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日経225先物に特化したニュース・情報です。

ラーメン道 時代の流れ 荻窪編2

  新年初のラーメン店紹介はどこにしようかと思案していたのですが、久しぶりに煮干しの味が懐かしくなり、荻窪「二葉」を訪れることにしました。独特の香ばしさの中に、ゆずの香りがほんのりとただよう、東京ラーメンらしいオーソドックスなスタイルで、私は勝手に「荻窪御三家」の一つに位置付けているのですが、近々閉店するらしいという衝撃的な事実を知ってしまいました。


  虫の知らせみたいなもんでしょうかね。飲食店も競争が激しいし、だらだらと続く不景気で、東京のそこそこ人が集まる地域に開店しても経営が厳しいであろうことは推察できましたが、まさか、あの二葉までもが・・・、という思いでいっぱいです。
  二葉に似た系統の煮干しラーメンの店は東京のあちこちにあるので、しばらく足が遠のいていたのですが、ラーメン店に関しても「いつまでもあると思うな」ということなんですね。




  二葉はJR荻窪駅北側の「教会通」というちょっとひなびた感じの商店街の奥の方にあります。春木屋や丸福が駅から歩いてすぐの青梅街道沿いにあるのとは対照的で、ちょっと足を伸ばさなければなりません。
  お店の周辺は昭和な感じが残っているところがいいのですが、商店街の入り口付近には近年、新しいラーメン店が何店かできていて激戦区の上、地の利が悪いというハンディキャップを抱えていました。
  昔は醤油ラーメン一本勝負だったのですが、最近ではつけ麺や塩ラーメンなんかもやっていて、バラエティに富んではいるのですが、ややピントがぶれているのではないかという感は否めず、ここにも苦しさが見て取れます。


  ここでは、やはりラーメン(700円)を注文したいですね。冬は醤油ラーメンより、味噌ラーメンの方がおいしく感じられますが、ここのラーメンは冬に食べてもおいしいと思えます。トッピングのゆずの皮が感覚を研ぎ澄ませてくれ、食べた後に体が温まります。
  ただ、このラーメンも以前と比べると、味が変わりました。以前はスープに透明感があるのが特徴でしたが、最近はにごりがあり、煮干しを前面に押し出そうとしている様子がうかがえます。かつての日本そば感覚のさっぱりスープが好きだったんですけどね。
  こってり感をださないと受けないのでしょうか。いろいろとお店の側でも試行錯誤している様子がうかがえます。
  スープは煮干し、さば節を中心に北海道産野菜も一緒に煮込み、お店のホームページでも紹介されていますが、厳選素材です。麺もスープと相性がいいですね。
  チャーシューも変わりました。他店でも割とよく見かける軟らかい角煮タイプのものです。以前は硬いタイプで、私はどちらかというと昔のものの方が好きですが、これも顧客の好みに合わせたんでしょうね。
  味は変わっていますが、作り方のベースは受け継がれているので、かつての面影は感じられます。


  で、スープを飲み終えて、店内に張り紙があるのをふと発見。「閉店のお知らせ」・・・。えっ!という感じ。なかなか事実をのみ込むまでに時間がかかりました。
  5年ほど前に開店した駅前の支店(?)で今までの味を受け継ぐとのことでちょっと安心しました。そして商店街の方にある、この店は「らーめん ねいろ屋」として、塩ラーメン主体で際スタートするようです。
  二葉の味は、東京ラーメンの原点の味なので、なくなってしまうわけではないということで、胸をなで下ろしていますが、この味だけでは勝負できないというのは、ちょっと寂しいというか、「厳しい時代なんだなぁ」と感じさせられました。
  商店街のこの地にあってこそ二葉とは思うのですが、一人の客の思いだけではどうにもならないということでしょう。栄枯盛衰はつきものであり、ラーメン界でも、この先いろいろとドラマがあることでしょう。
  東京ラーメンといえば醤油なので、塩ラーメンは正直、どうなのかと思いますが、二葉のスープをベースにしたものならどんな味になるのか、興味が湧くところではあります。2月上旬オープン予定とのことですが、開店したら一度試してみたいと思います。

