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3月8日のポイント

  このところの浮かれ気分がすっかり吹き飛んでしまいました。要は、麻薬が切れたら、正常に動けない相場だということです。しかも、麻薬が切れた時点で暴落してくれればいいのですが、それもしない。一部の人たちの思惑、タイミングで上下する相場が復活です。バレンタインデー以降、この1カ月間は夢のような時間でした。
  よくよく考えてみれば当たり前なんですけどね。追加緩和やら為替介入やら、経済指標を改ざんして、ここまで無理くり上昇させてきたわけで、その効果が切れたらこうなります。
  普通に考えたら、9550を付けた時点でゲームオーバーなんですが、まだ決着が着いたわけではありません。もしかすると1万円にトライする場面もあるかもしれないということです。ドル・円は、85円レベルまで戻せるかどうかですよね。現時点ではそうした可能性を考慮しつつも、逆の可能性も覚悟しておかなければなりません。
  こういう局面で、日中の値動きをつぶさに観察すればいろいろ見えてきますね。終値は高めにしてきましたが、その前に9550にしつこくからんでいます。普通に考えれば、下落局面であることが濃厚ということです。
  こういう細かい動きを把握できないと、継続的に結果を出せるトレーダーになることはまず無理でしょうね。よほどのばくちの才能でもない限りは。そもそも「9550」がポイントであることを見抜けるか、見抜けるかどうかで実力が決まってしまいますが。見抜けないなら、細かい値動きを狙ったトレードには向いていないと自覚したほうがいいでしょうね。
  と言いつつ、一昨日のロスカットが心の傷になっています。薄々はやばいなと思いつつも、詰めが甘かったですね。

凶×2

  おみくじとか占いの類いは、なるべく良いときだけ信じるようにしています。悪い結果が出たときは、「慎重に行動をするように」という、何かのお告げだと単純に割り切ります。
  テレビ朝日の「お願いランキング」では、毎日、その日の運勢を振り返る「答えあわせうらないい」をやっていますが、あれは面白いですね。ぴたりと当たっている日もあれば、全く外れている日もあります。占いなんて所詮はその程度なんだなと気付かせてくれる、いいきっかけですね。
  そんな風に思っていたのですが、先日、浅草の浅草寺でおみくじを引いて「凶」だったので、かなりへこみました。というのも、私は浅草寺で「大吉」しか引いたことがありませんでしたから。
  しかも、正月に自宅近所の毎年初詣に訪れる神社で引いたおみくじも「凶」だったのです。私はこの神社で以前、凶を引いたときに、腕を骨折したことがあります。あまり気にしないつもりですが、何となく嫌なものが頭の片隅に残っていました。
  リベンジをと思って、験担ぎに浅草寺でおみくじを引いたのですが、リベンジどころか見事に返り討ちに合ってしまいました。さすがに立て続けに2回も凶を引くと、嫌ですね。「小吉」とか「末吉」とか中途半端なものがたくさんある中で、凶を連続2回ですよ。ある意味、すごいですよね。もしかすると何か持っているのかもしれません。
  年初から強調しているように今年2012年は、激動が予想される年なので、できる限り、平穏に過ごしたい、という思いがあります。このような年に凶ばかり引くのは、やはり予想通りに何かが起きる可能性が高いということでしょうか? それともそれとは別に身に危険があるから自重せよというお告げなのでしょうか?
  私の場合、朝のフジテレビの「めざましうらない」を見ると、必ずといっていいほど、悪い運勢とめぐり合わせるというジンクスもあり、じゃあ実際にひどいことばかり起こったかというと必ずしもそうでもなく、今回も、その程度かなと思っていたりもします。
  本当に運気が落ちているときは、負のスパイラルに陥りますからね。悪運が悪運を呼び、やることなすことうまくいかなくなり、完全に自信を喪失してしまいます。
  さすがに目に見えて悪運に見舞われているとは思えず、むしろ、最近よくお話ししている通り、昨年来、大掃除、身辺のリストラを進めて身軽になり、徐々に英気も養われています。かかりつけの医師の処方する漢方薬で非常にシャープな状態ですし、たまたま受けた区の歯科検診で虫歯が見つかり、治療と歯石除去などで口腔内の清潔も回復されつつあります。
  唯一気掛かりは、トレードがねぇ。年初来、日経先物もドル・円も、すっきりできるトレードができません。でもこればかりは何とかしようにも、相場が動いてくれない限り、自分ではいかんともしようがありません。唯一できることと言えば、地道に相場分析をし、チャンスを逃さないことですかね。
  今のところ、身の回りに、凶を2回も引くような、悪い事情は見当たらないのですが、ある時期にいろんなことが押し寄せてくるのでしょうか? 今のところは、可能な限り、起こり得るリスクはヘッジしているつもりですが、思わぬ落とし穴があるのかもしれません。
  あまり細かく考えすぎると、逆にそれこそ、マイナス思考に完全に取りつかれてしまい、行動にも影響しそうなので、「なるようになるさ」と割り切って、乗り越えていきたいと思っています。
  しかし、もう一度、どこかでおみくじを引いて、連敗を止めたいのですが、きっかけがないので困っています。3度目の凶を引くよりはましか(笑)。

