株:NYダウ続伸
27日の米株式市場は、ギリシャのパパンドレウ首相が、ドイツのメルケル首相と対談し、債務危機回避に向けて国内の構造改革を断行することなどを約束したことや、前日報道されたEFSFの規模拡大の報道などを好感し、大幅続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比146.83ドル高の11,190.69ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,625円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,700円となっている。
為替:ユーロが上昇
27日の外国為替市場では、前日に引き続き欧州債務問題が進展するとの期待が広がる中で、ユーロが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.35ドル台後半となっている。
本日は、フィンランドでEFSFの機能拡充に対する議会採決が予定されている。経済指標の発表では、8月米耐久財受注(予想:前月比±0.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.00円となっている。
商品:NY原油続伸
27日のNY原油先物取引は、各国の株式市場が上昇したことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、大幅続伸となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比4.21ドル高の1バレル84.45ドルで引けた。
NY金先物取引でも、商品市場全般の上昇に連れたことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、急反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比57.70ドル高の1オンス1,652.50ドルで引けた。