昭和30年代の東京の下町を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」がシリーズ3作目も、順調な興行成績を上げているようです。
漫画がベースなので、ストーリーが非常に軽快であることや、しみじみと明るく前向きだった昔を懐かしみたい、一線を退いた団塊の世代を中心とする中高年に受けたこと、高度成長期の熱気を感じたい若い世代の関心を見事につかんだことが成功の要因だと思います。
キャストも好感を持てますし、ノスタルジーと郷愁に重きを置いた娯楽映画として楽しむのには、まさに最適だし、日々仕事に追われたりストレスにさらされている人が気分転換を図ったり、元気をもらったり、するにはうってつけだと思います。
ただ、好評の一方で、やはり「昭和30年代はそんなにいい時代だったのか」「過去をやたらと美化するのはどうか」といった批判的な意見や、「いつまでも古き良き時代の思い出に浸っていては前に進まない」など辛口な声も聞かれるようになりました。ヒット作の宿命でしょうね。
私も、単純な娯楽としてこのシリーズを楽しませてもらう一方で、やはり、同じような批判的な視点を持たずにはいられないですね。NHKのドキュメンタリー「プロジェクトX」についても同様の評価です。
ALWAYSもプロジェクトXも、全体的に感じるのは、情緒的な部分を前面に押し出し過ぎているのではないかということです。視聴者の感情に訴えかけるのに重点が置かれ過ぎていて、成功の要因は本当のところどうだったのか? 今でもこのサクセスストーリーは通用するのか? 新しい勝ちパターンにつながるのか? といったところにはあまりつながらないような気がします。
もちろん、見る人が見れば、いろいろなヒントやノウハウの宝庫なのでしょうが、どうしても一般の視聴者には、お涙ちょうだい、浪花節の部分が強く入り込んでしまいます。そうしないと、あまり入場料収入、視聴率を稼げないという事情もあるとは思いますが、客観的、科学的、論理的に物事を把握し、整理できないという日本人の欠点が出ているような気がします。
日本が高度成長を遂げることができたのは、もちろん日本人の勤勉さ好奇心の強さ、細かい心遣い、仲間同士の連帯など、いろいろとな要因が挙げられると思います。
ただ、辛口な視点で指摘すると、朝鮮戦争、ベトナム戦争と、米国が主導した戦争経済で大きな恩恵を受けた部分は大きいし、そもそも戦争による空襲で廃墟からの出発で、内需のパワーが強かったこと、人口構成がピラミッド型で人口ボーナスがあったことなど、恵まれた条件があったことも忘れてはなりません。
それに、このブログでは何度も言及していますが、1970年代ぐらいまでは、欧米は人種差別意識が強く、日本人にハイテク技術は習得できないと思っていたので、特許や技術を使い放題で、市場も開かれていたという事情もあります。現在のようにグローバル化が進んでおらず、韓国、台湾、そして中国といったライバルも存在しませんでしたしね。
なにより、時代の流れが遅く、ブラウン管テレビやVTRを何十年も製造して、利益を得てきたわけです。過剰生産による過当競争や価格下落の問題もありませんでした。日本の経済的な成功の要因は、地力、底力による部分を決して否定はしませんし、失われた20年を経てもインフラや治安の良さ、丁寧なサービスなど総合的に世界で一番豊かな国だと誇っていいと思いますが、ここまでたどりついた背景には、運に恵まれた部分も相当あります。このことを忘れてはいけません。
グローバル競争がますます激しくなる中、いまだに日本らしい勝ちパターンを見いだせないというのが一番厳しいですね。もちろん韓国、台湾、中国が製造業で躍進し、欧米で製造業が復権しつつある陰には日本の工作機械や品質管理のノウハウが貢献している部分は大きく、これはもっと評価すべきだとは思います。
それに欧米や中国型のスピードや結果だけを重視するビジネススタイルが行き詰まりつつあり、日本のように時間をかけても丁寧に信頼を築き上げるやり方に注目が集まっていることも事実ですが、もう少し全体的に意思決定や行動に躍動感がほしいですね。そうしないと、目ざとい連中がうようよしているわけで、いいところはあっという間に盗まれてしまうでしょう。
テレビ朝日の金曜日深夜のドラマ「13歳のハローワーク」は面白いですね。日本が経済大国の地位に上り詰めたバブル期と現在を行き来する主人公(TOKIOの松岡昌宏さん)を通じて、バブル時代にあって、今の日本にはないもの、あるいはその逆をうまく見せています。
バブル期は、何のキャリアも社会経験もない大学生がちやほやされ、求人難から大企業は内定を乱発した時代でした。その当時もいわれていたことですが、明らかに異常でしたね。本当にものの見事にバブルは弾けたわけです。
