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日経225先物に特化したニュース・情報です。

めでたいのか

  今年は、どう考えてもハッピーな一年になるとは思えないので、「おめでとう」という言葉は極力使わないようにしています。私の方から出した年賀状は出来合いの物を使ったので、「おめでとう」と書いているし、誰かからあいさつされれば、こちらも「おめでとうございます」と応えるのが礼儀なのでそうしていますが、それ以外は、おめでたいと思っていないので、なるべく避けています。
  せめて正月くらいは、幸せな気分でいればいいじゃないかという考え方もあるし、かたくなにめでたさを拒絶するのも無粋極まりないのですが、こういうところだけは、自分自身に正直すぎるので、意に反してまで、「おめでとう」と発する気持ちにはなれません。
  この難局を乗り越えれば、憑き物が落ちたように軽い気持ちになれ、未来への展望が切り開けるんじゃないかと、楽観はしていますけどね。むしろ人一倍、前向きに生きていると思います。
  ただ、欧州は「デフォルトした」と言わない、米国も国家破綻状態なのに認めようとしない、現在のような宙ぶらりんな状況だと、次の一手とか、将来の展望が開けないので、もやもやしたものに覆われます。先が見通せないというのが一番嫌な状態ですね。それが素直に「おめでとう」と言えない一番の元凶です。
  私がトレードにのめり込むきっかけになったのは、取引形態が進化して、個人でも「空売り(ショート)」ができるようになったことです。
  買いでしかエントリーできないならば、大恐慌が起きれば、全く手出しできなくなりますが、空売りができれば、暴落をチャンスに変えることができます。株式の信用取引から入ったのですが、初めて空売りして稼いだときは「画期的だ」と感動しましたね。
  リーマン・ショック後、大口の空売りは規制されていますが、個人の空売りは自由に行えます。でも、実際に空売りができて幸せかというと、そうでもありません。空売りに対して、売りにくくしようと、下落局面でもしつこく買い支えるなど、いろいろと嫌がらせをしてくるためです。
  それに、米国は株価だけは一定の水準を維持しようとして、いろんな手を使ってくるため、本来は間違いなく「売り」なのですが、売らせてくれませんね。
  ダウも、ドルも、米国の財政や経済の実態を反映して、大崩れしてくれればいいのですが、思うように動いてくれず、というより真逆の動きをするので、これでは話にすらなりません。
  私が考えている理想は、米国の国家破綻に乗じて、ショートポジションを取り、ボロ儲けすること。こればかりを思い描いてきましたが、ハッピーな思いをしたのは、あまりありません。というより、常にストレスに付きまとわれています。
  もうそろそろいい加減にしてほしいと思いますが、所詮は、雑魚のたわ言。私の思いをあざ笑うかのように、ダウは異常な高水準を維持しています。
  価値のある物が正当に評価され、駄目な物には駄目とはっきりと言ってやること。これこそが、本来あるべき姿で、そうなればハッピーなのですが、まだまだ道は険しそうです。
  

1月10日のポイント

  すっきりしませんが、先週末の米雇用統計は予想より上振れましたが、先行するADP雇用報告で織り込まれたということでしょうかね。先月来、米指標が好感されてNYダウなどが上げていたので、そろそろピークアウト感でしょうか。例年なら、米企業決算後、いったん利食いが先行して、軟調に推移するパターンが多いですが、今年は特殊なのでどうなるか。しつこく価格維持する可能性もあります。
  いいかげんにしてほしいですが、引き続き、ユーロ、ユーロ、ユーロ。経済指標は少ないですが、政策金利発表、要人講演などイベント盛りだくさんです。
  乗れれば乗るスタンスで。

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8930
8900
8870
8850
8830
8800
8760
8710 61.8%押し
8660
8630
8610
8580
8500
8470
8440
8400
8360 76.4%押し
8310
8290
7800 震災後安値

