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グルメなひととき
カリスマシェフ、川越達也さんも絶賛した、学芸大学にある、「Aji人」でランチ。「ふわとろオムライス デミグラスソースかけ」(880円)を食べてきました。
玉子がとろけるようにふんわりと仕上がっていて、96時間かけてじっくりと仕込むというデミグラスソースは程よい、ほろ苦さと酸味の効いた大人の味でした。トッピングに「牛すじのクリームコロッケ」(100円)を加えれば、何も言うことはありません。
学芸大学は中目黒や自由が丘に挟まれて地味なイメージがありますが、結構、面白い、ポテンシャルを感じさせるお店が数多くあるんですよね。
落ち着いた街並みや、近くには碑文谷公園なんかもあって、散策するのが楽しい街です。
食欲の秋~北海道グルメ紀行⑧最終回 ちょっぴり贅沢の小樽寿司
これまで7回にわたり連載してきた、北海道グルメ紀行も今回が最終回。感動のフィナーレといきたいところです。
最終日は午後9時新千歳発のフライトに間に合えばいいので、たっぷり時間はあります。いろいろと行きたいところはあるのですが、「そういえば、北海道らしい食べ物を食べていないなぁ」とふと思い、小樽で寿司を食べようということになりました。
「北海道グルメ紀行」を銘打ちながら、今まで北海道らしい食べ物を食べていないというのも変な話ですが、北海道を観光で訪れる人が食べるであろう、分かりやすいメニューのことです。ジンギスカンやカニ、寿司、スイーツでは生キャラメル、牛乳プリンなどといったところでしょうか。私としてはラーメンはさすがに外せないので今回の旅では札幌、旭川で3回食べましたが。
札幌に住んでいた時、うれしかったのは、近くに海があり、山があり、湖があり、川があり、温泉があり、スキー場がありと、何でもそろっていることでした。夏場は海の方をドライブするのが好きで、小樽やその先の積丹半島は数えきれないほど訪れました。旅全体を〆るのに、小樽は最適だと思いました。
「村上カレー店 プルプル」でスープカレーを食べたばかりなので、市内散策や時計の電池が切れたので、電池交換をするなど用を足すなどして、時間をつぶし、午後2時過ぎに小樽へ向かいました。
東京から湘南方面に向かう電車もそうですが、海沿いを走る電車はなんかそれだけで明るい感じがします。仕事で疲れてリフレッシュしたい時などにも、何も考えずに小樽行きの電車に飛び乗ったものです。
札幌市内を抜け、小樽市内に入ると、進行方向右側の車窓には日本海の海が広がります。東日本大震災では、東北の太平洋側が津波の被害を受け、普段から太平洋側というのは荒波が押し寄せ、厳しい海が広がっているのだということを初めて知りましたが、日本海側は日本海側で海は比較的穏やかなのですが、冬は雪が多く、暮らすのは大変なのです。
特に今年の年初は、秋田や山形あたりで豪雪となりましたが、一晩で1メートルも雪が降ると、翌日は除雪が大変です。
私は札幌時代、車を持っていて、駐車場は屋外だったのですが、ちょっと放置すると、車が雪に埋まってしまい、下手をすれば、屋根がつぶれてしまうので、冬場は頻繁に除雪をしなければならず、大変でした。
札幌~小樽間は快速で40分強。小樽を訪れるのは2年ぶりですが、駅のたたずまいや駅の様子などは変わっていませんね。いい具合のひなびた感があって、観光で訪れた人には思い出に残る風景の一コマになるのではないでしょうか。
ここへ来て、新幹線の整備が急ピッチで進み、新函館までは手が届く状態ですが、札幌までの着工決定も時間の問題でしょうかね。その場合、新幹線のルートは渡島半島の日本海側となるので、「新小樽駅」が建設され、小樽の街の様子も一変することでしょう。
小樽の市役所や警察署などがある中心市街地は駅の南側にあるのですが、運河や港、かつて「北のウォール街」とも呼ばれた歴史的な建築物が残る街並みがあるので、観光客によく知られるのは北側です。
