株:NYダウ反落
27日の米株式市場は、3月米消費者信頼感指数が70.2と前月から下落したことや、前日の急騰を受けた利益確定の売りに押されて、3日ぶりに反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比43.90ドル安の13,197.73ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,130円となっており、株式市場の予想レンジとしては10,100円−10,250円となっている。
為替:ドルの買い戻し
27日の外国為替市場では、1月S&Pケース・シラー住宅価格指数が前月比変わらずと、低下に歯止めがかかったことなどを受けて、ドルが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は83円台前半、ユーロドルは1.33ドル台前半となっている。
本日は、独3月消費者物価指数(予想:前月比+0.4%)、米2月耐久財受注(予想:前月比+2.9%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.70−83.50円となっている。
商品:NY原油続伸
27日のNY原油先物取引は、南北スーダンの交戦で南スーダンの油田地帯が攻撃されているとの報道や、前日のFRBバーナンキ議長の発言などが買い材料となり、上昇して始まった。ただ、米政府高官が戦略石油備蓄の放出を検討しているとの報道が嫌気され、上値は限定的となった。中心限月の5月限の終値は、前営業日比0.30ドル高の1バレル107.33ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日のFRBバーナンキ議長の発言などが引き続き買い材料となり、一時1,696.90ドルを付けた。ただ、その後は、オプションの権利行使期限を前に売りが優勢となり、マイナス圏に沈んだ。中心限月の4月限の終値は、前営業日比0.70ドル安の1オンス1,684.90ドで引けた。