1月11日のポイント

  今週はSQ週。明日は水曜日ですが、動けばいいですね。と、他人ごとのようなことしか言えません。ソブリンリスクというのはやっかいですね。みんな国家など信用していないのに、国家から復讐されるのが怖くて売り崩せない、というジレンマがあります。
  願いは一つ。欧米の国家破綻です。

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10040 震災後戻り高値
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8310
8290
7800 震災後安値

テクニカル

  今は見る影もないですが、昔は先物ブログが乱立し、トレードに情熱を燃やし、テクニカル教室みたいなのを主宰する人たちがたくさんいました。
  テクニカル講座のポイントとしては、
   ①チャートの形状、トレンド・ラインなどをヒントにエントリー、エグジットのポイントを探る
   ②波動(N波、エリオット波)から値幅を割り出す(①のさらなる応用編と考えていい)
   ③①や②をベースにフィボナッチを使って下値や戻りの計算をする
   ④MACD、RSIなどオシレーターやボリンジャーバンドを使って底値、天井を決めエントリーする
   ⑤移動平均線を使ってエントリー、エグジットの参考にする。
などが主なものでしょうかね。基本的には①+②+③を中心に相場を考える一派と、④、⑤のそれぞれの一派があるという感じでしょうか。④と⑤についてはくっつく時(④+⑤で考える)もありますが、あまり親和性があるとは思えません。
  傾向としては、①+②+③を究めた連中が、④、⑤を見下すという感じでしょうかね。確かに④、⑤については、2005年から2007年くらいの上昇相場では、大手金融機関でも活用する人がいて、天井や底値がコンセンサスとなるので、そこそこ有効に機能する場面もあったかもしれませんが、基本的には根拠に乏しく、だましがほとんどで、使えないというのが一般的な見方で、私もそう思います。
  笑ったのが、昔、ボリンジャーバンドとMACDを自己流で使いこなし、そこそこ成績を挙げ、“カリスマ”といわれた人が、いまだにマネックス証券の10分足チャートとボリンジャーバンドをつかって偉そうに講釈していたこと。たまたま昨年夏ごろ、目にしましたが、最近の日中の値幅40円とか50円の局面で果たして使えるのか? 昔の利益でアドバンテージはあるのでしょうが、苦しいですよね。
  ただ、移動平均線に関しては、値幅がある時には、トレンドラインとして機能したり、5日線や25日線、75日線、200日なんかが意識され、心理的な節目になったりするので、全否定するものでもありません。
  私もテクニカルの基本は①、②、③だとは思っています。特にドル・円チャートなんかは最近までエリオット波動通りに動く場面が多かったのですが、日足チャートなんかを見る限り、最近では全く機能しませんね。レンジ相場では、テクニカルもあまりあてにならないのです。
  特に為替介入なんかが入ってからはその傾向が顕著です。NYダウなんかは、私自身はあまり細かくチャートを読み込んでいませんが、まだ、それなりの余裕資金が流入しているので、テクニカルが機能しているようですが、資金が細った日本や欧州なんかの株式市場、株価指数先物市場なんかでは役に立たないですね。
