株:NYダウ反発
9日の米株式市場は、4月の米貿易統計で輸出が過去最高となったことを受けて、米景気に対する過度の悲観論が後退し、前日まで下落していた銘柄を中心に買い戻される展開となり、7日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比75.72ドル高の12,124.36ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が反発したことや、為替市場で円安が進行しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,540円となっており、市場の予想レンジとしては9,450円−9,600円となっている。
為替:ユーロが下落
9日の外国為替市場では、トリシェ総裁がECB理事会後の記者会見で、7月に金利を引き上げる可能性を示唆したものの、ECBが発表した2012年のユーロ圏インフレ率に関するスタッフ予想が市場予想を下回ったことから、今後のECBの利上げペースが緩やかなものになるとの見方が広がり、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.45ドル近辺となっている。
本日は、英4月鉱工業生産(予想:前月比+0.1%)、加5月雇用統計(予想:失業率7.6%、就業者数+2.0万人)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.80円となっている。
商品:NY原油続伸
9日のNY原油先物取引は、前日開催されたOPEC総会で原油生産の据え置きが決定されたことが引き続き買い材料となり、3日続伸した。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.19ドル高の1バレル101.93ドルで引けた。
NY金先物取引では、トウモロコシ先物相場が過去最高値を更新し、原油相場も大幅続伸したことなどを背景に、インフレ懸念が強まったことから、インフレヘッジとしての金を買う動きが強まり、3日ぶりに反発した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比4.00ドル高の1オンス1,542.70ドルで引けた。
アイドルグループ「AKB48」が社会現象を巻き起こしている。彼女たちをCM起用する「AKB銘柄」は株価もおおむね好調。専門家からは「日本企業が学ぶ点は多い」との声すら出てきた。
アイドルグループ「AKB48」の人気が沸騰している。
メンバーを応援したいファンに支えられ、投票権付きシングルは2日でミリオンヒット
メンバー人気投票「第3回選抜総選挙」の結果が6月9日に発表される。その投票権付きシングルCD「Everyday、カチューシャ」は発売1週間で133万4000枚を売り上げ、1996年にMr.Childrenが樹立した記録を塗り替え歴代トップとなった(オリコン調べ)。
AKB48旋風は、ビジネスの世界にも影響を与えている。
外国人売買動向
買い 20100000株
売り 19300000株
差引き 800000株買い越し
NYダウ 12,048.94 -21.87
ナスダック 2,675.38 -26.18
NY原油 100.74 +1.65
日経平均先物前日比マイナス50円の9410円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は続落。
デイトレード値動き注目銘柄
1407 ウエストホールディングス
6890 フェローテック
4819 デジタルガレージ
3161 アゼアス
1963 日揮
6662 ユビテック
2766 日本風力開発
4751 サイバーエージェント
3632 グリー
2432 ディーエヌエー
2413 エムスリー
3789 ソネットエンタテイメント
1972 三晃金属
4975 荏原ユージライト
株:NYダウ続落
8日の米株式市場は、前日のバーナンキFRB議長の景気が減速しているとの発言や、FRBが発表した米地区連銀経済報告で、ニューヨークなど一部地区で成長がやや減速したとの認識が示されたことなどを受けて、米景気の先行きに対する不透明感が強まり、6日続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比21.87ドル安の12,048.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が引き続き下落していることや、為替市場で円高が進行しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,385円となっており、市場の予想レンジとしては9,300円−9,450円となっている。
為替:ユーロが下落
8日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題について、同国の新たな緊縮財政計画が十分な規模ではないとし、次回以降、IMFやEUからの融資が実施されないとの見方が広がったことや、米国の経済成長の鈍化が世界経済の妨げになる恐れがあるとの懸念から、安全資産といわれるドルや円が買われ、ユーロや資源国通貨が下落した。NY終値ベースで、ドル円は79円台後半、ユーロドルは1.45ドル台後半となっている。
本日は、豪5月雇用統計(予想:失業率4.9%、就業者数+2.5万人)、週間新規失業保険申請件数(予想:41.5万件)などの経済指標の発表に加えて、英中銀金融政策決定会合、ECB理事会の開催が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.00−80.20円となっている。
商品:NY原油続伸
8日のNY原油先物取引は、OPEC総会で予想に反して原油生産据え置きが決定されたことや、米エネルギー情報局の週間在庫統計で原油在庫が前週比480万バレル減と、市場予想を大幅に上回る取り崩しだったことなどを背景に、買いが優勢となり、一時101.89ドルを付けた。その後は、為替市場のドル高を背景に上げ幅を削ったものの、中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.65ドル高の1バレル100.74ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、原油相場の急騰に連れて上昇する場面もあったものの、前日に引き続き利食い売りの動きが活発化したことや、為替市場のドル高などを背景に売り圧力も強く、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比5.30ドル安の1オンス1,538.70ドルで引けた。
東日本大震災の発生から約3カ月たった今、被災地で産業復興の活動が本格化している。岩手県の気仙地区(岩手県沿岸南部に位置する大船渡市、陸前高田市、住田町の2市1町)では、地元企業の団体がIT(情報技術)を活用し、事業再開に向けた取り組みを始めた。
独立行政法人、防災科学技術研究所の協力を得て企業支援のサイトを立ち上げ、各社の商品やサービスの予約を受け付ける。被災して資金が乏しい企業が、事業の復旧資金を確保しやすくすることが狙いだ。企業側で計画を取りまとめる大船渡印刷の熊谷雅也社長に意気込みを聞いた。
今回の地震では、気仙地区でも数えきれないほどの企業が被災しました。印刷や出版授業を手がけている当社も、大船渡市内にあった事務所が津波で流されてしまいました。