タグ別アーカイブ: マーケット予想

2012年5月24日のマーケット予想

株:NYダウ続落
23日の米株式市場は、ユーロ圏当局者がギリシャのユーロ離脱に備え、各国が対応策を用意する必要があるとの認識で一致したと明らかにしたことや、ギリシャのパパデモス前首相が米メディアに離脱のリスクについて言及するなど、欧州圏の信用不安に対する懸念が高まり、NYダウは一時12,311ドルまで下落した。ただ、その後は、安値拾いの買い戻しが優勢となり、NYダウはプラス圏を回復できなかったものの、ナスダック総合指数とS&P500はプラス圏を回復して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比6.66ドル安の12,496.15ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場がほぼ変わらずで引けたことや、シカゴ先物市場の日経平均先物が8595円と、前日の日経平均株価の終値とほぼ同水準となっており、動きづらいとの声がある。株式市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
23日の外国為替市場では、欧州圏の信用不安に対する懸念が高まる中で、ユーロが下落する展開となった。また、日銀が追加金融緩和を見送ったことを受けて、円が上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は79円台半ば、ユーロドルは1.25ドル台後半となっている。
本日は、独5月IFO景況感指数(予想:109.4)、米4月耐久財受注(予想:前月比+0.5%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.00−79.80円となっている。

商品:NY原油続落
23日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、イランの核兵器開発疑惑をめぐる同国と西欧諸国の協議で合意が成立する可能性が浮上したことなどが嫌気され、NY原油は約7ヶ月ぶりに90ドルを割り込んで引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.95ドル安の1バレル89.90ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、続落となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比28.20ドル安の1オンス1,548.40ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月23日のマーケット予想

株:NYダウ反落
22日の米株式市場は、4月中古住宅販売件数が462万戸となり、市場予想を上回ったことなどを材料に、金融株を中心に買いが入った。ただ、その後は、EU非公式首脳会合を控えて警戒感が強まる中で、様子見ムードが強まり、前日終値近辺で揉み合う展開となった。 ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比1.67ドル安の12,502.81ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場がほぼ変わらずで引けたことや、シカゴ先物市場の日経平均先物が8,745円と、前日の日経平均株価の終値とほぼ同水準となっており、動きづらいとの声がある。株式市場の予想レンジとしては8,700円−8,800円となっている。

為替:ドルが上昇
22日の外国為替市場では、欧州の一部の国や機関が万一の事態に備えた危機管理計画を準備していることが明らかにしたことや、IMFがスペインの銀行について、760億ユーロの引当金積み増しが必要になる可能性があるとの見通しを示したことなどから、ユーロが下落し、ドルが上昇した。また、格付け会社フィッチが日本の格付けを引き下げたことを受けて、円が主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は80円近辺、ユーロドルは1.26ドル台後半となっている。
本日は、EU非公式臨時首脳会議が行われる予定となっており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、英4月小売売上高(予想:前月比-0.7%)、米4月新築住宅販売件数(予想:33.5万戸)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.60円となっている。

商品:NY原油反落
22日のNY原油先物取引は、国際原子力機関が、イランの核兵器開発疑惑の解明に向けた検証の枠組みについて、イラン側と合意したと発表するなど、中東の地政学的リスクがやや後退したことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.91ドル安の1バレル91.66ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、続落となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比12.10ドル安の1オンス1,576.60ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月22日のマーケット予想

株:NYダウ反発
21日の米株式市場は、先週末に行われたG8でギリシャにユーロ圏残留を促したことや、欧州債務危機の再燃防止に向け財政の健全化と成長を両立する方針を表明したことを受けて、欧州圏の債務問題に対する不安がやや後退したことや、中国の温家宝首相が景気減速の回避に向けて、一段の金融緩和策などの必要性を強調したことなどを好感し、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比135.10ドル高の12,504.48ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,695円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,600円−8,750円となっている。

為替:ユーロが上昇
21日の外国為替市場では、株式市場が上昇するなど、リスク回避の動きが一服したことから、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台前半、ユーロドルは1.28ドル台前半となっている。
本日は、EU非公式臨時首脳会議が行われる予定となっており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、英4月小売売上高(予想:前月比-0.7%)、米4月新築住宅販売件数(予想:33.5万戸)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.60円となっている。

商品:NY原油反発
21日のNY原油先物取引は、中国が一層の景気刺激策を行うとの期待感が広がったことや、為替市場でユーロ売りが一服したことなどを好感し、7日ぶりに反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.09ドル高の1バレル92.57ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、前週末に大幅上昇した反動で利益確定の売りに押されたことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.20ドル安の1オンス1,588.70ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月21日のマーケット予想

株:NYダウ続落
18日の米株式市場は、この日上場したSNS大手のフェイスブックの株価が伸び悩んだことから、投資家の間で失望感が広がり、SNS関連銘柄を中心に売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比73.11ドル安の12,369.38ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,555円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロの買い戻し
18日の外国為替市場では、G8を週末に控えて、ポジション調整の動きが強まり、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円近辺、ユーロドルは1.27ドル台前半となっている。
本日は、主要な経済指標の発表などもなく、取引材料が乏しい1日となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.40円となっている。

商品:NY原油続落
18日のNY原油先物取引は、ギリシャのユーロ圏離脱をめぐる懸念がくすぶっていることや、中国の住宅関連の経済指標が悪い内容となり、中国の景気が減速しているとの懸念が広がったことなどが嫌気され、6日続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.08ドル安の1バレル91.48ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でユーロ安が一服したことや、17日に発表された5月フィラデルフィア地区連銀景況指数がマイナスに転じたことを受けて、米国の追加金融緩和の思惑が広がり、インフレヘッジとしての金に買いが入り、続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比17.00ドル高の1オンス1,591.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月18日のマーケット予想

株:NYダウ続落
17日の米株式市場は、スペインのバンキア銀行で預金が大量に引き出されたと報道されたことや、ギリシャでも預金口座からの引き出しが続くなど、欧州圏の金融システムに対する不安が広がったことに加えて、米4月景気先行指数が前月比-0.1%、5月フィラデルフィア地区連銀景況指数が-5.8と市場予想より大幅に悪化したことなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比156.06ドル安の12,442.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,680円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,600円−8,800円となっている。

為替:ユーロが下落
17日の外国為替市場では、スペインとギリシャで大量の預金が引き出されていると報じられるなど、欧州圏の金融システムに対する不安が広がっていることや、米経済指標の悪化などを背景に、リスク回避の動きが広がり、安全資産といわれる円が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台前半、ユーロドルは1.26ドル台後半となっている。
本日から、G8首脳会議が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.60円となっている。

商品:NY原油続落
17日のNY原油先物取引は、欧州不安などを背景に為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、米経済指標が軟調だったことなどが嫌気され、一時92.09ドルを付けた。ただ、その後は、駐イスラエル大使がイランへの軍事攻撃の準備が整っていると発言したことを受けて、地政学的リスクが高まり、下げ幅を縮小する展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.25ドル安の1バレル92.56ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米経済指標の悪化を受けて、米国の追加金融緩和に対する期待感が強まったことや、ここ最近の下落の反動から安値拾いの買いが入り、大幅反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比38.30ドル高の1オンス1,574.90ドルで引けた。