カテゴリー別アーカイブ: 日経225ニュース

日経225先物に特化したニュース・情報です。

神様のいたずら

  録画していたサッカー女子W杯決勝戦をフルタイムで見終えました。生活のリズムを崩したくなかったので、リアルタイムでは見ませんでしたが、正解でしたね。体に悪過ぎです。日本が勝てたのはやはり震災で傷ついた日本に対する神様の慈悲でしょう。それでも勝ちは勝ちです。
  日々相場に携わる者として、勝負師としては、冷静にどちらが強いのか、見極めなければならない。少なくとも前半を見る限り、とても日本が勝てる試合ではなかった。パス回しが悪い、ミスはする、走るスピードは遅い、ディフェンスの機転はきかない、当たり負けする、などなど、とても見られたものではありませんでした。
  ディフェンスに穴を開けて放った、モーガンの完璧な先制シュートに対し、日本が追いついた宮間のシュートは完全にラッキーでした。延長のワンバクと澤のシュートも同様ですね。
  流れは完全に米国でしたが、不運なシュート・ミスも多く、感覚としては、4-2あるいは、3-2で90分間で決着がついていた試合でした。日本が勢いや自力で勝った試合ではありません。
  強いて米国の欠点を挙げるならば、時間がたつにつれ全体的に疲労感が隠しきれず、精神的にも日本の粘りに根負けしてしまった感があります。PKでそれが如実に表れましたね。
  勝負師としては、こういうところで予想をするのはきついですね。理論上は明らかに米国勝利ですから。でも運も実力のうち。結果を出した者が勝者なのです。勝負師としては、米国勝利を予想して率直に負けを認めざるを得ないでしょう。
  FIFAランキングでは、米国1位に対し、日本は4位。W杯優勝で日本はランキングが少しは上がるのでしょうか? たとえそうだとしても、地力の差は、この現時点のランキング通りだと思います。
  いずれにせよ、とりあえず勝てたのはよかった。被災地でリアルタイムで見ていた人にも勇気を与えたことでしょう。おめでとうございます。

ドルを売って金を買え

  おめでとう!サッカー女子日本代表。米国を撃破し、見事にW杯初優勝しました。東京都知事じゃないけど66年前の雪辱を見事に果たしてくれました。まあ、野球では、日本の方が米国より格上なんですけどね。メジャーリーグなんて所詮外人の寄せ集めですから。ついでに借金も返せ、この野郎(爆笑)。
  金が上昇しています。先週、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は、一時1594.40ドルをつけて史上最高値を更新しました。


  賢明なみなさんは、理由はもうお分かりですよね。欧米の財政不安があるからです。紙切れになるドルを保有するより、広く、世界中の人が価値があると信じている、金を資産として持っておいた方がいいと判断するからです。
  米国の某著名投資家などは、ここ数年、「金は暴落する」とことあるごとに煽っていますが、もちろん、目先の上下はあるものの、一貫して上昇トレンドにあります。金先物のショートで踏み上げられているのでしょうか? それとも、ドルの価値を維持したい米政府の意向を受けているのでしょうか? いずれにせよ、米ドルが深刻な状況にあることは確かです。
  もしかすると、今後、金価格が急落する可能性もないとはいえませんが、新興大国のインド人はもともと金が大好きだし、中国人もそれに負けないくらい、“拝金”な人たちです。
  こういう状況ですから、資産を金で持つことは非常にいいことだと私も思います。もちろん株式のように配当が出たり、成長株の利回り安定成長みたいなことは望めませんし、商品特有の乱高下のある嫌な値動きをしますが、本質的な価値は安定しており、世界恐慌が目の前に迫る中では、金の魅力は大きいといっていいでしょう。
  為替や株価指数、株価を見ていると、下落トレンドにありながら、底堅いので、「もしかしたら上昇?」と考えてしまう局面も多いのですが、金価格は素直ですね。
  金融バクチ、金融詐欺の元締めである米国政府が、いくら粉飾しようとしても、隠しきれない。株はQEで市場に資金をじゃぶじゃぶに供給して、価格をつり上げているだけだし、ドルが目先反発するのは、投資銀行やその手先に踏み上げを仕掛けさせているにすぎない。