私の勝手な仕分けでは、駅南側の市街地にある寿司店は地元の人が通う庶民的な店で、北側の寿司屋通りは観光客相手で高級だというイメージがあります。
禁断の為替介入のおかげで、ふところはかなり温まり、心は軽く、すっかり気が大きくなり、寿司屋通りのお店に入ってみようということになりました。
寿司屋通りのお店はどこがいいのか全く見当がつかないので、飛行機を降りる際、キャビンアテンドの方が配っていた観光ガイド冊子に載っていた「すし田」というお店をチョイスしました。
「旬の握り」(3400円)を注文しました。昼間に食べる寿司としてはちょっと贅沢ですよね。本マグロ、ウニ、イクラの軍艦、ブドウエビがそれぞれ2貫ずつの計8貫です。
小樽は、どこに行っても積丹半島で獲れるウニが名物でおいしいですが、ブドウエビ、ボタンエビといったエビの刺身も有名です。ぜひ味わいたい一品です。
ブドウエビは大ぶりですが、味が繊細で、エビ特有の甘みが凝縮され、新鮮な身は弾力があって、最高でした。本マグロは適度に脂がのっていて、高級ネタぞろいの中でも存在感は十分、ウニはやや旬からずれますが、舌にのせるとふわりと溶け、イクラはこの時期ならではの新鮮さで命の輝きを感じる味でした。
ネタは本当にどれも厳選されていて、まさに精鋭ぞろいでした。午前11時すぎにスープカレーを食し、ちょうど小腹がすいていて、絶好のコンディションで、質、量ともに最適。至福のひと時でした。早めに軽く昼食をとって、昼下がりにちょっと寿司をつまむというのは、粋でいいかもしれませんね。
すし田を出て街を散策。売店を見かけたので、「そういえば今回は全くスイーツを食べていなかったな」と、思い出したようにソフトクリームを食べました。
小樽運河には、夕暮れから夜にかけての風景を撮影しようと、三脚を立てて、シャッターチャンスを狙う、カメラマンの人が何人かいました。
私も、これが北海道のラストとなるので、日が落ちるのを待ってみました。小樽運河自体はそれほど大きいものではなく、実際に近づいてみると、「何だこんなものか」という感想もあるのですが(札幌時計台もそうですね)、夜景や雪に覆われると、ちょっと絵になります。
夕暮れの小樽運河の風景を心に焼き付けて、小樽を後にしました。
コインロッカーに預けていた荷物を取りに札幌駅に戻りました。中途半端な時間でしたが、夕食をどうしようか思案。居酒屋で焼き魚か海鮮丼を食べてもいいかなとも思ったのですが、なぜか前日からパンが食べたくて食べたくて、大好きなKFCかロッテリアの誘惑もあったのですが、芸がないので、駅の地下にあったちょっとしゃれたスタンドバーみたいなところで、ベーコンと卵をはさんだクロワッサンと、ソーセージ、ミネストローネスープ、そして生ビールと、ドイツ風、あるいは米国のデリカテッセン風のメニューを選択しました。
私は海外旅行の時もそうですが、食べたいものをなるべくタイムリーに食べるようにしています。日本食が食べたくなったら日本食を食べますし、中華なら中華。食べたい食べ物を我慢するとストレスになってしまいますからね。
ただ、さすがに焼き肉、キムチのような韓国料理はなかなか、お目にかかれないのですが、ニューヨークにはコリアンタウンのような一角があり、牛タンとかカルビとか、本格的な焼き肉を楽しめ、私はニューヨーク旅行の楽しみの一つにしています。
さて、遅い夏休みとなった、3泊4日の旅。本当に充実していました。胃袋が2つあれば、もっともっと良かっただろうなと思いつつ、楽しみはまた北海道を訪れる機会にとっておけるということで、「それもまた幸せなことなんだな」と思い直しました。
何度も繰り返しますが、お金は使ってこそ価値を持ちます。人それぞれ好きなこと、楽しいことがあると思いますので、トレードで稼いで、そうしたことにぜひ使っていただき、幸せを追求することをお勧めします。旅行好きの人は多いと思うので、北海道に限らず、日本にはいいところがたくさんあるので、おいしいものを食べ、温泉地やリゾート地で骨休めをして、見分を広めるといいと思います。
