なぜトレードをするのか?

  投資というのは自分の頭で考えて、考え抜いて勝ちパターンを確立し、確信の持てるところでエントリーする必要があります。数年前までは値幅に余裕があったので、ある程度、苦しいエントリーでも、うまく値が動けばミスを帳消しにできましたけれど、最近は、シビアでわずかな判断ミスが、命取りになりかねません。
  一応、このブログではエントリーポイントのヒントみたいなものを示せればと思っています。私自身、投資顧問でないし、私自身が満を持してエントリーできるポイントがそうめったにはないので、確実に「こうだからこうなる」みたいなことは言えませんが、ある程度根拠がそろえば、ちょっとだけお教えできるかなという程度ですかね。
  別に法律を犯してまで投資指南をする気はないし、皆さんからお金をもらっているわけでもないので、そうする義理もないわけで、自分自身に対する注意喚起や備忘録的なものも含めて、趣味でやっているわけです。そこを理解してくださいね。あくまでも売買は個人の判断です。
  昨日ご案内の通り、「(先週金曜日の)8740はガチで買ったのではないでしょうか?」みたいな、頭の悪いコメントをもらうと、はっきり言って脱力ですね。だから、上に行く可能性と下に行く可能性を両方考えなければならないということを暗に言っているわけで、それなりに根拠というか、ヒントを示して、大胆に情報公開しているんだから、「あとはテメエの頭でどうするか考えろよ」って感じなんですが、ゆとり教育の弊害なの?みたいな。
  かなりの部分まで根拠示しているのに、「さらに手取り足取り教えてあげなればならないの?」という感じですね。うざいです。これからの時代、トレードにせよ、仕事にせよ、結婚して生活していくにせよ、凡人は頭を使って生きていかないと、サバイバルできないと思いますよ。よほど生まれついてギャンブルのセンスがあるとか、体力があり余って仕方がないとか、音楽、スポーツの才能があるとか、人を引き付けるトークができるとか、何らかの才能、一芸がない限り、漫然と生きていくことは許されない社会になっています。
  「なぜ、トレードをするか?」ということなんですけれど、皆さん「コツさえ覚えれば手っ取り早く稼げるから」あるいは「一発逆転を狙って」やるんでしょう? いやらしいけれど、その動機は大きいと思います。このこと自体は否定するつもりは毛頭ありません。
  家に引きこもっている人も多いんじゃないかと思いますけど、才能、才覚のない人間には、トレードが最後に残された道であることは間違いないでしょう。そのことは素直に認めるべきでしょうね。そもそも引きこもっていること自体「負け組」であって、ひっくり返そうと思ったら、かなりの努力が必要なわけです。社会で働いている人が本気でトレード始めたら、引きこもりの人よりも、もともと基礎能力は高いでしょうから、成績はいいでしょうしね。
  それにトレードは、よほどギャンブル運、勝負運が強い人じゃないと、長続きしないと思うし、そんな甘いものではない。これだって、一種の頭脳戦ですからね。例えば、同じく頭を使う麻雀は限られた数のパイをやりとりするだけなので、閉鎖的な世界で、ある程度予測がつく世界ですが、トレードの世界は、バーチャルに近いのですが、間接的にではあっても現実の世界を相手にしているわけで、常に何が起きるか、予想がつきません。
  そんな中で、安全に稼げるポイントを探すなんて、至難の業で、そんな虫のいい話があるのだろうかと、思ってしまうわけですが、それでもごくまれにではありますが、あるにはあるんです。その代わり、よほど感覚を研ぎ澄ませないといけないし、経験の積み重ねも必要だし、経済の知識も身に付けておかねばならないし、勝負勘とか空気を読む力も不可欠ですね。
  私も本格的にトレードを始めて、10年にも満たないですが、いろんなトレーダーが出てきて消えていくのを見てきました。才能や才覚のない人は99パーセント撤退しています。しかも、暴落よりも踏み上げで逝ってしまう人が多いですね。
  才能や才覚がなければどうすればいいのか? 人一倍努力、研究、研鑽するしかないですよね。それができないなら撤退したほうがいいです。今なら投資資金を失わないうちに金でも買っておいた方がよほどいいのではないかと思いますよね。
  人それぞれスタイルはあるし、いろんな成功はあると思いますが、ここから先、もっともっと厳しい環境になるだろうし、中途半端ならやめておいた方がいいということです。