日経平均始値8719.67円

外国人売買動向
買い 18400000株
売り 14300000株
差し引き 4100000株買い越し

日経平均先物前日比マイナス50円の8720円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は反落。

デイトレード値動き注目銘柄
3632 グリー
7832 バンダイナムコホールディングス
9697 カプコン
3092 スタートトゥデイ
2766 日本風力開発
8871 ゴールドクレスト
2371 カカクコム
4825 ウェザーニューズ
7606 ユナイテッドアローズ
8136 サンリオ
4819 デジタルガレージ
4924 ドクターシーラボ
6996 ニチコン

2011年10月12日のマーケット予想

株:NYダウ反落
11日の米株式市場は、本日引け後から本格化する米企業決算が堅調となるのではないかとの期待感などから、買いが入る場面がある一方、スロバキア議会によるEFSF拡充案の採決が遅れ、否決されるのではないかとの観測が浮上したことや、複数の格付け会社がスペインの主要銀行の格付けを引き下げたことなどが悪材料となるなど、強弱材料が交錯する中で、前日終値近辺で揉み合う展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比16.88ドル安の11,416.30ドルで引けた。
本日の東京市場では、スロバキアでEFSF拡充案をめぐる採決が否決されたことや、タイの豪雨による洪水で主要メーカーの工場が操業停止となっていることなどが悪材料視されており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,745円となっており、市場の予想レンジとしては8,600円−8,800円となっている。

為替:スロバキア議会によるEFSF拡充案の否決
11日の外国為替市場では、スロバキア議会によるEFSF拡充案が否決されるのではないかとの観測が広がり、ユーロが下落し、ユーロドルは一時1.36ドル台を割り込んだ。その後の投票で、EFSF拡充案は観測通り否決されたものの、首相が野党に対して協力を要請する意向を示し、再度行われる採決で可決される見通しが広がったことから、安心感が広がり、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.36ドル台半ばとなっている。
本日は、英9月失業率(予想:5.0%)、ユーロ圏8月鉱工業生産(予想:前月比-0.7%)などの経済指標の発表や、米FOMC議事録(9月20,21日分)の公表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.00円となっている。

商品:NY原油続伸
11日のNY原油先物取引は、欧州債務危機をめぐる不透明感などが嫌気され、下落して始まったものの、午後に入り、フィラデルフィアの製油所が一時稼動を停止したとの報道や、イラン人らが駐米サウジアラビア大使の暗殺計画を企てていたことが明らかになり、中東の地政学的リスクが強まるとの思惑から、買い戻しが入り、中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.40ドル高の1バレル85.81ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前日相場が急騰した反動で、利食い売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比9.80ドル安の1オンス1,661.00ドルで引けた。  

                                                                                          

10月12日のポイント

  目先はスロバキア議会がどうなるか? 何とかなるんでしょうね。おそらく。値動きからして、しばらくは大きな動きはなさそうな感じではあります。ただ、一瞬にして大暴落という危険性はつねに意識する必要があります。
  ユーロ問題は解決に向けて何も進んでいないし、この先もそうでしょう。いつ破裂するかです。年末に何かあるか? あるいは来年にならないと何も動かないかもしれない。神のみぞ知るですが、欧州も米国も事態は何一つ改善していません。目先上がることはあっても、基本はショート目線でいいのではないでしょうか。
  8760はこの1、2カ月、意識されてきたポイントでしたね。あと8660もそう。

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8930
8900
8870
8850
8830
8800
8760
8710 61.8%押し
8660
8630
8610
8580
8500
8470
8440
8400
8360 76.4%押し
8310
8290
7800 震災後安値

ベストミックス

  東日本大震災後の東京電力福島第1原発事故を機に電力会社に対する厳しい目が向けられています。原子力発電所が大地震や津波に遭えば、深刻な事態を招くのではないかと、かねて指摘されてきましたが、実際にそれがおきたわけで、電力会社が適切な対策を怠り、最悪の状況に陥ってもなお、安易な原子力依存から脱却できないでいるので、批判は当然でしょう。
  また、東電は加害企業であるにもかかわらず、今なお、組織防衛を優先させようとする意向が垣間見え、計画停電に対する恐怖をあおって原発存続をもくろもうとしたり、損害賠償に対して誠意ある対応をとろうとせず、そういう姿勢に対しても、今後も厳しい追及が行われるべきだし、きちんとけじめをつけるためにも一度、破綻処理して、ゼロベースからやり直すべきだと思います。
  「やらせ問題」にかかわった、東電以外の電力会社や、監督官庁の経済産業省や、安全を監視すべき立場である、原子力・安全保安院の責任も重大ですね。
  ただ、評価すべき点もあります。どのメディアも取り上げないですけれど、各地の原発が相次いで運転停止になる中、深刻な停電や、電力供給の停止を回避できているのは、「ベストミックス」と呼ばれる、電力供給政策によるところが大きいのです。これは、原子力発電と火力発電(天然ガス、石炭、石油)、水力発電をバランスよく組み合わせることで、一つの発電方法に過度に依存せず、万一、一次エネルギー供給に支障が出た際のリスクを回避する策です。


