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日経225先物に特化したニュース・情報です。

傾向と対策

  本格的に9月相場に突入しましたが、なかなか上にも下にもダイナミックな動きにはならないですね。今、問題になっているのは、民間の金融機関や事業会社がどうこうというものではなく、国家の信用だとか、金融システムといった根幹にかかわることなので、なかなか市場参加者のパフォーマンスだけでは、そう簡単には動きづらいでしょう。
  さすがに米国もやばいと思ったのでしょう。いまさらながらですが、何か対策を打ち出そうとしているフシはありますが、悪あがきでしょうね。5年前に対策を打っていればまだ何とかなっていたかもしれませんが、さんざん放蕩を尽くした後ですから、待っているのは破滅的な結末のみです。
  私は、一度、リセットしないと現在の世界経済の状況から抜け出せないと思うので、近い将来、大恐慌が起きると予測していますが、新聞や経済ニュースなんかに出てくる、エコノミストやアナリスト、ストラテジストの方たちは、そうは考えていないようですね。単なる「二番底」とか、せいぜい「リセッション」程度の認識でしょう。世界経済の構造的な問題について、細かく分析しているのは皆無です。
  まあ、「円高はいいことだ」と発言しただけで、お呼びがかからなくなるくらいですから、本当のことを言う人は出てこれないという面もあるでしょうから、危機感を持っている人はもっといるのだとは思いますが、こんな状況でもドルが買われる現状、株が下げ渋る状況を考えると、先行きについて、まだ楽観的に見ている人はかなり多いでしょう。というか今なお、主流でしょうね。
  心理学というのは、破綻してしまった学問なので、あまり「心理学」「心理」「マインド」という言葉を使いたくはないのですが、マーケットを覆っている「錯覚」について、表現しようとすると投資家心理と表現せざるをえないので、とりあえずは使うことにします。
  現在の投資家の心理としては、ドルにせよ株価にせよ、「割安感」があるととらえる人の方が多いんですよね。テレビ東京や日経CNBC、マーケットワイドなんかを見ていると、キャスターも解説者もこぞって、「売られ過ぎ」とか「反転の兆し」みたいな言葉を使う。もちろん、あまりネガティブなニュースばかり流すと見てもらえなくなるという事情もあるのでしょうけれど、金融機関から個人投資家なで、多くの人は「安い」と考えていると思います。
  数年前まで、1ドルは110~120円、日経平均は1万5000円前後で推移していたのですから、当然でしょう。まして、米国が借金を踏み倒して計画倒産するなんて、一般的にはそんなに認識は広がっていないですから、「安値を拾う」みたいな感覚が強いと思います。
  先週、9000円を超えた時に特に感じたのは、実需の買いが根強いということです。日本株の場合は、もともと内需が強く、東日本大震災からの復興需要期待も高まっているので、なおされですね。ちょっと戻せば「反転攻勢だ」みたいな心理も働くのでしょう。
  ドル・円にしてもそうですね。介入警戒、期待もあり、さすがに1ドル=70円台なんて、普通の人にとっては信じられない水準なので、そこそこドル買い意欲が旺盛です。
  だから、非常にショートをかけづらい。一昨年あたりから、ずっとそういう傾向が続いていますね。そして実際に下げたら、それなりに反発してきました。
  為替介入とか、追加緩和とか、政策介入についても考慮しなければならないので、ファンダメンタル的にそしてこれはテクニカル的にもそうですが、本来下げなければならない水準まで下げず、小戻しするというパターンも続いており、本来は安心して「ショート三昧」のはずなのですが、ショートでは気持ちよく稼がせてもらえない地合いです。
  反発、反転はしないまでも、大幅な値崩れを防ぐというのが政策介入の目的ですから、売りに対しての牽制にはなっており、まさに当局の思惑通りだともいえるでしょう。FXならスワップ金利を払う覚悟があれば持ちこたえられますが、先物の場合、SQがあるので、ショートをキープしづらいですね。
  ドルもユーロも、NYダウも、日経平均も値を維持できなくなったら、いずれ修正が入り、暴落することになるでしょうから(逆のケースもあるんでしょうけれど、状況からして確率はゼロに限りなく近い)、それにうまく乗れるかどうかでしょうけど、難しいと思います。
  安全に稼ぐなら、やはり、分からないところでは、無理に触らないのが無難です。一昔前のように、一日に何度もエントリーのチャンスがあり、それなりに値幅も稼げればいいですが、世知辛くなっています。こんな状況でも月に何回は非常にわかりやすい局面があります。
  あとこういう状況を逆手にとって、下げたところで買う戦略は有効でしょうね。当局も何とかソフトランディングにならないか模索しているような感じがありますから、極端な値動きにはなりにくいです。ドル・円だとここから先、75円とか、1ドル=360円の5分の1の72円とかが心理的な節目として意識されるでしょうから、これらをどうするか見極めながら、下げ止まったところで買うのは一つの手です。ただ、下げ止まる保証はないので、話半分に聴いてもらいたいのですが。
  先物だと、当面、8600円どころが、震災後の日経平均の安値なので、心理的節目です。これをどうするか。ここが破られると、8000円とか、7750円とか、7500円とか、オプションなんかをにらみながら、機械的な値付けになるでしょうね。
  やや具体的な予測になってしまいましたが、あくまでも私の妄想なので、テキトーに聞き流してください。損失が出ても責任は負いかねますので。こういう考え方をする人もいるということです。今の状況だと、いくら儲けただとか自慢するより、資金を守ることの方が大切ですからね。