で、当時、楽に就職できた人たちは今でも幸せかというと、必ずしもそうではありません。ジャパンマネーを背景に世界で猛威を振るった日本の銀行は、米国に徹底的に叩きのめされ、搾取され、去勢された猫のようになってしまいましたし、CAが「スッチー」と呼ばれた時代、あこがれの職業でしたが、ナショナル・フラッグが倒産し、契約社員としてしか採用されず、3K職場になってしまいました。
製造業もリーマン・ショック前までは勢いが残っていましたが、テレビは高性能になりましたが、1インチ=1000円の時代に突入し、売れば売るほど赤字が発生し、半導体はエルピーダがついに陥落。自動車も5年先、10年先は電機に続くことになるでしょう。
主人公は35歳の警察官で、おそらく地方公務員としての採用で、キャリア採用を目指して、バブル時代、中学生だった自分に勉強させて、国家公務員を目指すよう指南するわけですが、当時も今も浮き沈みが少ない分、安定しているのは公務員ですよね。
若者が保守的で、内向き志向なのがよく分かります。バブル時代を体験していなくても、これまでの歴史や経緯をよく見ているからこそ、過剰なリスクをとっても得られるものは少ないと、見抜いているわけです。決してバカではないし、悲観すべきものでもありません。
バブルからこれまでの20年を振り返って、あまり楽しいものでもないですが、どこで失敗したのか、それを何につなげられるのか? 変わらないもの、変わるべきものは何か? などこのドラマは考えさせてくれます。もちろん、これだってALWAYS同様、娯楽番組なので、よく考えて見ないと、何のヒントも得られないのですが、どちらかと言えば、見る価値は大きいと思います。
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凶×2
おみくじとか占いの類いは、なるべく良いときだけ信じるようにしています。悪い結果が出たときは、「慎重に行動をするように」という、何かのお告げだと単純に割り切ります。
テレビ朝日の「お願いランキング」では、毎日、その日の運勢を振り返る「答えあわせうらないい」をやっていますが、あれは面白いですね。ぴたりと当たっている日もあれば、全く外れている日もあります。占いなんて所詮はその程度なんだなと気付かせてくれる、いいきっかけですね。
そんな風に思っていたのですが、先日、浅草の浅草寺でおみくじを引いて「凶」だったので、かなりへこみました。というのも、私は浅草寺で「大吉」しか引いたことがありませんでしたから。
しかも、正月に自宅近所の毎年初詣に訪れる神社で引いたおみくじも「凶」だったのです。私はこの神社で以前、凶を引いたときに、腕を骨折したことがあります。あまり気にしないつもりですが、何となく嫌なものが頭の片隅に残っていました。
リベンジをと思って、験担ぎに浅草寺でおみくじを引いたのですが、リベンジどころか見事に返り討ちに合ってしまいました。さすがに立て続けに2回も凶を引くと、嫌ですね。「小吉」とか「末吉」とか中途半端なものがたくさんある中で、凶を連続2回ですよ。ある意味、すごいですよね。もしかすると何か持っているのかもしれません。
年初から強調しているように今年2012年は、激動が予想される年なので、できる限り、平穏に過ごしたい、という思いがあります。このような年に凶ばかり引くのは、やはり予想通りに何かが起きる可能性が高いということでしょうか? それともそれとは別に身に危険があるから自重せよというお告げなのでしょうか?
私の場合、朝のフジテレビの「めざましうらない」を見ると、必ずといっていいほど、悪い運勢とめぐり合わせるというジンクスもあり、じゃあ実際にひどいことばかり起こったかというと必ずしもそうでもなく、今回も、その程度かなと思っていたりもします。
本当に運気が落ちているときは、負のスパイラルに陥りますからね。悪運が悪運を呼び、やることなすことうまくいかなくなり、完全に自信を喪失してしまいます。
さすがに目に見えて悪運に見舞われているとは思えず、むしろ、最近よくお話ししている通り、昨年来、大掃除、身辺のリストラを進めて身軽になり、徐々に英気も養われています。かかりつけの医師の処方する漢方薬で非常にシャープな状態ですし、たまたま受けた区の歯科検診で虫歯が見つかり、治療と歯石除去などで口腔内の清潔も回復されつつあります。
唯一気掛かりは、トレードがねぇ。年初来、日経先物もドル・円も、すっきりできるトレードができません。でもこればかりは何とかしようにも、相場が動いてくれない限り、自分ではいかんともしようがありません。唯一できることと言えば、地道に相場分析をし、チャンスを逃さないことですかね。
今のところ、身の回りに、凶を2回も引くような、悪い事情は見当たらないのですが、ある時期にいろんなことが押し寄せてくるのでしょうか? 今のところは、可能な限り、起こり得るリスクはヘッジしているつもりですが、思わぬ落とし穴があるのかもしれません。