長引く不況、米国のイカサマ金融支配のせいで、日本の地方は素晴らしいものを持っているのに疲弊しているところがとても多いです。そういうところで利益還元し、微力でも支援していきたいと思いますし、その輪を広げたいと考えています。
ビジネススクールの人がいうインチキ臭い「ウイン・ウイン」ではなく、本当にお互いが幸せになれる関係を築ければいいですね。私たちの国はいざとなったら団結力があり、それは可能なのです。
北海道グルメ紀行はこれにて、〆させていただきたいと思います。長きにわたりお付き合いいただきありがとうございました。(完)
最終日は午後9時新千歳発のフライトに間に合えばいいので、たっぷり時間はあります。いろいろと行きたいところはあるのですが、「そういえば、北海道らしい食べ物を食べていないなぁ」とふと思い、小樽で寿司を食べようということになりました。
「北海道グルメ紀行」を銘打ちながら、今まで北海道らしい食べ物を食べていないというのも変な話ですが、北海道を観光で訪れる人が食べるであろう、分かりやすいメニューのことです。ジンギスカンやカニ、寿司、スイーツでは生キャラメル、牛乳プリンなどといったところでしょうか。私としてはラーメンはさすがに外せないので今回の旅では札幌、旭川で3回食べましたが。
札幌に住んでいた時、うれしかったのは、近くに海があり、山があり、湖があり、川があり、温泉があり、スキー場がありと、何でもそろっていることでした。夏場は海の方をドライブするのが好きで、小樽やその先の積丹半島は数えきれないほど訪れました。旅全体を〆るのに、小樽は最適だと思いました。
「村上カレー店 プルプル」でスープカレーを食べたばかりなので、市内散策や時計の電池が切れたので、電池交換をするなど用を足すなどして、時間をつぶし、午後2時過ぎに小樽へ向かいました。
東京から湘南方面に向かう電車もそうですが、海沿いを走る電車はなんかそれだけで明るい感じがします。仕事で疲れてリフレッシュしたい時などにも、何も考えずに小樽行きの電車に飛び乗ったものです。
札幌市内を抜け、小樽市内に入ると、進行方向右側の車窓には日本海の海が広がります。東日本大震災では、東北の太平洋側が津波の被害を受け、普段から太平洋側というのは荒波が押し寄せ、厳しい海が広がっているのだということを初めて知りましたが、日本海側は日本海側で海は比較的穏やかなのですが、冬は雪が多く、暮らすのは大変なのです。
特に今年の年初は、秋田や山形あたりで豪雪となりましたが、一晩で1メートルも雪が降ると、翌日は除雪が大変です。
私は札幌時代、車を持っていて、駐車場は屋外だったのですが、ちょっと放置すると、車が雪に埋まってしまい、下手をすれば、屋根がつぶれてしまうので、冬場は頻繁に除雪をしなければならず、大変でした。
札幌~小樽間は快速で40分強。小樽を訪れるのは2年ぶりですが、駅のたたずまいや駅の様子などは変わっていませんね。いい具合のひなびた感があって、観光で訪れた人には思い出に残る風景の一コマになるのではないでしょうか。
ここへ来て、新幹線の整備が急ピッチで進み、新函館までは手が届く状態ですが、札幌までの着工決定も時間の問題でしょうかね。その場合、新幹線のルートは渡島半島の日本海側となるので、「新小樽駅」が建設され、小樽の街の様子も一変することでしょう。
小樽の市役所や警察署などがある中心市街地は駅の南側にあるのですが、運河や港、かつて「北のウォール街」とも呼ばれた歴史的な建築物が残る街並みがあるので、観光客によく知られるのは北側です。
私の勝手な仕分けでは、駅南側の市街地にある寿司店は地元の人が通う庶民的な店で、北側の寿司屋通りは観光客相手で高級だというイメージがあります。
禁断の為替介入のおかげで、ふところはかなり温まり、心は軽く、すっかり気が大きくなり、寿司屋通りのお店に入ってみようということになりました。
寿司屋通りのお店はどこがいいのか全く見当がつかないので、飛行機を降りる際、キャビンアテンドの方が配っていた観光ガイド冊子に載っていた「すし田」というお店をチョイスしました。
