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日経225先物に特化したニュース・情報です。

運気を上げる

  デイトレードをする上で、経済について勉強したり、テクニカルについて知ることは、とても重要ですが、それとともに大切なのは、自分自身の運気を上げることなんですよね。運がいいか悪いかもトレードの成果を左右する大きな要素です。
  生まれついて勝負運の強い人は別格です。そういう人は、細かいことを考えずに特殊能力を生かして、がんがん行けばいい。でも普通の人はそうはいかない。
  幸いなことに、日経先物相場は、現物株と違って、ランダムな動きではなく、ラインを読んでいれば、ある程度、動きが予想でき、コツコツやれば、それなりに積み重ねていけます。
  ただ、これは私自身の反省でもあるのですが、運気を上げて、テンションを高め、勝ちに対する意欲を強めていかないと、勝ちを積み重ねて利益を出すのは難しいと思います。
  テクニカルの理解は万全で、読みは完璧でも、最後はメンタルに左右されてしまう。そうすると、勝てるところ、利益を伸ばせるところで失敗してしまう。また、相場にのめりこんで、負のスパイラルに陥る危険性だってあります。
  常に冷静で、緻密な分析でトレードするには、やはり、自信を持つことが大切で、自信を持つためには、運気を上げていくのが、もっとも重要だと思います。
  運気を上げるにはどうすればいいか。それは人それぞれやり方があると思いますが、私が考えるもっとも手っ取り早いのは、勢いのあるものに触れることだと思います。ヒット曲を聴くとか、話題の映画を見るとか、人気芸人のライブを見るとか、行列のできる食べ物屋に行ってみるとか、なかなか手に入らない人気のグッズを手に入れるとか、今、一番、勢いのあるものから運気のおすそわけをしてもらうことだと思います。
  私が最近、ヤクルト、ヤクルト言っているのは、好きなチームであるとともに、今、とても勢いがあるからです。有名ラーメン店を訪れるのもそうですし、今、一番注目されている天才子役の芦田愛菜さんや「マルモのおきて」に興味を持ったのもそのためです。
  万年最下位の野球チームのつまらない試合を見たり、場末の人気のないラーメン店に行っても、何ら得るものはない。それどころか、こちらの運気にまで悪影響を及ぼしかねない。
  相場に関わるということは、相場の力を感じ、その方向性に賭け、勢いに乗せてもらうということです。だから、常に勝ち馬に乗る必要がある。普段から、勝ち馬を探す訓練は必要です。
  例えば、昨年のバンクーバー五輪で、フィギュア・スケートで浅田真央選手対キム・ヨナ選手の世紀の大勝負がありましたが、日本人としては浅田選手を応援したくなるのが人情でしょうし、そうすべきでしょう。ただ、先物やFXなど勝負の世界にかかわる者としてはそれでは不十分です。冷静に情勢を分析し、どちらが勝つか予想することが最も重要です。
  それまでのグランプリ・シリーズでの両選手の対決、ショート・プログラムの結果から、浅田選手より、キム・ヨナ選手が優勢であるという認識は持っていなければならない。負けるとわかった上で浅田選手を応援すべきです。
  相場の世界に携わる以上、すべての勝負事に関して、冷徹な目が必要です。そして、遠慮なく勝ち馬に乗ること。私は、ヤクルト・ファンですが、ヤクルトがおかしな方向に向かい、どう考えても勝てないだろうという状況に陥るならば、突き放します。
  それくらい徹底しないと、いい運気を維持することは難しい。明らかに相場が下落局面にあるのに、上昇すると勘違いしてロスカットせず放置したり、逆に上昇相場なのに暴落すると思い込んで、踏み上げられる。
  常に大局や、流れを冷静に分析することが大切です。

今週の結果 11戦10勝1敗 +125円

  先物復帰後、初のマイナーSQ通過。SQ前って苦手なんですよね。訳の分からない動きに翻弄されて、つまらないロスカットをすることが多い。今週は、ラーメン食べに行ったり、野球を観に行ったり、なるべく相場にのめりこまず、中立でいられるよう心がけました。
  まあ、今回のSQ通過で少し自信が持てましたが、反面、疑心暗鬼になりすぎて、利益が伸ばせないという欠点も浮かび上がりました。7月6日の10000超えの攻防がそうですね。信じて待っていれば普通に利益を伸ばせたと思います。
  米雇用統計がひどい結果になったことで、来週以降、ちょっと難しい展開になりそうですね。ここまでほぼ一本調子で上昇しましたが、ここからは、調整なのか、本格下落なのかを見極める必要が出てくる。
  ブログを再開した理由は、6月中に世界恐慌に陥る可能性が高いと思ったので、その実況中継と、一般投資家の皆さんに警鐘を発するためでした。ところが、予想に反して、ここ数週間、堅調な地合いが続き、当初の目的から離れて、「楽しい投資生活」みたいになってしまいました。
  まあ、小難しいことばかり言っていても仕方がないので、日々のトレードを通じて、皆さんに相場がどういう状況なのか、世界経済がどのくらい危機的なのか、実況できればと思います。
  この世知辛い世の中で、ミニ1枚からスタートして、どこまで利益を伸ばせるか、試したい気持ちもありますしね。ラージ1枚に置き換えてもらえれば、このしょぼい相場つきでも、そこそこ稼げることがお分かりでしょう。
  私の主戦場はドル・円相場ですが、可能な限り、先物の可能性を追求したいと思っています。「そば屋のカレー」だと思って、このブログをご覧ください。スポーツ、エンタメ、B級グルメなどバラエティー路線もさらに強化したいと思います。皆さんコメントありがとう!