世界よ変われ 世界を変える


  新年が明けて、めでたいのか、めでたくないのかよく分かりませんが、今年は重要な一年になります。一番の関心事は世界経済がどん底に落ちるのか、それとも、戦争などの手段を使って、強引に金融恐慌を回避するのかというところです。
  前者が本来あるべき姿ですが、無理やり後者に持ち込もうとするのでしょうね。何が起きても、動じないつもりではいますが、やはりいろいろ考えると憂鬱ですね。どういう事態が起きても、生き残れるように準備をしておくといいですね。
  どんな状況にあっても、勢いのあるもの、輝いているものに触れ、運気を高めることが大切です。ネットにアップされているライブ映像の中で、私が勢いとパワーを感じる映像を添付しておきます。
  いきものがかりの「NEW WORLD MUSIC」。なんか単純にいいですね。躍動感があって、元気をもらえます。
  「サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らをつなぐYELL~」。いきものがかりの中では「YELL」も好きな曲です。
  これからの季節、「SAKURA」もいいですね。小田急線の窓に映る桜って、今年はどんな桜なのでしょうか。
  いきものがかりはバラード調の曲が多いですけど、「NEW WORLD MUSIC」のようにはじけた曲もいいですね。

ゆく年くる年





  何となく2012年が激動の年だと思っていたし、世間の認識もそうでしょうから、そもそも2011年に対してはあまり特別な思い入れはありませんでした。金融恐慌直前ではあっても、そんなことには気付かない人が大多数で、「米国経済の復活」を信じて、買い目線の人が多く、時には相場はイケイケの雰囲気になるのかなぁ、なんて予想していました。
  全然予想とは違う一年でしたね。金融恐慌後に、振り返って考えるとのっぺらとした一年だったのかもしれませんが、東日本大震災があったので、楽観一色のムードは消え去ったし、金融恐慌にしても早々と欧州で火の手が上がったので、震災後の大暴落の後、7月に一瞬、日経平均が1万円台を回復する局面はあったものの、警戒心に満ちあふれた一年となりました。
  ただその割には、震災直後を除いては、目の覚めるような暴落局面もあまりなく、1万円からほぼ一本調子で8000円台前半まで下げたわけですが、ところどころでしつこく買いが入るので、ぐずぐずとした下げ方だったように感じます。もちろん感じ方は人それぞれなのですが。
  一昨年あたりから、日経先物を捨て、FX(ドル・円)にシフトし、今年6月に再び先物界に戻り、このブログの更新も再開したのですが、復帰してよかったですね。
  以前はドル・円はボラティリティーがあったのですが、今では先物の方がいいときもあるというのもありますし、為替と株価は似たような動きをすることもありますが、やはり、それぞれ別々の価格形成の仕方があるので、金融市場の動向を考える上で、2正面作戦をとることは、非常に勉強になります。
  6月に再開した時点で、8万円弱だった証券口座の残高も、今では40万円を超え、正直、下落局面でショートでもっと取れていたという不満はありますが、復帰当初は、値動きの勝手がつかめず、恐る恐るエントリーしていたことを考えると、そこそこのパフォーマンスではなかったかと、自画自賛しています。
  ここまで、うまくやってこられた方だとは思いますが、これから先を考えると憂鬱ですね。金融市場全体で、徐々にボラティリティーが低下していますが、このところさらにボラティリティーが低下しており、もはや煮ても焼いても食えないような状況になっています。
  これは3年くらい前に予想していたことではありますが、あらためてこの現実に直面すると、いたたまれない気持ちになります。トレーダーは値が動いて、それに乗って利益を得てなんぼの世界です。日中の値幅が40円とか50円とかになると、10円取るのも命懸けになってしまいます。
  リーマン・ショック直後は出来高は減ったものの、値動きはダイナミックでした。それはそれで、エントリーのしづらさがあって大変なのですが、注意深く観察すると、チャンスもありました。あの頃は、午後8時までしか取引が行われず、イチかバチかのオーバーナイトでしたが、大幅ギャップアップで一夜にして1000円幅を稼いだこともありました。
  来年、もし、金融恐慌が起きると、一時的に激しい値動きになるでしょうが、市場参加者の活力が相当落ちているでしょうから、すぐに値動きの乏しい展開になる恐れがありますね。そうなったらなったで、相場から距離を置くよりほかはありませんが、やはり、やりきれなさは残るでしょう。
  それよりも、世界情勢を気にしなければなりません。仮に事が起きるにしても、何も起きないにしても、自分なりにシミュレーションをして、心の準備はできているつもりですが、いざ大きな動きに直面すると、のみ込まれてしまうでしょうね。精神的にやられてしまうでしょう。
  それに、今まで仕事でもトレードでも何とかうまくやってきましたが、これまでの延長上でやっていけるかどうかは未知数です。恵まれた場所から、いきなり寒空の下に放り出されるということもあり得るかもしれません。
  来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、もう来年は目前に迫っています。鬼もさすがに許してくれるでしょう。
  金融恐慌後、自由な経済活動が保障され、これまで通り個人が自由にマーケットにアクセスできればいいですが、果たしてどうなることか。心配の種は尽きませんが、とりあえず、なるようになるのを見届けることにしましょう。