あまり細かく考えすぎると、逆にそれこそ、マイナス思考に完全に取りつかれてしまい、行動にも影響しそうなので、「なるようになるさ」と割り切って、乗り越えていきたいと思っています。
しかし、もう一度、どこかでおみくじを引いて、連敗を止めたいのですが、きっかけがないので困っています。3度目の凶を引くよりはましか(笑)。
テレビ朝日の「お願いランキング」では、毎日、その日の運勢を振り返る「答えあわせうらないい」をやっていますが、あれは面白いですね。ぴたりと当たっている日もあれば、全く外れている日もあります。占いなんて所詮はその程度なんだなと気付かせてくれる、いいきっかけですね。
そんな風に思っていたのですが、先日、浅草の浅草寺でおみくじを引いて「凶」だったので、かなりへこみました。というのも、私は浅草寺で「大吉」しか引いたことがありませんでしたから。
しかも、正月に自宅近所の毎年初詣に訪れる神社で引いたおみくじも「凶」だったのです。私はこの神社で以前、凶を引いたときに、腕を骨折したことがあります。あまり気にしないつもりですが、何となく嫌なものが頭の片隅に残っていました。
リベンジをと思って、験担ぎに浅草寺でおみくじを引いたのですが、リベンジどころか見事に返り討ちに合ってしまいました。さすがに立て続けに2回も凶を引くと、嫌ですね。「小吉」とか「末吉」とか中途半端なものがたくさんある中で、凶を連続2回ですよ。ある意味、すごいですよね。もしかすると何か持っているのかもしれません。
年初から強調しているように今年2012年は、激動が予想される年なので、できる限り、平穏に過ごしたい、という思いがあります。このような年に凶ばかり引くのは、やはり予想通りに何かが起きる可能性が高いということでしょうか? それともそれとは別に身に危険があるから自重せよというお告げなのでしょうか?
私の場合、朝のフジテレビの「めざましうらない」を見ると、必ずといっていいほど、悪い運勢とめぐり合わせるというジンクスもあり、じゃあ実際にひどいことばかり起こったかというと必ずしもそうでもなく、今回も、その程度かなと思っていたりもします。
本当に運気が落ちているときは、負のスパイラルに陥りますからね。悪運が悪運を呼び、やることなすことうまくいかなくなり、完全に自信を喪失してしまいます。
さすがに目に見えて悪運に見舞われているとは思えず、むしろ、最近よくお話ししている通り、昨年来、大掃除、身辺のリストラを進めて身軽になり、徐々に英気も養われています。かかりつけの医師の処方する漢方薬で非常にシャープな状態ですし、たまたま受けた区の歯科検診で虫歯が見つかり、治療と歯石除去などで口腔内の清潔も回復されつつあります。
唯一気掛かりは、トレードがねぇ。年初来、日経先物もドル・円も、すっきりできるトレードができません。でもこればかりは何とかしようにも、相場が動いてくれない限り、自分ではいかんともしようがありません。唯一できることと言えば、地道に相場分析をし、チャンスを逃さないことですかね。
今のところ、身の回りに、凶を2回も引くような、悪い事情は見当たらないのですが、ある時期にいろんなことが押し寄せてくるのでしょうか? 今のところは、可能な限り、起こり得るリスクはヘッジしているつもりですが、思わぬ落とし穴があるのかもしれません。
あまり細かく考えすぎると、逆にそれこそ、マイナス思考に完全に取りつかれてしまい、行動にも影響しそうなので、「なるようになるさ」と割り切って、乗り越えていきたいと思っています。
しかし、もう一度、どこかでおみくじを引いて、連敗を止めたいのですが、きっかけがないので困っています。3度目の凶を引くよりはましか(笑)。
進化論
進化論で知られるダーウィンは、生物が生き残る条件として、「変化に適応できること」を挙げています。ダーウィンの学説が正しいかどうかは、私には判断しかねますが、変化に適応できない者が衰退、滅亡していくことは、長年経済をウォッチしていれば、経験則として理解できます。
テレビや新聞では年初に国内の大企業のトップやエコノミスト、アナリストなんかに今年1年を予想してもらい、特集していますが、総じて「バラ色」ですよね。「欧米の景気回復」という蜃気楼のようなものを信じているようです。もちろん、中には「日経平均7000円割れ」みたいなやや辛めの予想をする人もいますが、所詮はその程度です。
表面上、明るい予想をしつつ、本音では「欧米相当やばいよ」と思っている人もいることにはいるのでしょうが、基本的には、そこまで深刻に考えている人はそんなにはいないでしょう。
欧米の問題を突き詰めて考えると、結局、欧米が世界をしてきたことの矛盾に突き当たるわけで、今なお、欧米中心に世界が回っていると考えている人たちが主流派である限り、この問題について本気で向き合うことは“タブー”にほかなりません。