(今週の結果)※ミニ1枚、手数料反映せず
  7月4日  9980S→ 9970 +10
  7月5日  9970S→ 9975 - 5
         9965S→ 9955 +10
         9980L→ 9985 + 5
  7月6日  9985L→ 9995 +10
         9995L→10000 + 5
        10045L→10065 +20
  7月7日 10040S→10030 +10
        10080L→10110 +30
  7月8日 10185S→10170 +15
        10160L→10175 +15

10160L→10175 +15

  危ない、危ない。ここ数日の経済指標の強さで、すっかり平和ボケしていました。忘れてはならないのは、「米国は破綻国家であり、もはや国家の体をなしていない」ということです。肝に銘じました。
  6月米雇用統計は、非農業部門雇用者が+1万8000人。予想は、+10万5000人。+10万人を超えるかどうかがポイントとされていたので、かなりのネガティブサプライズ。失業率も9.2%で予想(9.1%)を上回りました。
  毎月毎月のことですが、ADP雇用報告と、雇用統計は逆の結果になるんですよね。一致したことは、めったにない。だから、ADPがよかったからといって、雇用統計がいいということにはならない。こうやって、奴らは相場操縦をするわけです。
  私は、21:30の発表直前まで上目線でしたが、先物の板をみてやばいと思い、逃げました。薄利ながら、なんとか利益ゲット。ドル・円も、ほぼ本日高値で利益確定。それなりの額にはなりましたが、なんか、やられた感があります。
  これで、来週以降、相場の行方が見えにくくなりました。昨日夕方、「もしかしたらピーク・アウトか?」と指摘しましたが、その可能性もあります。ただ、先物は、本日日中に10200をつけた意味を考える必要がある。これはポジティブ。もちろん、10000超えまでにさまざまなネガティブ要因を振り切ってここまできているので、それなりの調整が入っても何ら不思議でない。
  というか、こうなったら10200を超えるタイミングや材料を見つけるのがむずかしくなってしまいました。売り目線に切り替えるのが遅かったですね。反省。
  まあ、SQ直前は苦手だったので、今週、大きなロスカットがなくてよかった。プラス、マイナス、ゼロなら御の字と思っていたので、上出来としておきましょう。

バビロン・システム



  先日、映画「インサイド・ジョブ」を紹介しました。現在の金融システムは、まさにponzi scheme=ねずみ講そのものであるという鋭い視点から描かれた作品ですが、キューバ革命の闘士チェ・ゲバラや、レゲエの神様ボブ・マーリーは半世紀以上も前から、強い者が弱い者から搾取する仕組みを見破り、これが“Babylon System”だと訴え続けていたのです。
  ボブ・マーリーの「Babylon System」という曲は「No Woman No Cry」、「I Shot the Sheriff」、「One Love」といった代表的作品と比べるとマイナーですが、彼の思想を体現した、名曲中の名曲で、体制を支配する側にとっては、非常に都合の悪い、刺激的な音楽です。
  歌詞には、「バビロン・システムは吸血鬼、子供や苦しんでいる人の血を吸って、教会や大学を建てる。人々をだまし続けながら・・・」(拙訳)と、ものすごい内容が含まれ、「子供たちに真実を教えよ」が曲のクライマックスです。
  資本主義は、持てる者と持たざる者の間に大きな格差や不公平を生みだしました(そしてそれは現在進行形であります)が、共産主義や社会民主主義は、カネやモノではなく、たとえば共産党書記長といった地位や権威、権力を持つか持たないかで人が差別されるようになりました。
  また、ボブ・マーリーが訴え続けた、「アフリカ解放」は実現されたものの、逆に貧困や独裁、内戦を誘引し、苦しむ人々を多数生みだした側面もあります。
  ある人が「資本主義と共産主義のどちらを選ぶかは、ヤクザの親分につくか貧乏人のリーダーのごろつきにつくかの違いだ」という名言をはきましたが、私たちは、資本主義的な考え方と、共産主義的な考え方の間で揺れているのだろうと思います。今の資本主義は明らかにおかしいと思う一方で、陰気くさい共産主義を選ぶのはどんなものか。
  ボブ・マーリーは人間の解放を求め、“We are what we are”(おれたちは自分らしくいたいだけなんだ)と歌いましたが、人よりいい生活をしたい、いい地位を得たい、お金がほしいという、あさましい考え方をするのもやはり私たち人間なわけです。
  求められるのは、やはりバランスでしょうか。ボブ・マーリーの曲を聴くと、彼はリバタリアン的な考え方を持っているんだなという気もしますね。