2012年7月25日のマーケット予想

株:NYダウ続落
24日の米株式市場は、貨物輸送大手UPSの4-6月期決算が低調な内容だったことや、シスコシステムズが1,300人の人員削減を計画していることが明らかになるなど、米国の景気先行きに対する懸念が強まった。さらに、スペインの10年債利回りが前日に引き続きユーロ導入後の最高水準を更新したことや、EU当局者が、ギリシャが追加の債務再編が必要になるとの見方を示したことなどが嫌気され、続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比104.14ドル安の12,617.32ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,390円となっており、株式市場の予想レンジは、8,300円−8,450円となっている。

為替:ユーロが下落
24日の外国為替市場では、ドイツの7月製造業購買担当者景気指数が43.3と約3年ぶりの低水準に落ち込んだことや、格付け会社ムーディーズがドイツ国債の格付け見通しを引き下げるなど、欧州の信用不安が強まる中で、ユーロが引き続き下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.20ドル台半ばとなっている。
本日は、独7月IFO景況感指数(予想:105.3)、米新築住宅販売件数(予想:36.9万件)などの経済指標の発表が予定されている。また、欧州圏の債務問題に対する動向に引き続き注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.60−78.50円となっている。

商品:NY原油反発
24日のNY原油先物取引は、中国の7月HSBC製造業購買担当者景況指数が49.5と前月に48.2から改善したことを受けて、同国の需要拡大期待が広がり、上昇して始まった。しかし、欧州圏の債務問題や米国の景気先行きに対する懸念が強まる中で、上値は限定的となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.36ドル高の1バレル88.50ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、原油相場の上昇に連れて、上昇する場面があったものの、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことが嫌気され、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.20ドル安の1オンス1,576.20ドルで引けた。