タブーに触れることは世界秩序に対して、反逆することを意味し、タブーを設けることで、欧米による世界支配がかろうじて続いているのです。
日本の財界人や知識人は、タブーであることすら分かっていないんでしょうね。あまりにも従順になりすぎてしまい、現在の状況に何の疑問も持たない人がほとんどでしょう。新年の経済団体の互礼会なんかのニュースを見ていても、この期に及んでも平和ボケしているというか、まぬけ面を下げています。
陰謀論者とか面倒くさい人たちもいますけど、個人投資家は厳しい相場環境に直面しているので、割と冷静かつ客観的に物事を見ていますよね。
年賀状でもそうですが、世間一般の人に「世界恐慌が起きる」と言っても、真に受け止めてもらえないし、逆に変人扱いされてしまいます。タブーにまともに向き合う人間に対する世の中の反応なんてそんなものです。
ただ、「金融恐慌」や「欧米の没落」が冗談ではなく、目の前に迫っているということは、この半年の金融市場の動向をみてもわかりますね。なぜ日経平均は安値圏に低迷するか、ドル、ユーロに対して円高が続くか、ということをつきつめて考えれば分かることです。
世間の人にはなかなか信じてもらえませんが、真実を知っている分、私たちにはアドバンテージがあるということです。何としてもうまく活用したいものですね。単に金融恐慌を予想するだけなら誰でもできますが、それをチャンスに結び付けられないなら無意味です。だから変化に的確に対応する力が求められますね。
陰謀論者の人たちが頭が悪いと思うのは、欧米が破綻状態であるという認識では、タブーに向き合っている個人投資家と一緒なわけで、同じようなスタートラインに立っているわけですが、そこから自分が生き残るためにどうすればいいのか、混乱に乗じてひと儲けできないか、せめて資産へのダメージを減らして恐慌後に何かを始める原資にできないか、と考えるべきなのを、訳のわからない聖書の難解な言葉を持ってきて講釈をたれたり、うじうじとマイナス思考のスパイラルにはまっているところですよね。
前にもお話ししましたが、東日本大震災なんて陰謀論者の絶好のネタでしたよね。「地震兵器がどうの」とまさにお祭りだったことでしょう。でも、陰謀論者の言うとおりの事態になったとしても、災厄に巻き込まれた人は生きていかなければならないのです。今日のご飯をどうするか、明日以降、どうやって食いつないでいくか、という問題は切実です。
今までは安全地帯にいて危機をあおってきただけの輩が、自分の身にふりかかった場合、どうするのか? そういう想像力がないところがバカですよね。
金融恐慌が起きて、世界経済が大混乱に陥っても、生きていかなければならないのです。そして、その後の経済状況は一変しているでしょう。だから、生き延びるには、いち早く新しい状況に対応していかなければならないのです。
未来の予想がある程度できているのだから、あとはそれぞれの判断で、世間の人より先回りできるアドバンテージを生かして、有効な手を打っていく必要があります。
テレビや新聞では年初に国内の大企業のトップやエコノミスト、アナリストなんかに今年1年を予想してもらい、特集していますが、総じて「バラ色」ですよね。「欧米の景気回復」という蜃気楼のようなものを信じているようです。もちろん、中には「日経平均7000円割れ」みたいなやや辛めの予想をする人もいますが、所詮はその程度です。
表面上、明るい予想をしつつ、本音では「欧米相当やばいよ」と思っている人もいることにはいるのでしょうが、基本的には、そこまで深刻に考えている人はそんなにはいないでしょう。
欧米の問題を突き詰めて考えると、結局、欧米が世界をしてきたことの矛盾に突き当たるわけで、今なお、欧米中心に世界が回っていると考えている人たちが主流派である限り、この問題について本気で向き合うことは“タブー”にほかなりません。
タブーに触れることは世界秩序に対して、反逆することを意味し、タブーを設けることで、欧米による世界支配がかろうじて続いているのです。
日本の財界人や知識人は、タブーであることすら分かっていないんでしょうね。あまりにも従順になりすぎてしまい、現在の状況に何の疑問も持たない人がほとんどでしょう。新年の経済団体の互礼会なんかのニュースを見ていても、この期に及んでも平和ボケしているというか、まぬけ面を下げています。
陰謀論者とか面倒くさい人たちもいますけど、個人投資家は厳しい相場環境に直面しているので、割と冷静かつ客観的に物事を見ていますよね。
年賀状でもそうですが、世間一般の人に「世界恐慌が起きる」と言っても、真に受け止めてもらえないし、逆に変人扱いされてしまいます。タブーにまともに向き合う人間に対する世の中の反応なんてそんなものです。