ラーメン道 上品でクリーミー 品川編1

  ラーメン好きなのですが、どちらかというと日本蕎麦の系統を引いた味が好きなので、とんこつラーメンというのは、自分にとっては範疇の外でしたが、冬の寒い日に清澄白河の「山小屋」で食べたラーメンがまずまずの味で、評価を改めました。
  今回訪れたのは、超有名亭「なんつッ亭」。7月17日に紹介した、新宿西口の「味噌屋八郎商店」の親会社に当たります。味噌屋八郎商店がおいしかったので、是非訪れたいと思っていました。
  

  なんつッ亭は神奈川・秦野に本店があり、首都圏に支店4店、シンガポールに海外支店1店があり、系列に味噌屋八郎商店と、下北沢の「スタミナタンメン五郎ちゃん」があります。今回はなんつッ亭品川店を訪れました。
  JR品川駅の高輪口を出て、第1京浜を川崎方向に向かってに2分ほど歩くと、京浜急行のガード下にラーメンのテーマーパーク「麺達七人衆 品達」があり、北側の一角になんつッ亭は店を構えています。


  店は都心の店にしてはスペースが広く、食べログによると26席。午後1時過ぎに入店しましたが、営業マン風の人や、タクシーの運転手風の人といった、場所柄いかにもという感じの人たちや、おひとり様の若い女性もちらほら見かけました。
  さすが体育会系のなんつッ亭だけあって、店内は店員の方の威勢の良い声がひびき、動きもてきぱきしています。空腹だったので、「なんつッ亭スペシャル」(1000円)を注文しました。


  それほど混んでいなかったということもあるのでしょうが、3分ほどで出てきたのでびっくりしました。見た目は味噌屋八郎商店と同じようなスタイルでなじみがありました。褐色のスープに浮かぶ、なんつッ亭名物の焦げ色のまー油が特徴的です。
  まずはスープをひと口。思わず「うん」とうなってしまいました。クリーミーでまろやかで、しかも上品で、とんこつラーメンの概念をくつがえす味でした。
  麺はやや細めでしょうか。私はあまりとんこつの店を食べ歩いたわけではないので、十分な知識があるわけではありませんが、とんこつラーメンにしてはやや太いという感じでした。スープとの相性は悪くないと思います。
  トッピングは、白髪ねぎ、もやし、海苔3枚、大きめのチャーシューが3枚、煮玉子で、さすがにスペシャルというだけあってボリューム満点でした。
  おすすめだけあって、白髪ねぎはなかなか、このとんこつラーメンとはマッチしますね。海苔とスープのコンビも良かったです。チャーシューが大きすぎて、冷たい部分があり、ちょっとマイナスポイントでしたが、チャーシューそのものは評価できました。
  ラーメンのもやし好きですが、もやしはややパンチ不足な気もしました。これだけトッピングのオールスターがそろうと、仕方ないですよね。煮玉子は私はラーメンの場合、固ゆでが好きなので、半熟で残念でしたが、邪魔はしないと思います。
  とんこつラーメンの店なのですが、神奈川発祥で、九州の本場のような替え玉システムはありません。ただ、麺はそれなりにボリュームがあり、食べても減らないので、わざわざ替え玉する必要はないですし、+100円で大盛りにできるので、1杯で十分な満足を得られると思います。
  いろいろとぐだぐだ言いましたが、このスープはなかなかのものです。九州の荒っぽいスープに慣れている人には物足りないかもしれませんが、東京ラーメンで育った人間にとっては、とても繊細につくられていることがよく分かり、店主の心意気が伝わってきます。




