2012年2月8日のマーケット予想

株:NYダウ反発
7日の米株式市場は、ギリシャ政府が1300億ユーロの第2次支援の受け入れをめぐり、同政府が連立与党に提示する合意文書を準備していると報道されたことをきっかけに、ギリシャの債務問題打開への期待感が膨らみ、買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比33.07ドル高の12,878.20ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,940円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,900円−9,00円となっている。

為替:ユーロが上昇
7日の外国為替市場では、ギリシャへの支援が合意されるとの期待感が広がる中で、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.32ドル台半ばとなっている。
本日は、取引材料に欠ける一日となっているものの、引き続きギリシャの債務問題の動向には注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:NY原油反発
7日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安が進行したことや、カナダのアルバータ州北部にあるオイルサンドプラントが予定外の改修工事のため操業を停止したことなどを背景に、買いが優勢となり、反発して引けた。中心限月の3月限の終値は、前営業日比1.50ドル高の1バレル98.41ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安が進行したことや、原油相場の上昇に連れて、反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比23.50ドル高の1オンス1,748.40ドルで引けた。