  シカゴ取引所のIMMポジションは、投機筋の動きを排除しているので実態を反映していないといわれますが、非常にわかりやすい動きをしています。
  昨年のギリシャ・ショック直前に自律反発でドルが買われる動きがあった以外は、一貫して、ドルは売られています。今年4月に円ショート、ドル買いの動きがみられますが、これは介入があったからです。
  要するに「ドルを買う馬鹿はいない」ということです。あらためて言うまでもないことですが、常に頭の中に入れておきましょう。
  時々、ドルが戻す局面がありますが、それは若干、ドル・ショートが買い戻されるにすぎないということが、IMMの推移からうかがえます。
  日本は政府、民間の両部門が米国債をはじめ大量のドル資産を持っていますが、1ドル=80円割れが常態化する中、損切りを考えた方がいいですね。一瞬ぐらいは回復するかもしれませんが、もはや80円、90円、100円に戻すことはありえないでしょう。
  各国がそれなりの金準備を確保する中で、資産がドルに集中するのは、危険極まりない。これまでに米国の金融詐欺にだまされた分については、もうしょうがないと思います。問題はこれから。国際社会からいかに批判されようとも、粛々とドルを売って、金やその他の貴金属、希少金属を購入したり、油田、天然ガスの権益確保と開発、新エネルギー研究、人材育成に投資すべきです。
  米国にカネをつぎ込んだところで、何ら見返りはない。どうせ中国や北朝鮮をけしかけて、軍事的脅威を演出して、米軍に依存させようとするんでしょうけど、もう見え透いています。普天間の問題にしても、カネ目当てということは分かり切っている。米国というのはそこまで卑しい、みじめな国に成り下がっているのです。
  そんな国と心中するのはまっぴらです。あらためて強調したい、今こそ、ドルを売って金を買いましょう!

ラーメン道 味噌ラーメンの新境地 新宿編2 

  いよいよ夏本番、連日猛暑日が続きますが、ラーメン界は西新宿が熱い。新宿大ガード下を抜け、小滝橋通りに入ると、そこには、生きのいい新興店が競うように軒を連ねる、ラーメン激戦地が広がります。勢いのよいものに触れることは、いい刺激になるし、運気や力をもらえます。
  

  今回紹介するのは、「味噌屋八郎商店」。東京でラーメンといえば、やはり醤油ラーメンが主流で、私もそれほど多くの店を食べ歩いているわけではないですが、味噌ラーメンといえば、高田馬場の「えぞ菊」や、同じく高田馬場にある札幌・豊平の超有名店「純連(すみれ)」の系列店、ちょっと変わりダネでは、唐辛子と山椒をミックスした辛くてしびれるラーメンで知られる神田の「鬼金棒(きかんぼう)」などが目を引きます。札幌ラーメンの「味源」も都内各地に支店があり、かつて割とよく行ったのですが、昔と比べ味が変わったような気がして、最近は足が遠のいています。


  入口の「うまいぜベイビー」ののぼりが目を引く、味噌屋八郎商店は、先日紹介した魚介系ラーメンの横綱格「麺屋武蔵」より1ブロック北側に進んだところにあり、「ラーメン二郎」の隣にあります。とんこつラーメンで知られる、神奈川・なんつッ亭の系列店で、こだわりの味噌と、ピーナッツ・バター、そして特製のマー油を使った味噌ラーメンがラーメンが売りで、テレビ朝日の「お願いランキング」で、カリスマシェフの川越達也氏をして、「この味は、料理人としてあこがれた」と言わしめた味です。
  新興ラーメン店に共通しているのは、店員の方がはつらつとしていることです。味噌屋八郎商店の社長は、ラーメン界の風雲児としてTBSの「情熱大陸」で取り上げられましたが、そういうところに勢いの違いが出ていますね。
  荻窪・北口商店街の「丸福」のように老舗のいい雰囲気の店もありますが、のれんにあぐらをかいている店も少なくありません。閉店した青梅街道沿いの「丸福」のように悪い意味での職人気質が評判を悪くした例もあり、新興店の姿勢を大いに学ぶべきでしょうね。


  午後2時前に行ったのですが、店内はサラリーマンの方がほとんどでした。東京では、魚介系ラーメンとともに、つけ麺がはやっています。味噌屋八郎商店でもつけ麺をやっています。でも、私が見る限り、ほとんどの人が気温35度近い猛暑にも関わらず、味噌ラーメン(780円)、しかも無料の大盛りサービスを注文していました。それほど魅力のある味噌ラーメンなのです。
  味は、札幌・純連に近い味です。ただ、やはり、味噌のブレンドやピーナッツ・バターの隠し味が効いていて、コクのあり、重厚ながら、後口はさっぱりした感じです。それに比べると純連はやや重くて野暮ったい感じがあります。
  食べ進めると、特製のマー油がスープが徐々になじみ、最初の一口とは、また違った味が楽しめ、最後まで楽しませてくれます。炒めたもやしがトッピングされおり、これもいい感じのアクセントになっています。