ただ、「金融恐慌」や「欧米の没落」が冗談ではなく、目の前に迫っているということは、この半年の金融市場の動向をみてもわかりますね。なぜ日経平均は安値圏に低迷するか、ドル、ユーロに対して円高が続くか、ということをつきつめて考えれば分かることです。
世間の人にはなかなか信じてもらえませんが、真実を知っている分、私たちにはアドバンテージがあるということです。何としてもうまく活用したいものですね。単に金融恐慌を予想するだけなら誰でもできますが、それをチャンスに結び付けられないなら無意味です。だから変化に的確に対応する力が求められますね。
陰謀論者の人たちが頭が悪いと思うのは、欧米が破綻状態であるという認識では、タブーに向き合っている個人投資家と一緒なわけで、同じようなスタートラインに立っているわけですが、そこから自分が生き残るためにどうすればいいのか、混乱に乗じてひと儲けできないか、せめて資産へのダメージを減らして恐慌後に何かを始める原資にできないか、と考えるべきなのを、訳のわからない聖書の難解な言葉を持ってきて講釈をたれたり、うじうじとマイナス思考のスパイラルにはまっているところですよね。
前にもお話ししましたが、東日本大震災なんて陰謀論者の絶好のネタでしたよね。「地震兵器がどうの」とまさにお祭りだったことでしょう。でも、陰謀論者の言うとおりの事態になったとしても、災厄に巻き込まれた人は生きていかなければならないのです。今日のご飯をどうするか、明日以降、どうやって食いつないでいくか、という問題は切実です。
今までは安全地帯にいて危機をあおってきただけの輩が、自分の身にふりかかった場合、どうするのか? そういう想像力がないところがバカですよね。
金融恐慌が起きて、世界経済が大混乱に陥っても、生きていかなければならないのです。そして、その後の経済状況は一変しているでしょう。だから、生き延びるには、いち早く新しい状況に対応していかなければならないのです。
未来の予想がある程度できているのだから、あとはそれぞれの判断で、世間の人より先回りできるアドバンテージを生かして、有効な手を打っていく必要があります。
研究の必要性
私は、個別株からトレードの世界に入ったのですが、個別株を短期間で売買するというのは、かなりの精神的プレッシャーを伴います。買うといつどんなニュースが入って、大暴落するか分かりませんし、売れば、上がる株はとことん上がるので、「空売りは青天井」の格言通り、怖い思いをさせられることになります。
かつての日経平均先物は、それこそテクニカルに沿って、規則正しく動いていたので、値動きが読みやすく、リスク管理がしやすいということで、人気を博しました。私もそうしたメリットに魅力を感じて先物に参入したクチです。
「ハイリスク・ハイリターン」といわれますが、先物は値動きの仕組みや相場の癖を把握していれば、リスクをほぼヘッジでき、ローリスク・ハイリターンとはいかないまでも、ミドルリスク・ミドルリターンぐらいは余裕で実現でき、非常に魅力的な投資対象でした。
ところが、リーマン・ショック以降、相場環境が激変し、かつては騙される人が多かったので、相場に潤沢な資金が流れ、それなりの値動きがあったのですが、今では、限られた相場参加者、資金をめぐっての騙し合いになってしまったので、値動きが窮屈で、しかも一部の人たちの思惑で政治的に(ギャップや窓を開けて)、価格操作されてしまうので、まったく妙味のない市場になってしまいました。
2月中旬以降、市場環境は変わりつつありますが、上昇相場にもかかわらず、ところどころで非常に窮屈な動きをします。本質的には大きな変化はないということです。
FXなんかもだんだんそうなりつつありますね。ドル・円なんかは2010年秋以降、為替介入が入ることで、人工的に価格形成されるようになり、米国の衰退、国家破綻に向けて素直に下落すればいいものを、しつこく下げ渋るので、とっつきにくい相場になってしまいました。
ユーロなんかは、上下する余地は大きく、ダイナミックな値幅をしてもいいはずなのですが、こちらもドル同様、値幅がコントロールされ、一部の相場を動かしている人たちの思惑によってしか動かないので、手出ししにくいです。
どうしても、見慣れた市場の方が、勝手知ったるなんとかなので、取引しやすいし、今までの研究の積み重ねもあるので、なかなか無視しづらいのですが、世の中、市場で取引され、個人投資家が容易に参入できる、金融商品、コモディティーはたくさんあるはずです。
日経先物にせよ、ドル・円にせよ、明らかにみえみえのインチキをするので、そこを狙ってポジションを取れば確実に稼げるというのはあるのですが、どんどん値動きが小さくなり、しかもトリッキーな動きをするので、ぴったりと相場に張り付いてまで、取引する魅力は薄れつつあります。
