カテゴリー別アーカイブ: 日経225ニュース

日経225先物に特化したニュース・情報です。

11月4日のポイント

  本日は文化の日で株式、債券市場は休場。東京は曇り空ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。FOMCに何を期待しているのか分かりませんが、意味もなくダウは上昇してしまいました。つれ高したシカゴ終値は8715。ドル・円は78円を死守(大爆笑)しています。
  今晩はすべての金融マーケットはFOMCの後始末モードとなります。暴落でいいと思うんですけどね。イベントのたびに無理に上昇させるのはもうやめにしてほしい。欧州も米国もゲームオーバーですよ。もはや。
  ギリシャをダシにして何かをしようともくろむ人たちもいます。一見、無秩序でコントロール不能のように見えて、肝心なところでは、まともな動きをしているので、何か思惑があるのでしょう。為替介入もその一環で、その直後にギリシャ問題をクローズアップさせたのも意味深です。
  欧米は金融でも発言力を増す中国の形を変えた“植民地”になるでしょうね。日本も追随すればいい。つまらないドル買い介入などせずに、暴落したところを買いあさればいいのです。
  乗れそうなところを見つけるのが難しいのですが、乗れるところで乗るそれしかありません。基本的には傍観が無難。自分の勝ちパターンで勝負する以外になく、浮利を追うと逆にけがをします。

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食欲の秋~北海道グルメ紀行① 塩ホルモン

  北海道旅行から戻って一段落したので、先日予告した通り、今回の旅で訪れた、グルメスポットを紹介したいと思います。いつもはラーメン店の訪問記を書いていますが、おいしいと思う店をご紹介するとともに、後々のために記録として残しておきたいという動機からです。
  心の底から楽しいと思える旅行だったのですが、少し気がかりだったのは、リーマン・ショック後の不景気に加えて、東日本大震災で外国人観光客が日本を敬遠したり、自粛ムードなどもあって、全体的に活気が失われていたことです。おそらく、日本の多くの地方が同じような状況でしょう。
  今回、北海道のグルメ紀行として紹介するのは、少しでも多くの人に関心を持ってもらい、それが地域の活性化につながれば、いいなと思ったからです。勝ち組トレーダーの方も多いでしょうから、ぜひ利益の有効活用の一つとして、北海道をはじめ、日本各地を訪れ、おいしいものを食べ、素晴らしい景色を楽しみ、心身ともにリフレッシュすることもご一考いただければと思います。




  さて、初日は札幌に住む、大阪から移住した友人と7年ぶりに再会することになり、ススキノで一杯やろうということになりました。私の希望で選んだのが、旭川名物の塩ホルモンの店「炭や」です。
  なぜ札幌なのに、しかも札幌の次に旭川をおとずれるのに、ここで旭川名物を選ぶのかということについては、後々ご説明したいと思います。札幌を訪れた観光客がまず頭に浮かぶのは、ジンギスカンとかカニとか、海鮮丼とか、寿司といったところでしょうか? あとは札幌ラーメンとか。
  おそらく、北海道旅行をされる方は、札幌以外にも函館とか、小樽とか、釧路とか、稚内とか、ほかの地域も訪れるケースがほとんどだと思います。海産物は札幌もおいしい店はたくさんありますが、あえて札幌で食べなくても、ほかで食べるチャンスは多いと思います。
  だからあえて札幌で海鮮という選択肢を取るよりも、肉系を選ぶのもいいのではないでしょうか? ジンギスカンはあまりにも定番なので、ちょっと目線を変えて、塩ホルモンというのも面白いと思います。
  ただ、今回に関しては、私がしばらく塩ホルモンを食べていないから、とにかく食べたいというのも塩ホルモンにした一つの理由です。


  ススキノ交差点で友人と待ち合わせ、炭やに向かいました。炭やのホームページによると、旭川が本店、札幌市内に3店あり、なんと埼玉の大宮にも支店があるそうで、灯台下暗し。全然知りませんでした。いとこが大宮にいるので、知っていたら、彼をさそって訪れていたと思いますが・・・。ちなみに盛岡にもフランチャイズ店があるようです。
  でも、北海道で食べるのがやはり一番。札幌中心部にある炭やの支店は、狸小路商店街の西の方にあります。