  この品達は、七人衆と銘打っているだけあって、7店が軒を並べています。魚介スープが売りの「せたが屋」は駒澤大学の本店に何度か行ったことがあります。
  つけめんTETSUという店は、煮干しスープが売りということなので、ぜひ再訪したいと思います。


  品川駅のすぐそばにあった老舗「京品ホテル」(京浜ではない!)は解体され、パチンコ店が建設されているようです。
  “ハゲタカ” リーマン・ブラザース系のファンドに買収されたものの、リーマン・ショックにより宙ぶらりんとなり、元のホテル運営会社と、解雇された従業員の泥沼の戦いはワイドショーでも取り上げられ、注目されました。
  とりあえず何とか和解できたようですが、まさに品川駅前という立地の良さで、京品ホテルの経営自体は、特段悪くなく、経営会社の都合だけで、老舗ホテルがつぶされてしまうという、何ともいたたまれない出来事でした。跡地にできるのも、パチンコ店という・・・。
  リニア新幹線の東京側ターミナルはJR東海の計画では、品川とのことですから、周辺は発展が見込めるので、この土地の利用方法はもったいない気がします。
  私はかつて札幌に勤務していて、東京に戻るときはいつも、品川プリンスなど周辺のホテルを利用していました。新千歳発の金曜日の最終便で羽田に着き、京急で品川に出て、ホテルにチェックイン。土、日を東京で過ごして、月曜の朝一で札幌に帰るという、生活パターンでした。


  品川って、羽田空港、新幹線を利用する人や、JR東海道線や京急の関係で神奈川方面の人以外、普通の東京人はオフィスや学校でもない限りあまり縁がないんですよね。
  これだけのターミナルなんだから、商業施設とか、映画館などもっと充実してくれれば足を運ぶんですけどね。伊勢丹、高島屋あたり再開発しませんかね?
  ラーメン・テーマパーク品達は、面白い店があるので、また足を運ぼうと思ってはいますが。

9月5日のポイント

  米国市場は休場。とりあえず先週末の米雇用統計の後始末をどうつけるかです。このままじゃ済まないと思いますけどね。中途半端な底堅さは何なのでしょうか。
  ドル・円は、どこで見限るか? これまでおおむね2円ステップで為替介入が入っているので、次のポイントは75円台前半に注目。要は75円割れでいったんおちついて、78円くらいまで戻して、先の介入ポイントである77.10を維持できずにだらだらと下げるパターンを一つのシナリオとして考えたい。介入のアリジゴクですよね。1ドル=50円時代が目前であるという、腹をくくらないと。安住さん、野田さん。
  あとは、各国中銀の金融政策決定会合があるので、要注視。それと今月20、21日のFOMCの地ならし。資本主義のルールにのっとって米国と、破綻状態の米企業にはさっさと退場してもらった方がいいと思うんですけどね。

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8930
8900
8820
8800
8760
8710 61.8%押し
8660
8630
8610
8430 76.4%押し
8400
7800 震災後安値

言うことなし!