今はそこそこ値動きが回復しつつあるので、お付き合いしていますが、先物やFXがだめなら、ほかがあるさ、でいいのかなと感じつつあります。また、短期売買の視点でしか個別株を見ていませんでしたが、欧米の国家破綻、金融恐慌後の新しい時代を見据えて、底値で買って、配当狙いや長い目で見た値上がりを期待して、長期保有も考えていいのではないかと思うようになりました。
中国株なんかも絶好の狙い目ですよね。私はすでに何銘柄か、長期保有していますが、もう一度、金融恐慌後どうなるかという観点で、洗いなおして、買う準備を進めてみたいと思います。
また、金融商品だけでなく、金や原油など、コモディティーを研究して、押し目買いなり吹き値売りを狙ってみても面白いかもしれません。
かつての日経先物のように、参加者やお金が集まるマーケットの方が、チャンスが大きいに決まっています。だから、そろそろ本業を変えるべく、本格的に研究すべき時がきているんだろうと思います。
タイミングもあるのでしょうけれど、先入観を持たず、何が妙味があるのか、常に追求していきたいと思いますね。もしかすると二度と先物に戻ってこないかもしれません(笑)。
かつての日経平均先物は、それこそテクニカルに沿って、規則正しく動いていたので、値動きが読みやすく、リスク管理がしやすいということで、人気を博しました。私もそうしたメリットに魅力を感じて先物に参入したクチです。
「ハイリスク・ハイリターン」といわれますが、先物は値動きの仕組みや相場の癖を把握していれば、リスクをほぼヘッジでき、ローリスク・ハイリターンとはいかないまでも、ミドルリスク・ミドルリターンぐらいは余裕で実現でき、非常に魅力的な投資対象でした。
ところが、リーマン・ショック以降、相場環境が激変し、かつては騙される人が多かったので、相場に潤沢な資金が流れ、それなりの値動きがあったのですが、今では、限られた相場参加者、資金をめぐっての騙し合いになってしまったので、値動きが窮屈で、しかも一部の人たちの思惑で政治的に(ギャップや窓を開けて)、価格操作されてしまうので、まったく妙味のない市場になってしまいました。
2月中旬以降、市場環境は変わりつつありますが、上昇相場にもかかわらず、ところどころで非常に窮屈な動きをします。本質的には大きな変化はないということです。
FXなんかもだんだんそうなりつつありますね。ドル・円なんかは2010年秋以降、為替介入が入ることで、人工的に価格形成されるようになり、米国の衰退、国家破綻に向けて素直に下落すればいいものを、しつこく下げ渋るので、とっつきにくい相場になってしまいました。
ユーロなんかは、上下する余地は大きく、ダイナミックな値幅をしてもいいはずなのですが、こちらもドル同様、値幅がコントロールされ、一部の相場を動かしている人たちの思惑によってしか動かないので、手出ししにくいです。
どうしても、見慣れた市場の方が、勝手知ったるなんとかなので、取引しやすいし、今までの研究の積み重ねもあるので、なかなか無視しづらいのですが、世の中、市場で取引され、個人投資家が容易に参入できる、金融商品、コモディティーはたくさんあるはずです。
日経先物にせよ、ドル・円にせよ、明らかにみえみえのインチキをするので、そこを狙ってポジションを取れば確実に稼げるというのはあるのですが、どんどん値動きが小さくなり、しかもトリッキーな動きをするので、ぴったりと相場に張り付いてまで、取引する魅力は薄れつつあります。
今はそこそこ値動きが回復しつつあるので、お付き合いしていますが、先物やFXがだめなら、ほかがあるさ、でいいのかなと感じつつあります。また、短期売買の視点でしか個別株を見ていませんでしたが、欧米の国家破綻、金融恐慌後の新しい時代を見据えて、底値で買って、配当狙いや長い目で見た値上がりを期待して、長期保有も考えていいのではないかと思うようになりました。
中国株なんかも絶好の狙い目ですよね。私はすでに何銘柄か、長期保有していますが、もう一度、金融恐慌後どうなるかという観点で、洗いなおして、買う準備を進めてみたいと思います。
また、金融商品だけでなく、金や原油など、コモディティーを研究して、押し目買いなり吹き値売りを狙ってみても面白いかもしれません。
かつての日経先物のように、参加者やお金が集まるマーケットの方が、チャンスが大きいに決まっています。だから、そろそろ本業を変えるべく、本格的に研究すべき時がきているんだろうと思います。
タイミングもあるのでしょうけれど、先入観を持たず、何が妙味があるのか、常に追求していきたいと思いますね。もしかすると二度と先物に戻ってこないかもしれません(笑)。
ディフェンス
経営がうまくいかない企業はただちに立ち去れ、というのが本来の資本主義のあり方なのですが、偉そうに資本主義のルールを押し付ける国に限って、「大き過ぎてつぶせない」という勝手な理屈を立てて、ゾンビのような企業を公的資金で支え、おかしなことがまかり通っています。
