不動の信念



  世間の方々から見ると、ちょっと遅いかもしれませんが、昨日(1月4日)、首都圏にあるパワースポットの一つ、明治神宮へ初詣に行ってきました。人ごみをかき分けて参拝するのは嫌なので、毎年、成人の日の連休前くらいに訪れているのですが、たまたま昨日午後、時間があったので、今年は前倒ししていくことにしました。




  まあしかし、皆さん考えることは同じのようで、人混みを避けるために、わざわざ大みそかや3が日を外して、初詣に訪れたのですが、JR原宿駅を降りた瞬間、かなりの混雑で、さすがに人波をかきわけてというほどではありませんでしたが、そこそこの混み具合の中、本殿へと向かいました。
  仕事始めということもあって、会社の上司と部下や、同僚で連れ立って、参拝するサラリーマン風の人が目立ちました。まだ正月休暇の人も多いようで、私と同様、「もっと空いているかと思ったのに・・・」という声があちこちで聞かれました。
  明治神宮の最寄駅は原宿なのですが、本殿は代々木寄りにあり、両駅間の半分くらいの距離を歩かなければならず、結構な道のりです。
  東京は都心に緑が多いことで知られますが、神宮の杜もそこそこの広さがあります。深い緑に覆われているので、都会にいることをしばし忘れてしまいます。  




  駅から1キロ弱歩いてようやく本殿に到着。大みそか、元旦に比べると、はるかに人は少ないのでしょうが、それでも参拝スポット周辺は、七重、八重の人垣ができており、行きかう人を交わしながら、やっとの思いで、お賽銭を投げ入れました。
  昨年までは、「トレードがうまくいきますように」とか「健康で過ごせますように」とか「日本が平和でありますように」とか俗っぽいことを願っていたのですが、今年はシンプルに「世界が本来あるべき姿になりますように」とだけ願いを掛けました。
  金融恐慌が起きて、世界が混乱することは、もちろん不幸なことではありますが、もはやそれは不可避な状況であり、ならいっそのこと、粉飾で覆い隠すよりも、さっさと恐慌を経験して、新しい時代が早く来ればいいと、ただそれだけを願いました。




  初詣といえばおみくじ。ただ、明治神宮のおみくじは一味違います。普通は「大吉」「吉」「凶」で1年の運勢を占いますが、ここでは、吉凶占いではなく、神様や明治天皇の「大御心」という形で、それぞれのおみくじに、その年に心がけるべきことや注意すべきことが記されています。
  私の引いたくじは「一九」番で、なんと、今の私にまさにぴったりのことが書かれてありました。「嵐が吹きすさぶ激しい世の中の変動に会っても、大地にしっかり根を張り、動じることのない松の大木のようにしっかりした、不動の信念を養いなさい」と。
  2012年は激動の年になるであろうということは、このブログでたびたび強調している通りです。暴風雨の中でも、動じずに信念を持って行動するというのは、まさに私の課題であり、目標です。
  まさに時宜を得たおみくじでした。迷ったら、このおみくじを思い出し、原点を忘れないようにしたいと思います。




  初詣を済ませ、渋谷まで歩いて、新春のバーゲンに直行。実は、これもお目当てなのでした。好きなブランドのショップに行ったのですが、残念ながらお目当ての商品を見つけることはできませんでした。
  大体、初売りの1月2日にいいものは売れてしまいますからね。しかも、渋谷という土地柄、同じショップでも私がいつも行く、新宿、池袋、銀座のお店とは品ぞろえが微妙に違います。妙に若者を意識したラインアップながら、意外とセンス悪かったりして、当の若者からも、そっぽを向かれるという・・・。
  カネを使っていようがカネを使っていまいが、服装のセンスはその人の能力や経済状態、運気を表すので、重要だと思います。朝の連続ドラマ「カーネーション」でも、「人は着てるモンによって変わる」と言っていましたね。
  結局、渋谷ではほとんど買い物はせず、山手線で新宿に向かい、いつもの行きつけの店に行き、狙っていた物をゲットしました。やっぱり慣れた場所で買い物するのが一番ですね。
  高島屋→ルミネ→伊勢丹→丸井と、新宿を北上するのが私のゴールデンコースなのですが、今回も見事にはまりましたとさ。