  とにかく余裕ある資金が市場に流れ込まないと、大きな動きができないのです。だから、せいぜい現状維持か、時々噴き上げても、基本的には金融恐慌に向かっているので、下に突き落とされ、じりじりと後退していくという動きしかできないですね。
  上に下に値幅があり、ダイナミックな動きをするには、やはり流入資金というエネルギーが必要です。日経平均先物に動きを期待するならば、やはり、先物市場もそうですが、基となる日経平均そのものを買い上げてくれる人が必要ですね。国債しか買わない日本や、自転車操業の欧米の現在の状況を見る限り、それは期待できませんね。
  ①+②+③一派の人たちも、今頃どうしているんでしょうかね。現在の相場の状況をどうみているのか? この人たちがめんどくさいのは、「自分こそが相場の極意を知っているんだ」みたいな、やたらといばりくさっていることです。あと、自分の値幅計算をして、次のポイントは「○○円」みたいなことを示して、自己満足に浸るわけですよ。
  所詮は、二重(三重、ソーサー型)底ですよ、N波ですよ、Y波ですよ、エリオット波動ですよ、フィボナッチですよ・・・(その他略)、それなりに勉強して、経験を積み、日々チャートを読み込めばそんなに難しい話ではありません。一生懸命努力して、場数を踏めば、大体の人は習得できます。まあただ、現在の相場付きではあまり勉強にはなりませんがね。
  これも爆笑したのは、ある①+②+③一派の人のブログですが、高い金をとって、チャートスクールを主宰しているらしいのですが(奈良だか京都だか関西地方に住んでいるらしいひきこもりの御仁)、コメント欄に道場破りみたいな人がいて、結構、精密にテクニカル分析をして、書き込んでいたのですが、主宰している人は全く根拠を示すことができず、「機密にかかわることだから」と言って、テクニカル分析の部分のコメントを消してしまった。
  金を取ってスクールを主宰しているのに、ただで全部ばらしてしまったわけですからねぇ(笑)。しかも、その主宰者の人は、あまりのレベルの高さに全然ついていけていませんでした。所詮、そんなもんでしょう。テクニカルにのっとって動いていても気づかない時はありますからね。
  基本的には、日経先物にしても、FXにしても、月足レベルでウォッチすると、そんなにテクニカル的には違和感のある形状ではないんですよね。ただ、月足なので動くのに時間がかかるし、狭い値幅で停滞されると、動きがトリッキーになり、なかなか短期、中期の視点ではポジションがとりづらいです。
  日々の売買動向や、より短いチャート(各分足)から読み解いていくしかないのですが、やりづらいですよね。しかもテクニカルだけでなく、ファンダメンタルが重要になっているので、何をきっかけに相場が動くのか、相場はどうなるのか、欧米の政治の動きなんかも頭に入れておく必要があります。
  金融市場は、それぞれの国の力を反映するものなので、テクニカルよりも、究極的にはファンダメンタルがモノを言います。欧米が原因で金融恐慌に陥るであろうことは容易に予想され、激しい動きになったら、その時はとてもテクニカルでは太刀打ちできません。テクニカルも使える場面と、そうではない場面があるということです。