風水

  「断捨離」として一度、書きましたが、年末に大掃除をして、かなり大胆に物を捨てました。テレビ番組でもたまに取り上げられますが、物がごちゃごちゃしている家や部屋は運気を落とすらしいということ。風水の先生なんかがいろいろと解説をしてくれますが、今回大掃除をして分かったのは、やはり散らかっていると良くないということです。
  その人の頭の内部の状況が、部屋が整然としているか散らかっているかに反映されると聞いた事がありますが、まさにその通りですね。
  部屋が整理されていると、何となくやる気というか、活力が湧いてきます。まだ、掃除をしていない人は、今からでも遅くないので、だまされたと思ってやってみてください。中には、部屋をきれいにしても何も変わらないという人もいるでしょうが。
  大胆に物を捨て、身の回りを整理整頓することで、身軽になったような気がしました。そして、部屋が散らかっているということは、過去のいろんなしがらみにとらわれているんだなということを身をもって感じました。「もったいないお化け」との戦いにもなるのですが、過去の物で今現在も必要だという物は、そんなにはないはずです。
  もちろん過去の物にも、楽しい思い出がつまっていたり、成功体験を示す物だったり、運気を維持、上昇させる物もあるのでしょうが、大抵の物は、そうでもないものが多いです。だったら、いっそのこと思い切って捨ててしまい、新しい物を迎え入れるためのスペースにした方がいいと思います。
  古い物を捨てれば、新しい物を受け入れる準備ができることになり、非常に前向きな気持ちになります。これがお掃除の最大の効用でしょうね。
  今まで、タンスの肥やし、本棚の肥やし、CDラックの肥やしになっているものが、いかにストレス、重荷になっていたか。捨ててみて初めて分かります。
  物を捨てられないでいる時というのは大抵、何かに行き詰まっているときです。先が見通せないから、ついつい過去の遺物にすがってしまいます。もちろん時には、過去に助けてもらうこともあるし、それも大切なことですが、後ろに引いて防御的に戦うより、前に出て何かを勝ち取った方が気分がいいということは言うまでもありません。
  部屋が整然としているということは、いろんなものに目配りができるようになるということでもあります。だから、何が足りていて、何が足りていないか、常に把握しやすくなり、弱点を補強したり、長所を伸ばすことが容易になります。
  トヨタのカンバン方式がなぜ優れているのか、何となく分かりますね。すみずみまで管理が行き届いていると、何か起きたときに問題の所在がはっきりするし、対策を打ちやすいというメリットもあります。
  とはいえ、日々、生活していると、時間がなかったり疲れていたりで、だんだん面倒になり、再び散らかったり、物がたまったりします。年に1回の大掃除という慣習はよくできていますね。掃除しないと何となく不安になるし、心安らかに新年を迎えられないのではないかと思ってしまいます。
  人間の一生で一番運気が高まっている時期はいつか? それは生まれた直後です。新しい物は生命の活力に満ちあふれています。
  大掃除をするということは、生まれ変わるということではありませんが、いったんリセットし、装いを新たにすることになります。生まれたばかりの赤ちゃんにはとても及ばないでしょうが、多少は運気をためることはできるのではないでしょうか。
  トレードでも人生でもそうですが、なるべく運気を上げる努力をしなければなりません。大成功を収めるということまでには至らないにしても、気持ち良く過ごせるだけでも、やる価値はあると思うのですが、いかがでしょうか。