  事前にネットで検索でもすればよかったのですが、下調べは何もせず、直行したのですが、店は、私が知っている場所にあり、古民家風のたたずまいも変わっていませんでした。




  北海道の料理は、海鮮系なんかとくにそうなんですが、素材があまりにも新鮮でおいしすぎるので、あまり手を加えないのが特徴です。逆に料理すると逆にまずくなってしまう。シンプルかつ豪快なんです。塩ホルモンも、塩とコショウまたはガーリックパウダーをつけて、簡素な味付けで食します。
  素材がいいものは、それだけで十分なんですよね。上ホルモン、サガリ、トントロ、ナンコツといった定番ものを頼みました。あとちょっと面白いところはヒゾウですかね。
  基本的には豚モツなのですが、牛のカルビやレバー、ラム肉、鶏なんかもありますし、焼き肉店同様、キムチ、ナムル、テールスープ、クッパなどなどといった、定番のサイドメニューの面々もばっちりそろっています。
  東京の新橋あたりのホルモン店だと、最近、脂付きのホルモンなんかをよく目にしますし、健康を気にしつつ、結構やみつきになってしまうのですが、炭やのホルモンはほとんど脂が付いておらず、ヘルシーです。純粋にホルモンの食感を楽しめます。
  下味におそらく、ごま油なんかをほんの少しつけているのでしょうか、それが香ばしさと味に深みを加えています。ビールによく合い、脂付きホルモンと違って、胃もたれしないですね。
  友人と6時前に入店し、ホルモンの追加注文や、ビールからワイン、焼酎へと移行しつつ、酒を酌み交わし、なんと5時間近く滞在。それでも、上ホルモン一皿420円という安さもあって、一人5000円程度の支払いで済みました。東京だと1万円近くいくでしょうね。
  友人との話はつきなかったのですが、翌日仕事があるということで、これにて散会。私は友人で別れた後、締めでラーメンを食べに行きました。(続く)

これもまた相場

  先物は一つのアヤであった8650割れ。落としどころは見えません。当然のことながら、私は為替介入だのどうのという、面倒くさいこんな局面でショートを持っているような強心臓ではありませんので、ただただ傍観。ドル・円のショートで軽く稼いでいます。
  しかしねぇ。8500でショートして資金を吹っ飛ばした御仁はこの動きをどうみているのでしょうか。悔しいだろうな。9000円に乗せた時点で下がる可能性は織り込む必要はありましたけど、こんなに早く崩れるとは。
  相場は難しい。

11月2日のポイント

  薄情なまでに下落しましたね。8650をどうするかに注目したいところです。これを無視して下げ止まるなら、戻りを考えなければならないし、逆に割るようなら、ちょっと下値の落としどころが見えません。
  ドル・円は、78円を死守するのか? これも面倒な問題です。

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無間地獄

  日本政府、金融機関が昨日、約3カ月ぶりに実施した、為替介入は日本経済新聞によると、史上最大規模の7~8兆円と言われています。いずれ、明らかになるでしょうが、昨年9月以降、今年8月までに行われた3回の為替介入で、すでに7兆3303億円が費やされており、これらと合わせると、累計でこの1年で15兆円近くが投じられたことになります。
  
【昨年9月以降の為替介入の状況(金融当局の資料に基づく、レートの動きについては独自)】
  2010年 9月15日 82.85 → 85.94(単独、2兆1249億円)
  2011年 3月18日 79.15 → 85.52 (協調、6925億円)
        8月 4日 77.10 → 80.22 (単独、4兆5129億円)
       10月31日 75.65 → 79.53 (単独、???)

