カテゴリー別アーカイブ: 経済ニュース

世界各地、日本など経済関連のニュース・情報です。

利上げをにらみ始めた欧州中央銀行(宿輪先生の通貨のすべて)

ユーロ安が支えるドイツの好景気  ギリシャ危機を契機として「欧州ソブリン問題」が発生。EU(欧州連合)やECB(欧州中央銀行)はその対応に注力している。  一方、ドイツは景気が良い。2010年のGDP(国民総生産)は3.5%という高成長を遂げている。また米国(ニューヨーク・ダウ)・日本(日経225)・ドイツ(DAX)の株式市場における2010年1月からの上昇率を比べた場合、下図のようにドイツが一番である。  牽引役としてのドイツの力を評価して、EUの欧州委員会はユーロ圏全体の2011年度の経済成長率の予想を1.5%から1.6%に上方修正した。  ドイツ経済が好調なのは、欧州ソブリン問題の影響で、ユーロの為替レートが低めになっていることが原因の1つである。

裕福な高齢者にはガマンしてもらうべき(参議院議員 藤末健三の永田町緊急レポート)

 前回までは、我が国の危機的な財政状況(「国債暴落の危険性はもう無視できない」)と、まずは国会議員が身を切って財政再建を進めるべきとの考え(「国会議員が身を切ることから始まる財政再建」)を述べた。  次に、そしてもっとも重要なことは、大幅な予算構造の見直しである。特別会計も含めた見直しが必要だが、一般会計については、特に社会保障関係費の抑制が避けられない。 激増する社会保障関係費で財政は火の車  一般会計の歳出規模は約92兆円だが、その内訳は下図の通り、社会保障関係費が最大で28.7兆円である。また、他の経費と比べて、社会保障関係費の伸び率は際立っている。これは、高齢化による医療や介護、年金のコストが急増していることが原因であり、これらのコストは今後も増え続けることが予想される。

裕福な高齢者にはガマンしてもらうべき(参議院議員 藤末健三の永田町緊急レポート)

 前回までは、我が国の危機的な財政状況(「国債暴落の危険性はもう無視できない」)と、まずは国会議員が身を切って財政再建を進めるべきとの考え(「国会議員が身を切ることから始まる財政再建」)を述べた。  次に、そしてもっとも重要なことは、大幅な予算構造の見直しである。特別会計も含めた見直しが必要だが、一般会計については、特に社会保障関係費の抑制が避けられない。 激増する社会保障関係費で財政は火の車  一般会計の歳出規模は約92兆円だが、その内訳は下図の通り、社会保障関係費が最大で28.7兆円である。また、他の経費と比べて、社会保障関係費の伸び率は際立っている。これは、高齢化による医療や介護、年金のコストが急増していることが原因であり、これらのコストは今後も増え続けることが予想される。

エジプトの手本、トルコは金融政策でも先を行く(Money Globe — from London)

 「VISTA」、「MIST」、「NEXT11」、いずれもBRICsの次を狙う国家群の通称だ。こうした新興国家群は、成長力の高いアジアの新興国が含まれることが多いが、実は欧州にもこれらすべてにノミネートされている国がある。それがトルコだ。  トルコは、ボスポラス海峡を挟み西はヨーロッパ側、東はアジア側と称され、「アジアとヨーロッパが出会う国」とも呼ばれる。エジプト政変においては、イスラム教と民主主義の共存を目指すトルコ型の民主化を期待する声も多かった。今、注目を集めるトルコの経済状況は、どのようになっているのだろうか。 立ち並ぶマンション群  長期的にみて、トルコ経済最大の魅力の1つは、人の多さだ。