  麺屋武蔵の回でも触れましたが、西新宿はアクセスが良く、家賃も手ごろなので、オフィスが多く、20~40代のサラリーマンを多く見かけます。
  小滝橋通りの飲食店は、がっつり食べる系の店が多いですね。大手牛丼チェーン店をはじめ、ラーメン二郎がそうですし、「伝説のすた丼屋」とか、見るからにボリューム満点のとんかつの写真を掲げるお店とか、胃袋を満たせる店がずらりと並んでいます。街全体に活気があり、若さとパワーが感じられます。
  そういう土壌があるからこそ、勢いのあるラーメン店が次々と誕生するのでしょう。今後も、いろんな店をチェックしたいと思います。

7月19日のポイント

  週末のシカゴ日経先物終値は10005円。日経平均は中途半端に強いんですよね。復興需要期待とかあるから欧米株と比べて底堅いし、円が強いので、「日本買い」の動きは強い。でも、欧米が国家破綻すれば、一蓮托生であることはいうまでもありません。
  この一両日中に米国の債務上限をめぐっていろいろと動きがありそうです。昨日日中は、時事通信が、米政府が為替介入資金を財政赤字に使うみたいな記事を配信していましたね。てことは、ドルを買い支える協調介入に、米国は乗らないということでしょうか? やはりドルは暴落の種が尽きないですね。
  サブプライム問題で、諸悪の元凶である住宅2公社はもうすでに破たんしているわけですが、債券は米国政府が債務保証することで確か半年ほど前に決着がついたはずですが、ここへ来て格下げみたいな話が出ていて、もう何が何だか訳が分からなくなっています。
  今週は、波乱の展開が予想されそうですね。先物は、火曜日スタートというのはいいですね。月曜日ははっきり言って無駄です。米国の動きを見てしか動けないわけですから、火曜日から金曜日まででいい。月曜日に取引するよりもむしろ、土曜日にマーケットを開けた方が、まともな動きをするような気がします。
  とりあえずは、月曜日のシカゴ終値を見ないことには始まらないですね。あと、為替がどう動くか。金曜日の米国経済指標はどれも悲惨なものでした。すんなり暴落してくれればいいのですがね。

10890
10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10190
10160
10110
10090
10040 震災後戻り高値・全値戻し
10000~10010
9980
9930
9910
9880
9850
9810
9800
9790 フィボナッチ61.8%戻し
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670 フィボナッチ50%戻し
9660
9650
9630 
9600
9580 フィボナッチ38.2%戻し
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370 
9310 直近安値

来週の予定

【18日(月)】
23:00 米7月NAHB住宅市場指数
米企業決算 IBM、ハリバートン、チャールズシュワブ
※日本市場休場

【19日(火)】
10:30 豪中銀議事録公表(7月分)
18:00 独7月ZEW景況感指数
21:30 米6月住宅着工件数
22:00 カナダ中銀、政策金利
米企業決算 バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、ウェルス・ファーゴ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラ、ヤフー、アップル

【20日(水)】
10:30 山口日銀副総裁、金融経済懇談会で講演(長野県松本市)
14:30 山口日銀副総裁、記者会見
17:30 英中銀、金融政策委員会議事録公表(7月6、7日開催分)
23:00 米6月中古住宅販売件数
23:30 EIA週間石油在庫統計
米企業決算 インテル、ユナイテッド・テクノロジーズ、アメリカン・エキスプレス

【21日(木)】
08:50 日6月貿易収支
10:30 豪4-6月期NAB企業景況感指数
16:30 独7月製造業PMI・非製造業PMI(暫定値)
17:00 ユーロ圏7月製造業PMI・非製造業PMI・総合PM([暫定値)
17:30 英6月小売売上高
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 米7月フィラデルフィア連銀景況指数
時間未定 ブラジル中銀、政策金利、南ア中銀、政策金利
米企業決算 モルガン・スタンレー、マイクロソフト、AT&T、USエアウェイズ

【22日(金)】
17:00 独7月Ifo景気動向指数
20:00 加6月消費者物価指数
21:30 加5月小売売上高
米企業決算 ゼネラル・エレクトリック、キャタピラー、ゼロックス、フォード・モーター、ベライゾン