2012年7月9日のマーケット予想

株:NYダウ続落
6日の米株式市場は、6月米雇用統計で、失業率が8.2%、非農業部門雇用者数が+8.0万人となり、市場予想を下回ったことが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比124.20ドル安の12,772.47ドルで引けた。
本日の東京市場では、 米株式市場が下落しており、株式市場とってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は8,995円となっており、株式市場の予想レンジは、8,900円−9,050円となっている。

為替:ユーロが下落
6日の外国為替市場では、低調な米雇用統計を受けて、リスク回避の動きが広がり、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台半ば、ユーロドルは1.22ドル台後半となっている。
本日は、中国で6月消費者物価指数(予想:前月比+3.0%)などの経済指標の発表が予定されている。また、欧州時間にはユーロ圏財務相会合が開催される。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.20−79.80円となっている。

商品:NY原油続落
6日のNY原油先物取引は、IMFのラガルド専務理事が、世界経済見通しについて下方修正に傾くとの見方を示したことを受けて、今後のエネルギー需要に対する懸念が高まったことや、低調な米雇用統計などが嫌気され、大幅続落となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.77ドル安の1バレル84.45ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場の下落に連れた売り入ったことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、大幅続落となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比30.50ドル安の1オンス1,578.90ドルで引けた。