  エースがしっかり相手打線を封じ込めて、




  4番がしっかりとなすべき仕事をこなす。







  これこそが理想の試合展開ですが、なかなか、お目にかかれません。今宵は最高の一夜でした。QVCマリンフィールドで行われた千葉ロッテ・マリーンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦は、エース・田中将大が要所を締め、打線が4番・山崎武司を中心に奮起し、10-1で快勝しました。
  はたから見ると、一方的な展開でつまらないと思われるかもしれませんが、一勝の重みを知る野球ファンにとっては、これほどうれしい試合はありません。
  投打が完璧にかみ合う試合なんて、1年にそう何度もあるものではないですからね。しかも、いつも勝ち負け紙一重のかつかつの勝負を見せられている楽天ファンからすると、痛快です。




  相手は、何といっても、昨年、下克上で頂点に立った、日本チャンピオン・チームです。スタメンを見ると、どちらが格上か一目瞭然ですね。
  西岡剛がメジャーに行き、穴ができたとはいえ、足を使える選手と、パワー・ヒッターのバランスが絶妙で、ツボにはまるととてつもない力を発揮する打線です。荻野がけがが多いのが残念ですね。清田もスタメンで出てほしい選手です。
  それに比べると、楽天は、年寄りと小兵を寄せ集めた、貧弱な打線ですね。せめて鉄平と草野は安定して出てほしい。何年か前に万年Bクラスの広島東洋カープの試合を見た時、「小粒だなぁ」と思いましたが、それでも栗原とか嶋とか主軸がしっかりしており、かつては金本や新井貴、シーツが所属していたチームでもあり、そう考えても、楽天の層の薄さは12球団屈指です。でもそのチームが今、勢いがあるのですから、勝負事というのは分からないものです。
  ただ、バッテリーを比較すると田中-嶋は、十分通用しますね。今の野球界では一流に“超”をつけてもいいと思います。ロッテは里崎が登録抹消で、ピッチャーもマーフィーはちょっと物足りないですね。成瀬や唐川が出てくれば面白かったのですが、ローテーションの関係もあるので、仕方ないでしょう。




  今日は台風の影響で、時折、にわか雨があり、一回裏には15分ほど試合が中断するアクシデントもありましたが、大事には至らず、五回裏には名物、花火の打ち上げもあり、週末で、楽しい雰囲気でした。マリンフィールドは海からの風が潮の香りを運んできて、とてもさわやかで、好きな球場です。
  ロッテファンは、12球団屈指の暑い応援で知られます。点を取って勢いに乗られるとやっかいですが、ランナーを得点圏に背負っても、マー君が三振を奪取して、要所を締め、強力な応援団を沈黙させたのもなかなか、見られない光景でした。
  数では完全に劣勢な楽天ファンでしたが、しり上がりに勢いが増し、本拠地で応援しているような感覚になりました。これも野球の醍醐味ですね。
  逆にロッテは、週末で子どもたちも多く観戦に来ていたのに、ちょっとふがいないですね。ロッテファンには気の毒な展開でした。




  もっと接戦になるかと思い、楽天に“気”を送ろうと、身構えていたのですが、とても楽な展開で、逆にこちらの方がいい気をもらってしまいました。やはり勝ちゲームはいいですね。精神的に非常にいい効果が出ます。運気もアップすると信じています。
  実は、神宮に東京ヤクルト対巨人を見に行くか悩みました。あちらも今、重要な局面ですからね。ロッテ-楽天戦のチケットを予約した後も、後ろ髪をひかれる思いだったのですが、すっきりしました。ヤクルトもようやくアク抜けしつつありますね。巨人に2連勝です。
  最高の夜でした。




  ところでQVCマリーンフィールドというと、東日本大震災では液状化で、周辺の地盤がゆるみ、かなり大きな被害が出たことで知られます。
  球場正面入り口付近の一角はいまだに立ち入り禁止になっており、震災の被害を生々しく思い起こさせます。
  一時は、野球なんかできるのかと心配しましたが、何とか、日常を取り戻せましたね。平和に野球を観戦できることを心から感謝します。そして、被災地が一日も早く復興しますように。願いを込めて。


いざ千葉へ!

  本日はQVCマリンフィールドへ千葉ロッテマリーンズ対東北楽天イーグルスの観戦へ行く予定です。土曜日なのでエース対決であろうと予想して、先週からチケットを予約していました。
  予告先発はロッテ・マーフィー、楽天・田中将大。勝てるぞ今日は!!
  台風が接近してひやひやですが、何とか、持ちこたえてほしい。楽天は最近上り調子ですが、クライマックス・シリーズ進出してほしいですね。
  今年は、上にいるソフトバンクも日本ハムも穴が多いので十分チャンスがあります。2位だと仙台でCSを開催できるんですけどねぇ。頼むぜマー君!