ハイテク、ローテク

  2012年は波乱が予想される1年。金融恐慌に向かうのか、欧米が悪あがきをして、イランあるいは東アジアなど世界のどこかで戦争を起こして、景気を持ち上げようとして、混乱を引き起こそうとするのか、まだ、信念が始まったばかりで何が起きるか分かりませんが、覚悟しておいた方がいいでしょう。
  リーマン・ショックの時は、背筋がぞくっとするくらい、経済状況が一変し、一気にどん底に突き落とされたような感じがありましたが、今度、金融恐慌が起きれば一体、どのくらいのインパクトがあるのか、最悪の事態を想定はしていますが計り知れません。
  リーマン・ショックを経験して分かったのは、どんな状況にあれ、人々は衣食住が必要であるということ。着るものを着て、食べる物を食べて、住む所に住まないと人間は生きていけませんし、社会生活も営めません。だから、衣食住にかかわる分野は、それなりに売り上げや利益は落ち込んだものの、手堅く推移した印象があります。
  世界経済で、衣食住にかかわる部分は、オールドエコノミーに属し、株式市場なんかでも、金融資本と結託してライバルを駆逐し、マーケットシェア拡大を目指す、一部の企業を除いては、あまり注目されないセクターです。
  ただ、いくら時代が変わっても、高度情報化などで社会が進化しても、人間の生活に密着している分野というのは、時代や世の中の変化に合わせて形を変えることはあっても、決して欠くことはできません。
  ハイテク、ハイテクと言われながらも、日本の家電メーカーなんかは、テレビやスマートフォンなど注目のセクターでは精彩を欠き、冷蔵庫、洗濯機をはじめ、再び生活家電に注力しつつあります。やはり生活に密着した分野が手堅いということに気付いたのでしょうね。
  リーマン前までは、関西の(現在、落ちぶれつつある)某メーカーは、「白物家電(事業)はもういらない」なんて豪語する幹部がいたんですよ。日本企業の中枢にいる人たちなんて、所詮、そんなレベルなんですよ。偉そうに新卒採用なんかで「最近の大学生は・・・」なんて言って、採用予定数を下回っても、厳選採用する方向ですが、こういう人たちこそ真っ先にリストラされるべき不要な人材ですね。
  日本のハイテク(とされる)メーカーは、世界的な工業製品の過剰生産に加えて、グローバル化に完全に出遅れたこと、さらに円高が追い打ちをかけて、ピンチですが、いずれ今は調子のいい海外メーカーも、似たような状況に直面するでしょう。
  身の回りを見渡して、ハイテクを必要とするものってそんなにあるでしょうか? パソコンにしてもスマホにしても、中国の中小企業でも簡単に作れるくらい、すでにローテクと化していますし、テレビやブルーレイディスクレコーダーなんかにしても同様です。ハイテク、ハイテクといってもトータルでみて、儲かる分野ではありませんからね。半導体なんかが好例です。
  自動車はハイブリッド車なんかは、まだ多少ハイテク感がありますが、街乗りで使うタイプの乗用車なんかは、電気自動車が進出するでしょうし、そうなると、構造が簡素になるので、いずれ家電と同様、より大量生産しやすくなり、価格下落が起こり、ローテク化(いわゆるコモディティ化ですかね)するでしょうね。
  新幹線だってそうですよね。私たちは日本人が自力で作り上げた、素晴らしい技術だと思い込んでいたわけですが、パクリとはいえ、中国なんかが簡単につくれるようになってしまった。原発やロケットにしても同様、多少構造は複雑だし、過酷な環境に耐えられる素材なんかが要求される以外は、その気になれば、発展途上国でもつくれるでしょう。北朝鮮だって一応、原子炉やミサイルを持っているわけですから。
  今やその気になれば、素人でも何だって作れる時代です。だからちょっと先端を進んでいる技術があるからといって、アドバンテージが長続きするとは限りません。また、どんな素晴らしい技術でも人の役に立たなければ、売れなければ意味がないのです。
  これからの時代は、今までローテクとして、あまり見向きもされなかった分野が再び見直されることになるでしょう。
  ローテク、ローテクといっても、日本の白物家電なんかは、ハイテクの要素が組み込まれていて非常に品質が高いですし、衣食住なんかもそうですね。衣料品だって、デザイン性、機能性に優れた、日本のメーカーがプロデュースした商品が世界を席巻するポテンシャルを秘めています。食の分野も日本の食は非常に手が込んでいて、細かいところまで行き届いているので、外食の海外進出は面白いですし、それをささえる農業も優秀です。
  住宅なんかも、バカみたいに広い家に住む、米国人からは見下されたりするのですが、奴らはただ単に田舎に住んでいるからであり、住宅本体の性能は、省エネ性をはじめ、極めて高いですね。
  だから、ローテクとされる分野であっても、ハイテクをうまく組み込めば、多くの人が欲しがる、広く受け入れられる商品をつくることが可能だと思います。
  これからは、ハイテクであれローテクであれ、いかに技術を使いこなすか、技術を組み込んで優れたものをつくり出せるか、アイデア勝負なんだろうと思います。技術を結集すれば、砂漠をオアシスに変えられる時代です。無理と思われていたことに挑戦するのもいいかもしれませんね。
  工夫とか、創造は日本人が得意とする分野であり、いろいろと広がる可能性があります。大変な時代に突入することになりますが、足元をしっかり見つめて、次につなげる努力も必要です。結構、明るい未来を描けると思いますが。

1月10日のポイント

  ユーロは97円台突入。もっと気前よく暴落してほしいものです。先週末の雇用統計はまずまずの内容でしたが、先月来、経済指標に反応しすぎて、材料出尽くし感があります。例年米企業の決算後は、軟調になることが多く、今年もその可能性が高そうですが、しつこく値を維持するのでしょうかね。
  今週は、大した経済指標はありませんが、欧州の政策金利発表、要人の講演などがあり、それなりに材料は多いです。わかりやすい展開を期待したいですが、どうなることやら。

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