2011年2月25日のマーケット予想

株:NYダウ続落
24日の米株式市場は、前日に引き続き原油価格が上昇基調となり、世界の景気先行きに対する懸念が強まったことから、売りが優勢となり、一時NYダウが12,000ドルの大台を割り込むなど、軟調に推移した。ただ、同日発表された週間新規失業保険申請件数が39.1万件と市場予想を上回る良好な内容だったこと、原油価格が下落に転じたことなどから、急速に買い戻しが入り、ナスダックはプラス圏に浮上し、NYダウとS&Pも安値から値を戻す展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比37.28ドル安の12,068.50ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場は下落していること、シカゴ先物市場の日経平均先物は10,425円と、前日の終値を下回っていることなどから、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。市場の予想レンジとしては10,350円−10,550円となっている。

為替:スイスフランと円が上昇
24日の外国為替市場では、リビアなどの中東・アフリカの政情不安が続く中で、安全資産といわれる円とスイスフランが引き続き買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台後半、ユーロドルは1.37ドル台後半となっている。
本日についても、リビアなどの中東・アフリカ情勢の行方に引き続き注目が集まっており、その動向には注意する必要がある。経済指標の発表では、米第4四半期GDP改定値(予想:前期比年率+3.3%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.00−82.50円となっている。
 
商品:NY金続伸
24日のNY原油先物取引は、リビアの石油会社の操業停止や生産縮小が相次いで報じられたことを受けて買いが膨らみ、一時1バレル103.41ドルまで上昇した。しかし、サウジアラビアがリビアの供給減少分を補うために石油各社と協議を進めていると報じられたことから、供給不安が後退し、反落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前日比0.82ドル安の1バレル97.28ドルで引けた。
NY金先物取引では、中東・アフリカ情勢の地政学的リスクが高まる中で、引き続き買いが優勢となった。ただ、NY原油が反落するなど、石油高騰に対する懸念がやや緩和したことから、上値は重い展開となり、中心限月の4月限の終値は、前営業日比1.80ドル高の1オンス1,415.80ドルで引けた。