株:米株式市場横ばい
2日の米株式市場は、注目される経済指標の発表がないなど、取引材料が乏しい中で、動意に乏しい展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比2.73ドル安の12,977.57ドルで引けた。
本日の東京市場では、為替市場で円安基調が継続しており、輸出関連株などにとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,810円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,750円−9,850円となっている。
為替:ユーロが下落
2日の外国為替市場では、スペインが2012年の財政赤字目標を対GDP比でEUと合意した4.4%より緩い5.8%に設定したことが明らかになったことが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台後半、ユーロドルは1.32ドル近辺となっている。
本日は、ユーロ圏1月小売売上高(予想:前月比変わらず)、米2月ISM非製造業景気指数(予想:56.9)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.20−82.00円となっている。
商品:NY原油反落
2日のNY原油先物取引は、前日報道されたサウジアラビアのパイプライン爆発事故について、サウジアラビア政府が否定したことを受けて、前日急騰した反動から売りが膨らみ、急反落となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比2.14ドル安の1バレル106.70ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比12.40ドル安の1オンス1,709.80ドルで引けた。