サブプライムローン問題の元凶と言える、フレディマック、ファニーメイの二つの住宅公社はなんだかんだ言って生きながらえていますし、AIG、シティ・バンク、バンク・オブ・アメリカ、メリルリンチ、モルガンスタンレーといった巨大金融機関も実質的に破たんしているにもかかわらず、のうのうと経営を続けています。
金融機関のみならず、ゼネラル・モーターズ、クライスラーだって、一度は死に、生き返ってもなお、つまらない無駄な車をつくっているのですが、国を挙げてトヨタバッシングをすることで浮上しました。
民間企業のみならず、ギリシャやアイスランドなんていう国はもはや財政的にたちゆかず、国家としての体をなしていないのですが、デフォルトは起こしていないということにされています(2012年1月現在)。
欧米の人たちは、日本が同じようなことをやれば、こぞってバッシングを加えるのですが、奇妙なことに自分たちがやる分には何も問題はないようです。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本の金融機関が不良債権問題で苦境に陥った時、容赦なく批判したにもかかわらずです。
ギリシャは一段落した感じですが(問題は何ら解決していないが)、ポルトガルやらスペインやらイタリアやら何やらで、いろいろと大きな壁が立ちはだかっていることに変わりはなく、現在の金融市場を見る限り、厚顔無恥にも、ユーロ圏の国家破綻は、まるで何事もないかのようにスルーするようですね。
人類史上最悪の債務を抱え、欧州なんかよりもはるかにひどい状況にある米国も同様ですね。ずっと前から国家破綻状態にあるにもかかわらず、いまだに世界のリーダーのつもりで振る舞い、あろうことか、ヤクザのような因縁をつけて、また、外国に戦争を仕掛けるつもりのようです。
腹立たしさを通り越して、あきれてしまいますが、連中が白旗を揚げるか、誰かが「ゲームオーバー」だと認定しない限り、一応は生きながらえることになります。
今年は年初に、いろんな矛盾が覆い隠せなくなって、金融市場的に、あるいは政治経済的に、大きな動きが起きることを予想し、欧米は一層の苦境に陥ることとみていましたが、追加金融緩和という国家レベル、グローバルレベルでインチキをやり、一応、当面の底割れを回避させました。世界をぬかよろこびさせているにすぎないのですが、敗北を認めないということは、現体制をなんとか維持させようという腹積もりのようです。
日経平均は2月中旬まで、大きくは暴落しないものの、半年ごとに500円ずつ値を切り下げる、ドル・円もしつこく値を維持しつつ、3カ月に1度、5円くらい円高が進行し、そのたびに、慌てた日本の当局が3~5兆円規模の介入に乗り出すみたいな状況が続いていました。
1ドル=75円、1ユーロ=100円で、日本のほどんどの輸出企業は立ち行かなくなり、あのまま状況が続いていれば、今年半ばぐらいにおそらくゆでガエルのような状況になっていたことでしょう。
円高、そして株安傾向がすでにこの3、4年ずっと続いていたので、久しぶりの明るい兆しに世の中全体が緩みつつありますが、政府や日銀は、このまま局面が変わるとでも考えているのでしょうか? 一部の人はうすうす気づいているでしょうけど、スケジュールが1、2年あるいは3~4年遅れるだけの話で、破滅的なシナリオは継続中です。
このまま悪あがきを続けるようですが、欧米はもはやかつてのような状態には戻れないし、戻らないのです。政治家も官僚も財界も、シビアな認識を持つべきなのですが、米国に洗脳され、欧州にかぶれているのでそれができません。
非常事態だし、ある意味、欧米との戦争状態にあると考えた方がいい。だから、せっかく破滅までに猶予を与えられたのだから、これをチャンスととらえ、日本は何を守るのか、守るべきなのか、なりふりかまわず考えるべきですね。
特に、守りたいのはものづくりです。すでに中国の圧倒的な力で、根こそぎ吸引されようとしているのに、これ以上、技術やものづくりのノウハウ、生産管理を失うことはあってはいけません。大企業は海外生産の比率を拡大することなどでしのげる部分はあるでしょうが、中小企業はそうもいきません。
だから、公的資金を使ってでも守るべき企業は守るという姿勢を示した方がいいですね。しかも資金を投入しても、貸した金は返ってこないぐらいの覚悟も必要です。
欧米もそうはいつまでも悪あがきを続けられないとは思いますが、長期戦の構えは必要です。欧米が破綻し、世界は混乱するでしょうが、焼け野原になっても、種さえ残っていれば花を咲かせ、実を収穫することができます。
自分たちでも存在意義や何をやっているのかわからない、米国の金融機関が生き残っているのです。まっとうに生きてきた中小企業を延命させることの何が悪いのでしょうか?
