カテゴリー別アーカイブ: 経済ニュース

世界各地、日本など経済関連のニュース・情報です。

財源確保に「たばこと酒」の増税を(復興への道)

 今回の大災害の被害総額は、政府、民間とも20兆円程度の巨額に上るものと予想している。しかし、単なる復旧のみならず、被災地の真の復興、あるいは創生という観点からは30兆円まで想定しておく必要があるかもしれない。1923年の関東大震災では、現在の貨幣価値に直すと総額50兆円以上を要したのである。8年間にわたり毎年、国家歳出の6〜7%に相当する金額を出費したという。  さて、復興資金は2段階で考える必要がある。第1段階は向こう2年以内の「復旧」資金だ。これには、まずは予算組み換えによるやり繰り、補正予算や借り換え国債の前倒し発行などで対応していくべきだろう。このレベルはなんとか対応できそうだ。

「君はまだ、東京でやせ我慢しているのか」(肖敏捷の中国観〜複眼で斬る最新ニュース)

 「3・11」巨大地震及び福島第一原発事故が起きた後、福島では県外へ避難する地元住民が急増したと伝えられている。1988年から1991年までの間、福島大学に留学し、上海で仕事をした際、福島県人会の会員でもあった私にとっては、決して他人事ではない。早速、福島市に住んでいる大学の恩師夫妻に電話し、ぜひ東京の我が家に避難してください、と催促した。  しかし、70歳後半の恩師はいつものような落ち着いた口調で断った。「あまり外出しないので、家の中で本を読めば大丈夫だろう。第一、新幹線も高速道路も全部使えない」。こちらも半分諦め、半分安心した。だが、東京に来ることが、果たして避難といえるのだろうか。なぜかというと、東京にいる外国人は次々と海外へ脱出しているのである(一部の日本人もそうらしい)。

東日本大震災で注目された「コトバ」の備忘録(社会を映し出すコトバたち)

 前回の関東大震災に引き続き、今回は「東日本大震災に伴って登場した新語・流行語」を取り上げます。これらを観察することによって、社会背景を探ろうという試みです。  もちろん震災は現在も進行している出来事です。おそらくこの記事が公開されているころには、新しい出来事が起こっていることでしょう。そのうえ執筆中の現在(3月28日)は、まだ被災された皆さんの生の声が筆者の耳に届きづらい状況が続いています。震災関連語をまとめる時期として早すぎるかもしれません。そこで今回は、現時点で登場している震災関連語の「備忘録」のつもりで書きつづってみました。 メディアによって異なる震災の名称  「今回の震災をどう呼ぶのか」について、マスメディアは若干の混乱を起こしているようです。

Power Supply Likely to Remain Tight for Some Time, Hampering Recovery(News in depth)

The twin disasters of earthquake and tsunami struck a blow to the heart of Japan's energy infrastructure. Tokyo Electric Power Co.'s (TEPCO) nuclear power plants are in critical condition, and it is difficult to see how Japan will cover the shortfall in the supply of electricity. To cover the gap using gas and oil is only a matter of time, but still casts a pall over the economic recovery process.