「旬の握り」(3400円)を注文しました。昼間に食べる寿司としてはちょっと贅沢ですよね。本マグロ、ウニ、イクラの軍艦、ブドウエビがそれぞれ2貫ずつの計8貫です。
小樽は、どこに行っても積丹半島で獲れるウニが名物でおいしいですが、ブドウエビ、ボタンエビといったエビの刺身も有名です。ぜひ味わいたい一品です。
ブドウエビは大ぶりですが、味が繊細で、エビ特有の甘みが凝縮され、新鮮な身は弾力があって、最高でした。本マグロは適度に脂がのっていて、高級ネタぞろいの中でも存在感は十分、ウニはやや旬からずれますが、舌にのせるとふわりと溶け、イクラはこの時期ならではの新鮮さで命の輝きを感じる味でした。
ネタは本当にどれも厳選されていて、まさに精鋭ぞろいでした。午前11時すぎにスープカレーを食し、ちょうど小腹がすいていて、絶好のコンディションで、質、量ともに最適。至福のひと時でした。早めに軽く昼食をとって、昼下がりにちょっと寿司をつまむというのは、粋でいいかもしれませんね。
すし田を出て街を散策。売店を見かけたので、「そういえば今回は全くスイーツを食べていなかったな」と、思い出したようにソフトクリームを食べました。
小樽運河には、夕暮れから夜にかけての風景を撮影しようと、三脚を立てて、シャッターチャンスを狙う、カメラマンの人が何人かいました。
私も、これが北海道のラストとなるので、日が落ちるのを待ってみました。小樽運河自体はそれほど大きいものではなく、実際に近づいてみると、「何だこんなものか」という感想もあるのですが(札幌時計台もそうですね)、夜景や雪に覆われると、ちょっと絵になります。
夕暮れの小樽運河の風景を心に焼き付けて、小樽を後にしました。
コインロッカーに預けていた荷物を取りに札幌駅に戻りました。中途半端な時間でしたが、夕食をどうしようか思案。居酒屋で焼き魚か海鮮丼を食べてもいいかなとも思ったのですが、なぜか前日からパンが食べたくて食べたくて、大好きなKFCかロッテリアの誘惑もあったのですが、芸がないので、駅の地下にあったちょっとしゃれたスタンドバーみたいなところで、ベーコンと卵をはさんだクロワッサンと、ソーセージ、ミネストローネスープ、そして生ビールと、ドイツ風、あるいは米国のデリカテッセン風のメニューを選択しました。
私は海外旅行の時もそうですが、食べたいものをなるべくタイムリーに食べるようにしています。日本食が食べたくなったら日本食を食べますし、中華なら中華。食べたい食べ物を我慢するとストレスになってしまいますからね。
ただ、さすがに焼き肉、キムチのような韓国料理はなかなか、お目にかかれないのですが、ニューヨークにはコリアンタウンのような一角があり、牛タンとかカルビとか、本格的な焼き肉を楽しめ、私はニューヨーク旅行の楽しみの一つにしています。
さて、遅い夏休みとなった、3泊4日の旅。本当に充実していました。胃袋が2つあれば、もっともっと良かっただろうなと思いつつ、楽しみはまた北海道を訪れる機会にとっておけるということで、「それもまた幸せなことなんだな」と思い直しました。
何度も繰り返しますが、お金は使ってこそ価値を持ちます。人それぞれ好きなこと、楽しいことがあると思いますので、トレードで稼いで、そうしたことにぜひ使っていただき、幸せを追求することをお勧めします。旅行好きの人は多いと思うので、北海道に限らず、日本にはいいところがたくさんあるので、おいしいものを食べ、温泉地やリゾート地で骨休めをして、見分を広めるといいと思います。
長引く不況、米国のイカサマ金融支配のせいで、日本の地方は素晴らしいものを持っているのに疲弊しているところがとても多いです。そういうところで利益還元し、微力でも支援していきたいと思いますし、その輪を広げたいと考えています。
ビジネススクールの人がいうインチキ臭い「ウイン・ウイン」ではなく、本当にお互いが幸せになれる関係を築ければいいですね。私たちの国はいざとなったら団結力があり、それは可能なのです。
北海道グルメ紀行はこれにて、〆させていただきたいと思います。長きにわたりお付き合いいただきありがとうございました。(完)