株:NYダウ反落
13日の米株式市場は、日本の4-6月期実質GDPが前期比+0.3%、年率換算で+1.4%と、市場予想を下回ったことを受けて、世界的な景気減速懸念が強まり、売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比38.52ドル安の13,169.43ドルで引けた。
本日の東京市場では、国内勢がお盆休みに入っていることや、米株式市場も大きな値動きでなかったことなどから、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,885円となっており、株式市場の予想レンジは、8,800円−8,950円となっている。
為替:ユーロが上昇
13日の外国為替市場では、取引材料が乏しい一日となる中で、ここ数日下落していたユーロを買い戻す動きが優勢となり、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.23ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏第2四半期GDP(予想:前期比-0.2%)、独8月ZEW景況感指数(予想:-19.3)、米7月小売売上高(予想:前月比+0.3%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.70円となっている。
商品:NY原油続落
13日のNY原油先物取引は、シリアで内戦が激化するなど中東の地政学的リスクが強まったことなどを背景に上昇して始まったものの、その後は、米株式市場の下落に連れる展開となり、続落して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.14ドル安の1バレル92.73ドルで引けた。
NY金先物取引では、穀物相場を中心に商品市場が下落する中で、金塊相場にも売りが入り、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比10.20ドル安の1オンス1,612.60ドルで引けた。