、中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.17ドル高の1バレル111.45ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安が進行したこと、原油相場高によるインフレ懸念などを追い風に買いが優勢となり、一時1506.50ドルの取引時間中の史上最高値を付けた。その後は、利食い売りが優勢となり、上げ幅を縮小したものの、中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.80ドル高の1オンス1,498.90ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年4月20日のマーケット予想

株:NYダウ反発
19日の米株式市場は、米3月住宅着工件数が54.9万戸、米3月住宅着工許可件数が59.4万戸と市場予想を上回る内容だったこと、ジョンソン・エンド・ジョンソンや鉄鋼大手スティールなどの企業決算が良好な結果となったことなどを背景に買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比65.16ドル高の12,266.75ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が堅調だったことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,500円となっており、市場の予想レンジとしては9,400円−9,600円となっている。
 
為替:ドルが下落
19日の外国為替市場では、米長期金利が3.36%と3週間ぶりの低水準となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は82円台半ば、ユーロドルは1.43ドル台前半となっている。
本日は、米3月中古住宅販売件数(予想:500万戸)の発表が予定されているものの、市場では週末のイースター休暇と来週のFOMCを控える中で、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.00−83.20円となっている。

商品:NY金続伸
19日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことに加えて、アフリカ主要産油国であるナイジェリアで、大統領選で現職のジョナサン大統領が当選したものの、それに抗議するデモ隊と軍との衝突が発生したことなどを背景に、反発する展開となった。中心限月の5月限の終値は、前営業日比1.03ドル高の1バレル108.15ドルで引けた。
NY金先物取引でも、前日に引き続き米国の財政赤字や欧州の債務問題などを背景に安全資産としての金に買いが入り、一時1オンス1,500ドルの大台を突破した。その後は、利食い売りが優勢となったものの、5日続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比2.20ドル高の1オンス1,495.10ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年4月19日のマーケット予想

株:NYダウ反落
18日の米株式市場は、米格付け会社S&Pが米国債の長期信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことや、ギリシャ政府がEUなどに債務再編を要請したと一部で報じられるなど、欧州や米国のソブリン債をめぐる懸念が強まる中で、投資家のリスク回避の姿勢が強まり、NYダウが一時240ドル超の下げを記録するなど、米株式市場は急落する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比140.24ドル安の12,201.59ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が軟調となり、為替市場でも円高基調で推移していることなどが、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,490円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,600円となっている。
 
為替:ユーロが下落
18日の外国為替市場では、ギリシャ政府がIMFとEUに対して、債務再編を要請したとの一部報道や、フィンランドで反EUを掲げ、金融支援計画に反対する政党が躍進するなど、支援に対する反対機運が強まっていることなどを背景に、ユーロがドルなどに対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は82円台半ば、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、RBA理事会議事録の公表が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、米3月住宅着工件数(予想:52.5万戸)、米3月住宅着工許可件数(予想:54.0万戸)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.00−83.00円となっている。

商品:NY金続伸
18日のNY原油先物取引は、サウジアラビアが石油の供給過剰を理由に3月時点で日量80万バレルの減産に踏み切ったと明らかにしたことを受けて、価格高騰を背景に需要が鈍化したのではないかとの見方が広がったこと、為替市場でユーロがドルに対して大幅に下落したことなどを背景に、売りが優勢となり、中心限月の5月限の終値は、前営業日比2.54ドル安の1バレル107.12ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米格付会社S&Pが米国債の長期信用格付け見通しを引き下げたことを受けて、安全資産としての金に資金が流入し、史上最高値を更新して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比6.90ドル高の1オンス1,492.90ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年4月15日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
14日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が41.2万件と前週から2.7万件増加したこと、ゴールドマン・サックスが金融危機時の対応を巡って、規制当局が捜査に踏み切るとの懸念が高まったことから、金融株などは下落した。ただ、企業決算への期待感が相場を下支えしたことから、コカコーラなどに買いが入り、ナスダックはマイナスとなったものの、NYダウとS&Pは続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比14.16ドル高の12,285.16ドルで引けた。
本日の東京市場では、前日取引終了後に発表されたグーグルの決算が市場予想を下回り、時間外取引で急落していることなどが、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。また、中国の経済指標の動向にも注目が集まっている。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,620円となっており、市場の予想レンジとしては9,500円−9,700円となっている。

為替:ドルが下落
14日の外国為替市場では、米国の経済指標の悪化を受けて、ドルが主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は83円台半ば、ユーロドルは1.44ドル台後半となっている。
本日は、米3月消費者物価指数(予想:前月比+0.5%)、4月NY州製造業景気指数(予想:16.65)、米4月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:68.3)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.80−84.00円となっている。
 
商品:NY原油続伸
14日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、続伸して引けた。中心限月の5月限の終値は、前営業日比1.00ドル高の1バレル108.11ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安が進行したことに加えて、米3月卸売物価指数が前月比+0.7%と引き続き高水準だったことから、インフレヘッジとして金を買う動きが強まり、大幅続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比16.80ドル高の1オンス1,472.40ドルで引けた。      

                                                                                          

2011年4月14日のマーケット予想

株:NYダウ反発
13日の米株式市場は、米金融大手JPモルガン・チェースが発表した第1四半期決算の内容が市場予想を上回ったこと、3月米小売売上高が前月比+0.4%と9ヶ月連続プラスとなったことを好感し、上昇して始まった。ただ、その後は、オバマ大統領がブッシュ減税の廃止など緊縮財政案を発表したことなどが嫌気され、徐々に値を削る展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比7.41ドル高の12,270.99ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は反発しているものの、シカゴ先物市場の日経平均先物が9,580円と、前日終値の日経平均株価の水準を下回っていることなどが、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。市場の予想レンジとしては9,450円−9,700円となっている。

為替:ドルが上昇
13日の外国為替市場では、オバマ大統領が12年以内に4兆ドルの財政赤字削減を目指すために、ブッシュ減税の廃止など緊縮財政案を発表したことを好感し、ドルがユーロなどに対して上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は83円台後半、ユーロドルは1.44ドル台半ばとなっている。
本日は、週間新規失業保険申請件数(予想:38.0万件)、米3月生産者物価指数(予想:前月比+1.1%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては83.20−84.20円となっている。

商品:NY原油反発
13日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、原油在庫は前週比160万バレルの増加となったものの、ガソリン在庫が前週比700万バレル減と市場予想を大幅に上回る取り崩しとなったことなどを材料に反発し、中心限月の5月限の終値は、前営業日比0.86ドル高の1バレル107.11ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油価格が反発したことなどを背景に、買いが優勢となり、中心限月の6月限の終値は、前営業日比2.00ドル高の1オンス1,455.60ドルで引けた。