株:NYダウ反落
26日の米株式市場は、建設機械大手キャタピラーの決算が好調だったことや、米12月耐久財受注が前月比+3.0%となったことなどを好感し、上昇して始まった。ただ、その後発表された米12月新築住宅販売件数が30.7万戸と市場予想を下回り、住宅関連株に売りが入ったことに加えて、前日までの上昇を受けた利益確定の売りが出たことから、徐々に値を下げる展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比22.33ドル安の12,734.63ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,860円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,800円−8,900円となっている。
為替:ユーロの上昇が一服
26日の外国為替市場では、米国の一部経済指標が市場予想を下回ったことなどを受けて、ユーロドルは一時1.31ドル台後半まで上昇したものの、その後は、ショートカバーが入り、ユーロの上昇が一服する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台半ば、ユーロドルは1.31ドル近辺となっている。
本日は、米第4四半期GDP(予想:前期比+3.1%)の発表に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.00−78.00円となっている。
商品:NY原油続伸
26日のNY原油先物取引は、イランで、欧州連合のイラン産原油の全面禁輸前に欧州への原油輸出を停止する可能性が出たことなどを背景に買いが優勢となり、一時101.39ドルを付けた。ただ、その後は、米株式市場が下落に転じたことや、利益確定の売りに押されて、上げ幅を縮小する展開となった。中心限月の3月限の終値は、前営業日比0.30ドル高の1バレル99.70ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日に引き続き、FRBが決定したゼロ金利政策の延長方針を好感した買いが入り、大幅続伸となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比26.60ドル高の1オンス1,726.70ドルで引けた。