3月7日のポイント

  9550到達後の動きに注目しています。9550より下に沈み込まなかったので、まだ上下の決着がついたかは不明。いつまで下落局面が続くかというところがポイントです。本格下落の始まりか、それともSQ前の駆け引き的な動きなのかというところを読み解いていかなければなりません。
  ロングでもショートでも、さくさくと動いてほしいものです。とにかく、答えが出るまで待つスタンスが無難。

ニュートラル

  6日午後5時現在、まだポイントの9550に触っていませんが、時間の問題のような様相です。ここ1カ月近く、上目線でしたが、いったんニュートラルに戻しましょう。
  半面、昨日、本日の日中の動きから、相当上値に未練があるようなので、体勢を立て直してから、高値をトライする可能性は残っていると思います。
  今までとは違う局面が来るのかと思っていましたが、ここで崩れるのならば、基本的には何も変わっていないということなのでしょう(実際欧州の問題を考えるとそうですが)。
  ちょっと頭を冷やして、何が起きようとしているのか、冷めた目で観察したいと思います。

進化論

  進化論で知られるダーウィンは、生物が生き残る条件として、「変化に適応できること」を挙げています。ダーウィンの学説が正しいかどうかは、私には判断しかねますが、変化に適応できない者が衰退、滅亡していくことは、長年経済をウォッチしていれば、経験則として理解できます。
  テレビや新聞では年初に国内の大企業のトップやエコノミスト、アナリストなんかに今年1年を予想してもらい、特集していますが、総じて「バラ色」ですよね。「欧米の景気回復」という蜃気楼のようなものを信じているようです。もちろん、中には「日経平均7000円割れ」みたいなやや辛めの予想をする人もいますが、所詮はその程度です。
  表面上、明るい予想をしつつ、本音では「欧米相当やばいよ」と思っている人もいることにはいるのでしょうが、基本的には、そこまで深刻に考えている人はそんなにはいないでしょう。
  欧米の問題を突き詰めて考えると、結局、欧米が世界をしてきたことの矛盾に突き当たるわけで、今なお、欧米中心に世界が回っていると考えている人たちが主流派である限り、この問題について本気で向き合うことは“タブー”にほかなりません。
  タブーに触れることは世界秩序に対して、反逆することを意味し、タブーを設けることで、欧米による世界支配がかろうじて続いているのです。
  日本の財界人や知識人は、タブーであることすら分かっていないんでしょうね。あまりにも従順になりすぎてしまい、現在の状況に何の疑問も持たない人がほとんどでしょう。新年の経済団体の互礼会なんかのニュースを見ていても、この期に及んでも平和ボケしているというか、まぬけ面を下げています。
  陰謀論者とか面倒くさい人たちもいますけど、個人投資家は厳しい相場環境に直面しているので、割と冷静かつ客観的に物事を見ていますよね。
  年賀状でもそうですが、世間一般の人に「世界恐慌が起きる」と言っても、真に受け止めてもらえないし、逆に変人扱いされてしまいます。タブーにまともに向き合う人間に対する世の中の反応なんてそんなものです。
  ただ、「金融恐慌」や「欧米の没落」が冗談ではなく、目の前に迫っているということは、この半年の金融市場の動向をみてもわかりますね。なぜ日経平均は安値圏に低迷するか、ドル、ユーロに対して円高が続くか、ということをつきつめて考えれば分かることです。
  世間の人にはなかなか信じてもらえませんが、真実を知っている分、私たちにはアドバンテージがあるということです。何としてもうまく活用したいものですね。単に金融恐慌を予想するだけなら誰でもできますが、それをチャンスに結び付けられないなら無意味です。だから変化に的確に対応する力が求められますね。
  陰謀論者の人たちが頭が悪いと思うのは、欧米が破綻状態であるという認識では、タブーに向き合っている個人投資家と一緒なわけで、同じようなスタートラインに立っているわけですが、そこから自分が生き残るためにどうすればいいのか、混乱に乗じてひと儲けできないか、せめて資産へのダメージを減らして恐慌後に何かを始める原資にできないか、と考えるべきなのを、訳のわからない聖書の難解な言葉を持ってきて講釈をたれたり、うじうじとマイナス思考のスパイラルにはまっているところですよね。
  前にもお話ししましたが、東日本大震災なんて陰謀論者の絶好のネタでしたよね。「地震兵器がどうの」とまさにお祭りだったことでしょう。でも、陰謀論者の言うとおりの事態になったとしても、災厄に巻き込まれた人は生きていかなければならないのです。今日のご飯をどうするか、明日以降、どうやって食いつないでいくか、という問題は切実です。
  今までは安全地帯にいて危機をあおってきただけの輩が、自分の身にふりかかった場合、どうするのか? そういう想像力がないところがバカですよね。
  金融恐慌が起きて、世界経済が大混乱に陥っても、生きていかなければならないのです。そして、その後の経済状況は一変しているでしょう。だから、生き延びるには、いち早く新しい状況に対応していかなければならないのです。
  未来の予想がある程度できているのだから、あとはそれぞれの判断で、世間の人より先回りできるアドバンテージを生かして、有効な手を打っていく必要があります。