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2012年7月26日のマーケット予想

株:NYダウ反発
25日の米株式市場は、建設機械大手キャタピラーの4-6月期決算で純利益が大幅に増加し、通期の利益見通しを上方修正したことや、航空機大手ボーイングの企業決算も市場予想を上回る内容だったことを好感し、上昇して始まった。ただ、米6月新築住宅販売件数が35.0万戸と前月から大幅な減少となったことや、アップルの企業決算が市場予想を下回ったことなどが相場の重しとなり、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比58.73ドル高の12,676.05ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が反発しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,410円となっており、株式市場の予想レンジは、8,300円−8,450円となっている。

為替:ユーロが上昇
25日の外国為替市場では、ノボニーオーストリア中銀総裁が、欧州安定機構(ESM)に銀行免許を付与することについて肯定的な姿勢を示したことなどを背景にユーロが上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.21ドル台半ばとなっている。
本日は、イタリア国債の入札が行われる予定となっており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、米6月耐久財受注(予想:前月比+0.3%)、週間新規失業保険申請件数(予想:38.0万件)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.60−78.40円となっている。

商品:NY原油続伸
25日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比270万バレル増、ガソリン在庫が410万バレル増と市場予想を上回る積み増しとなったことが嫌気され、一時86.84ドルを付けた。ただ、その後は、米株式市場が反発したことや、為替市場でユーロが上昇したことなどを好感し、切り返す展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.47ドル高の1バレル88.97ドルで引けた。
NY金先物取引では、来週もしくは9月に行われるFOMCでFRBが新たな景気刺激策を講じる可能性があると米紙が報じたことや、為替市場でユーロ高・ドル安が進行したことなどを好感し、大幅反発して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比31.90ドル高の1オンス1,608.10ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月25日のマーケット予想

株:NYダウ続落
24日の米株式市場は、貨物輸送大手UPSの4-6月期決算が低調な内容だったことや、シスコシステムズが1,300人の人員削減を計画していることが明らかになるなど、米国の景気先行きに対する懸念が強まった。さらに、スペインの10年債利回りが前日に引き続きユーロ導入後の最高水準を更新したことや、EU当局者が、ギリシャが追加の債務再編が必要になるとの見方を示したことなどが嫌気され、続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比104.14ドル安の12,617.32ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,390円となっており、株式市場の予想レンジは、8,300円−8,450円となっている。

為替:ユーロが下落
24日の外国為替市場では、ドイツの7月製造業購買担当者景気指数が43.3と約3年ぶりの低水準に落ち込んだことや、格付け会社ムーディーズがドイツ国債の格付け見通しを引き下げるなど、欧州の信用不安が強まる中で、ユーロが引き続き下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.20ドル台半ばとなっている。
本日は、独7月IFO景況感指数(予想:105.3)、米新築住宅販売件数(予想:36.9万件)などの経済指標の発表が予定されている。また、欧州圏の債務問題に対する動向に引き続き注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.60−78.50円となっている。

商品:NY原油反発
24日のNY原油先物取引は、中国の7月HSBC製造業購買担当者景況指数が49.5と前月に48.2から改善したことを受けて、同国の需要拡大期待が広がり、上昇して始まった。しかし、欧州圏の債務問題や米国の景気先行きに対する懸念が強まる中で、上値は限定的となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.36ドル高の1バレル88.50ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、原油相場の上昇に連れて、上昇する場面があったものの、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことが嫌気され、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.20ドル安の1オンス1,576.20ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月24日のマーケット予想

株:NYダウ続落
23日の米株式市場は、スペインの第2四半期GDPが前期比-0.4%減と3四半期連続のマイナス成長となったことや、バレンシア州に続いて最大6つの州政府が中央政府に対して財政支援を要請する可能性があるとの報道をきっかけに、同国の10年物国債利回りが一時7.5%台に上昇したことが嫌気され、NYダウは一時前日比200ドルを超える下落となった。しかし、その後、スペインとイタリア当局が、金融株の空売り禁止を発動したことや、IMFがギリシャの財政再建を支援するとの考えを示したことなどを背景に下げ幅を縮小する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比101.11ドル安の12,721.46ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,465円となっており、株式市場の予想レンジは、8,400円−8,550円となっている。

為替:ユーロが下落
23日の外国為替市場では、スペインの信用不安が強まる中で、ユーロが引き続き下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.21ドル台前半となっている。
本日も、注目される取引材料がほとんどないものの、欧州圏の債務問題に対する動向に引き続き注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.70円となっている。

商品:NY原油続落
23日のNY原油先物取引は、欧州の債務問題に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、大幅続落となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.69ドル安の1バレル88.14ドルで引けた。
NY金先物取引では、株式市場や原油相場の急落に連れて、下落して始まり、一時1,562.00ドルを付けた。ただ、その後は、IMFがギリシャの財政再建を支援するとの報道などをきっかけに下げ幅を縮小する展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比5.40ドル安の1オンス1,577.40ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月23日のマーケット予想

株:NYダウ反落
20日の米株式市場は、スペイン政府が2013年の成長率予想を-0.5%に下方修正したことや、同国バレンシア州が中央政府に対して金融支援を要請したことを受けて、同国の10年債利回りが過去最高を更新したことなどが嫌気され、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比120.79ドル安の12,822.57ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,610円となっており、株式市場の予想レンジは、8,550円−8,700円となっている。

為替:ユーロが下落
20日の外国為替市場では、スペインの信用不安が強まる中で、ユーロ円が約11年ぶりに95円台を付けるなど、ユーロが主要通貨に対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.21ドル台半ばとなっている。
本日は、注目される取引材料がほとんどないものの、欧州圏の債務問題に対する動向に注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。

商品:NY原油反落
20日のNY原油先物取引は、欧州の債務問題に対する懸念が強まったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.22ドル安の1バレル91.44ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高の進行などが嫌気され、下落して始まった。しかし、ロシア中央銀行が金準備を6.2トン積み増したと発表したことや、干ばつに伴う穀物相場の高騰を眺めたインフレヘッジとしての買いが入り、切り返す展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.40ドル高の1オンス1,582.80ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月20日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
19日の米株式市場は、電子商取引大手イーベイや、IBMなどの企業決算が堅調だったことなどを好感し、上昇して始まった。ただ、米6月中古住宅販売件数が437万戸、7月フィラデルフィア連銀景況指数が-16.6と市場予想を下回ったことが嫌気され、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比34.66ドル高の12,943.36ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、為替市場で円高が進行しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,800円となっており、株式市場の予想レンジは、8,750円−8,850円となっている。

為替:円が上昇
19日の外国為替市場では、ジョイフレ独財務相が、スペインの金融問題は、解決には程遠いこと、スペインの銀行向け支援は同国政府が責任を負うべきと発言したことが嫌気され、ユーロが下落した。さらに、米国の経済指標が低調だったことを受けて、リスク回避の動きが強まり、安全資産といわれる円が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.22ドル台後半となっている。
本日は、注目される取引材料がほとんどなく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.50−79.00円となっている。

商品:NY原油続伸
19日のNY原油先物取引は、内戦状態に陥っているシリアで、爆弾テロでラジハ国防相が死亡したことや、ブルガリアで、イスラエル人を標的としたとみられるバス爆破事件が発生するなど、中東の地政学的リスクが高まったことなどを背景に買いが優勢となり、7日続伸となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.79ドル高の1バレル92.66ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油相場の上昇に連れた買いが入り、4日ぶりに反発して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比9.60ドル高の1オンス1,580.40ドルで引けた。