  上のグラフは、電気事業連合会の資料です。発電電力量ベースで2009年時点で、原子力と天然ガスが約3割、石炭25%、水力9%、石油6%、地熱や風力など自然エネルギーが1%という構成になっています。
  福島事故後、中部電力浜岡原発が菅直人前首相の政治決断で停止され、さらに他電力の原発もストレステストをやるということで、相次いで13カ月ごとの定期点検に合わせて止められました。電力供給的には、かなりの痛手を被ったわけですが、何とかこの夏の猛暑を乗り切りました。それは、原子力の発電比率が「約3割しか」なかったからです。原子力が減った分は、火力発電で補うとともに、製鉄会社や化学会社なんかが保有する自家発電設備など「埋蔵電力」を発掘することで、何とか対応できました。
  原発の発電比率が7割ともいわれる、フランスあたりで、こういう事態が起きたらパニック状態ですね。おそらく、暴動なんかも起きて、治安が保てないのではないでしょうか。
  ベストミックスというのは優れた政策だったのです。これは戦後の高度成長期に産業にどうやって電力を安定供給するかが長年の懸案だったことや、2度のオイル・ショックでエネルギー不足の恐怖に陥れられた、「資源小国」日本ならではのサバイバルのための知恵と考えることができます。
  ただ、電事連のグラフをもう一度見ていただきたいのですが、2019年の予測で原子力発電の発電比率は40%強になるとされています。これはもちろん福島事故前にまとめられたものですが、「原子力は安全で安定的なエネルギー源だ」という神話や、「温室効果ガス問題に役立つ」といった誤った考え方に基づいて、原発推進政策がとられようとしていたためです。
  従来のベストミックスの考え方を逸脱し、原子力への依存を高めようとしていた矢先に、重大な事故が起きてしまったわけですが、事故は悲惨な結果をもたらしましたが、ある意味これは、私たちに対する警告だったわけで、おかしな方向に進む前に原発増設を防げたという意味では、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
  ベストミックスは私たちの先人が築き上げた優れた知恵だったのです。もっともっと評価されてもいいと思います。電力会社自体が原発にこだわり、それを捨てようとするのはまったく理解できませんね。
  これもあまり知られていませんが、日本の天然ガス発電の効率は世界一です。そして、有害な煙を出すと思われがちな石炭火力でも、石炭を細かく粉砕し燃やすことで、非常にクリーンで効率良く発電する技術を確立しています。
  石炭火力発電が公害問題の大きな原因の一つになっている中国に輸出すれば、かなり大気汚染が軽減され、黄砂に乗って日本に飛来する汚染物質を少なくなるし、ビジネスにもなるはずです。これについては、新幹線同様、技術を盗ませてもいいのではないでしょうか? 中国でクリーンな発電が導入されれば、日本にとってもメリットは大きいはずです。
  日本人は、長い歴史から一つの方向に流れたり、依存するよりも、八方美人で風見鶏的ではありますが、多様性を重んじ、中庸であることを無意識に美徳としてきました。これからもベストミックスでいいんじゃないでしょうかね。
  政治の大きな目的は、「国民を寒さや飢えから守ること」にあります。東日本大震災で、多くの人たちが一時的に寒い状態や食料が足りない状態に陥りましたが、日本の経済基盤がしっかりしていることと、日本人がお互いに助け合う心を忘れなかったことで、政治が駄目でも、乗り切ることができました。政治、経済、社会(日本人の気質、道徳心)がうまくバランスが取れているからではないでしょうか。これもある意味ベストミックスではないでしょうかね。
  外交なんかも、米国だけに依存するからおかしなことになるわけで、中国やインド、ロシア、欧州なんかと、それぞれ牽制させ合いながら、うまく付き合えばいい。国の金融資産もそうですね。紙切れになる前に米国債、ドルだけでなく、金や資源、海外の農地、新興国通貨など多様性を持たせるべきでしょう。
  個人レベルでも、現金、中国株、金あたりをうまく組み合わせて、来たるべき金融恐慌に備えるべきでしょうね。何事もバランスが肝心、常にベストミックスを意識するといいですね。

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