  残念ながらというか、当然のことながら、市場は下に行きたがっているのに、無理やり上昇させても、一時的には跳ね上がり、ショート筋のストップロスも巻き込んで、派手な上昇を演じるものの、長続きはしません。
  特に今年8月の介入は規模が4兆5千億円と、かなりのボリュームなのに、介入効果は1週間も持続しませんでした。
  今回は、安住淳財務相が「納得いくまで介入する」と発言し、これが一定の牽制効果になっている面もあるようですが、所詮は口先ですからね。口先介入が役に立たなかったから、結局、実力行使に踏み切らざるを得なくなったわけで、あまり真に受けるのはどうかと思います。
  ただ、先に指摘した通り、安住氏が先週、「1ドル=76~77円台の円高は行き過ぎ」と述べているので、政府や金融当局が、このあたりのレベルと意識していることがうかがえるので、この辺のレンジの近くではショートはエントリーしづらいです。
  10年、20年のレンジで考えると、75円台というのは信じられないような円高なのですが、米国がすでに国家破綻状況にあることを考えると、むしろ高いぐらいで、昨年来。都合4回の為替介入がなければ、どこまで下がっていたのか考える必要があります。
  少なくともニクソンショック以前の固定レートだたT1ドル360円を基準に額面の5分の1である、72円割れとか、70円の大台割れとかはしていたのではないかと思います。
  米国はブッシュ政権まで、ドル高政策をとっていました。強いドルこそが米国の世界覇権を確実なものにするという考え方に基づくもので、実際にアフガニスタンやイランの戦争を強行するために、このドル高が大きく貢献し、米国の力が猛威を振るいました。
  ところが、米国の実体経済はボロボロだったので、強いドル政策を裏付けるものが何もなかった。そこで、日本に低金利やデフレを押し付ける円キャリーや、少ない資金で大きな投資が可能になるレバレッジ、デリバティブなどが暗躍するわけです。
  毎度言っているように「金融ばくち」により、自分を実体以上に大きく見せかけたわけですが、そんな不自然な状況が長続きするわけはなく、バブルは激しく炸裂し、米国経済は修復不可能なレベルまで、壊滅してしまいました。
  この期に及んでもなお、米国は軍事面で世界最強で、覇権国としての過去の積み重ねから政治力もあるので、ドルの威信の低下は、実体経済の崩壊のスピードほどは速くなく、また、中国や日本など、ドルが今すぐに暴落すると、困るという事情もあり、円高、円高と言われながらも、それなりの水準は維持しています。
  日本人にとって、最悪なのは、米国債やドル建て資産を抱えたまま、米国が正式に国家破綻してしまうことですが、十中八九これは避けられないでしょうね。
  だから、これまでに米国に投じた資金は「損切り」する覚悟でなければならない。いまさら「金を返せ」と言っても、すなおに返済してくれる人たちではなく、「どうせ死ぬなら、他人も巻き添えにしよう」という発想しかありません。だから、ドル建て資産はもうないものとしてあきらめるしかないでしょう。
  面従腹背でもうこれ以上、盗人に追い銭をやらないように立ち回っていく必要があるのですが、為替介入などまさに、米国にとっては願ったりかなったりでしょう。わざわざ、米国債を買い、ドルの価値をささえてくれるのですから、一石二鳥です。何もしなくても、1回あたり数兆円のお金が入ってくるのですからね。
  しかも、介入の間隔がだんだん短くなっており、これも問題ですね。たかだか、75円レベルでこんな大規模な介入をしていたら、とても持ちません。これから1ドル=60円、50円、40円、30円と下がっていくのですから、いったい、この調子でいけば、いくら貢ぎ続けなければいけないのか? という話になります。まさに無間地獄ですね。
  今、東北では復興で公共事業が増え、お金が回るようになり、仙台あたりはちょっとした好景気になっているようです。日本人が稼いだ金は日本のために使う。それをやっていれば、「失われた20年」なんていう状況はなかったわけで、お年寄りが老後の不安なく暮らせ、若者がもっと自信を持ち、生き生きと前に進んでいけるような国になっていたはずです。
  稼いだ金を米国債購入で搾り取られ、さらにドル下落で目減りさせられ、悪質な米国製のデフレスパイラルに入ってしまったのが、今の日本なのです。この悪循環を断ち切らない限り、未来への希望はありません。逆に米国から解放されれば、日本はもっと活力ある国になるはずです。
  政治家の皆さん、経済界の皆さん、学者、研究員の皆さん、いい加減この事実に気づきませんか?