株:NYダウ反発
16日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が34.8万件、米1月住宅着工件数が69.9万戸となり、いずれも市場予想を上回る良好な内容だったことに加えて、ギリシャ政府筋が、20日のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が承認されるとの期待感が広がったことなどを好感し、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比123.13ドル高の12,904.08ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,370円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,300円−9,450円となっている。
為替:ユーロが上昇
16日の外国為替市場では、ギリシャ政府報道官が、20日のユーロ圏財務相会合で民間債権者との債務交換開始が承認されるとの見方を示したことや、米経済指標の改善などを受けて、リスク資産への投資が活発化し、ユーロや豪ドルなどの資源国通貨が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台後半、ユーロドルは1.31ドル台前半となっている。
本日は、米1月消費者物価指数(予想:前月比+0.3%)、米1月景気先行指数(予想:前月比+0.5%)などの経済指標の発表が予想されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.30−79.30円となっている。
商品:NY原油続伸
16日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、米経済指標の改善などを好感し、買いが優勢となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.51ドル高の1バレル102.31ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場の上昇などに連れて、続伸となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比0.30ドル高の1オンス1,728.40ドルで引けた。