中国専用車5つの利点(坂田亮太郎のチャイナ★スナップ)

広汽ホンダの「理念S1」は最低価格が約7万元とエントリー層向け 画像のクリックで拡大表示  「本当はやりたくなかった——」。ホンダの伊東孝紳社長がこう語る新車が4月、中国市場に投入された。広州汽車集団との合弁会社である広汽ホンダが立ち上げた中国専用ブランド「理念」の初の量産車「理念S1」を発売したのだ。  グローバルに事業を展開するうえで地域ごとに専用車が増えれば効率は下がる。だからこそ伊東社長は逡巡した。だが、世界共通車だけでは各地域の消費者ニーズをすべて満たすことはできない。そのためホンダは、アジア市場向けに小型車「ブリオ」を発売したのに続き、中国では理念S1を投入した。 中国初の外資系自主ブランド  ホンダだけではない。