あからさまに支援をすると、またバッシングを受けることになるので、何とか巧妙に目くらましをして、救済する方法を考えねばなりません。
サブプライムローン問題の元凶と言える、フレディマック、ファニーメイの二つの住宅公社はなんだかんだ言って生きながらえていますし、AIG、シティ・バンク、バンク・オブ・アメリカ、メリルリンチ、モルガンスタンレーといった巨大金融機関も実質的に破たんしているにもかかわらず、のうのうと経営を続けています。
金融機関のみならず、ゼネラル・モーターズ、クライスラーだって、一度は死に、生き返ってもなお、つまらない無駄な車をつくっているのですが、国を挙げてトヨタバッシングをすることで浮上しました。
民間企業のみならず、ギリシャやアイスランドなんていう国はもはや財政的にたちゆかず、国家としての体をなしていないのですが、デフォルトは起こしていないということにされています(2012年1月現在)。
欧米の人たちは、日本が同じようなことをやれば、こぞってバッシングを加えるのですが、奇妙なことに自分たちがやる分には何も問題はないようです。1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本の金融機関が不良債権問題で苦境に陥った時、容赦なく批判したにもかかわらずです。
ギリシャは一段落した感じですが(問題は何ら解決していないが)、ポルトガルやらスペインやらイタリアやら何やらで、いろいろと大きな壁が立ちはだかっていることに変わりはなく、現在の金融市場を見る限り、厚顔無恥にも、ユーロ圏の国家破綻は、まるで何事もないかのようにスルーするようですね。
人類史上最悪の債務を抱え、欧州なんかよりもはるかにひどい状況にある米国も同様ですね。ずっと前から国家破綻状態にあるにもかかわらず、いまだに世界のリーダーのつもりで振る舞い、あろうことか、ヤクザのような因縁をつけて、また、外国に戦争を仕掛けるつもりのようです。
腹立たしさを通り越して、あきれてしまいますが、連中が白旗を揚げるか、誰かが「ゲームオーバー」だと認定しない限り、一応は生きながらえることになります。
今年は年初に、いろんな矛盾が覆い隠せなくなって、金融市場的に、あるいは政治経済的に、大きな動きが起きることを予想し、欧米は一層の苦境に陥ることとみていましたが、追加金融緩和という国家レベル、グローバルレベルでインチキをやり、一応、当面の底割れを回避させました。世界をぬかよろこびさせているにすぎないのですが、敗北を認めないということは、現体制をなんとか維持させようという腹積もりのようです。
日経平均は2月中旬まで、大きくは暴落しないものの、半年ごとに500円ずつ値を切り下げる、ドル・円もしつこく値を維持しつつ、3カ月に1度、5円くらい円高が進行し、そのたびに、慌てた日本の当局が3~5兆円規模の介入に乗り出すみたいな状況が続いていました。
1ドル=75円、1ユーロ=100円で、日本のほどんどの輸出企業は立ち行かなくなり、あのまま状況が続いていれば、今年半ばぐらいにおそらくゆでガエルのような状況になっていたことでしょう。
円高、そして株安傾向がすでにこの3、4年ずっと続いていたので、久しぶりの明るい兆しに世の中全体が緩みつつありますが、政府や日銀は、このまま局面が変わるとでも考えているのでしょうか? 一部の人はうすうす気づいているでしょうけど、スケジュールが1、2年あるいは3~4年遅れるだけの話で、破滅的なシナリオは継続中です。
このまま悪あがきを続けるようですが、欧米はもはやかつてのような状態には戻れないし、戻らないのです。政治家も官僚も財界も、シビアな認識を持つべきなのですが、米国に洗脳され、欧州にかぶれているのでそれができません。
非常事態だし、ある意味、欧米との戦争状態にあると考えた方がいい。だから、せっかく破滅までに猶予を与えられたのだから、これをチャンスととらえ、日本は何を守るのか、守るべきなのか、なりふりかまわず考えるべきですね。
特に、守りたいのはものづくりです。すでに中国の圧倒的な力で、根こそぎ吸引されようとしているのに、これ以上、技術やものづくりのノウハウ、生産管理を失うことはあってはいけません。大企業は海外生産の比率を拡大することなどでしのげる部分はあるでしょうが、中小企業はそうもいきません。
だから、公的資金を使ってでも守るべき企業は守るという姿勢を示した方がいいですね。しかも資金を投入しても、貸した金は返ってこないぐらいの覚悟も必要です。
欧米もそうはいつまでも悪あがきを続けられないとは思いますが、長期戦の構えは必要です。欧米が破綻し、世界は混乱するでしょうが、焼け野原になっても、種さえ残っていれば花を咲かせ、実を収穫することができます。
自分たちでも存在意義や何をやっているのかわからない、米国の金融機関が生き残っているのです。まっとうに生きてきた中小企業を延命させることの何が悪いのでしょうか?
あからさまに支援をすると、またバッシングを受けることになるので、何とか巧妙に目くらましをして、救済する方法を考えねばなりません。