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2012年8月2日のマーケット予想

株:NYダウ続落
1日の米株式市場は、注目のFOMC声明で、新たな対策が打ち出されなかったことへの失望感から売りが優勢となった、ただ、同時に、米経済の回復の勢いが失速したとの認識を示し、「必要に応じて追加緩和を講じる」と指摘したことから、次回以降の追加金融緩和への期待も根強く、下げ幅は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比32.55ドル安の12,976.13ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は下落する一方で、為替市場で円高基調が一服するなど、強弱材料が交錯しており、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,670円となっており、株式市場の予想レンジは、8,600円−8,700円となっている。

為替:ドルが上昇
1日の外国為替市場では、FRBがこの日発表したFOMC声明で、追加金融緩和に踏み切らなかったことを受けて、ドルが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.22ドル台前半となっている。
本日は、ECB理事会と英中銀金融政策委員会(政策金利の発表)に注目が集まっている。経済指標の発表では、豪6月小売売上高(予想:前月比+0.7%)、週間新規失業保険申請件数(予想:37.0万件)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.90円となっている。

商品:NY原油反発
1日のNY原油先物取引は、EIAの原油在庫統計で、原油在庫が前週比650万バレル減、ガソリン在庫が220万バレル減と、いずれも大幅な取り崩しとなったことなどを好感し、反発して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.85ドル高の1バレル88.91ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、7月全米ADP雇用報告が前月比+16.3万人と市場予想を上回る結果となり、米国の追加緩和期待が後退したことなどが嫌気され、売りが優勢となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比7.30ドル安の1オンス1,607.30ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年8月1日のマーケット予想

株:NYダウ続落
31日の米株式市場は、高級バッグメーカーのコーチが発表した四半期決算が市場予想を下回り、同社の株価が18.6%下落したことなどが嫌気され、軟調に推移した。ただ、1日のFOMC声明を控える中で、昨日と同様に様子見ムードも強く、下げ幅は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比64.33ドル安の13,008.68ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,590円となっており、株式市場の予想レンジは、8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが上昇
31日の外国為替市場では、スペインとイタリアの国債利回り上昇の抑制のために、ECBが国債購入を再開するのではないかとの期待感が広がったことを受けて、ユーロが上昇する展開となった。ただ、欧米の金融政策決定会合を控える中で、様子見ムードも強く、上値は限定的となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.23ドル近辺となっている。
本日は、FOMC声明に注目が集まっている。経済指標の発表では、7月全米ADP雇用報告(予想:+12.0万人)、ISM製造業景気指数(予想:50.2)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.60−78.40円となっている。

商品:NY原油続落
31日のNY原油先物取引は、7月米消費者信頼感指数が65.9と市場予想を大幅に上回るなど、この日発表された米国の経済指標が堅調だったことを受けて、米国の追加金融緩和に対する期待感が後退し、売りが優勢となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.72ドル安の1バレル88.06ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場や、穀物相場の下落に連れた売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比9.40ドル安の1オンス1,614.60ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月31日のマーケット予想

株:NYダウほぼ横ばい
30日の米株式市場は、欧米の金融政策決定会合や米雇用統計の発表などを控える中で、様子見ムードが広がり、動意薄の展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比2.65ドル安の13,073.01ドルで引けた。
本日の東京市場でも、欧米の金融政策決定会合を控えて、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,620円となっており、株式市場の予想レンジは、8,550円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
30日の外国為替市場では、欧米の金融政策決定会合を控える中で、ここ最近上昇していたユーロにポジション調整の売りが入り、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.22ドル台半ばとなっている。
本日は、ユーロ圏6月失業率(予想:11.2%)、5月S&Pケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比-1.5%)、7月米消費者信頼感指数(予想:61.4)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.80−78.50円となっている。

商品:NY原油反落
30日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、売りが優勢となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.35ドル安の1バレル89.78ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことが嫌気され、マイナス圏に沈む場面もあったものの、31、1日に行われるFOMCで、何らかの緩和策を打ち出すとの期待感が膨らみ、続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.70ドル高の1オンス1,619.70ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月30日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
27日の米株式市場は、米第2四半期GDPが前期比年率換算で+1.5%と低い伸び率にとどまり、来週開かれるFOMCで追加金融緩和に対する期待感が膨らんだことや、ドラギECB総裁とバイトマン独連銀総裁の会談で、ユーロ圏防衛に向けて国債買い取りなど複数の措置について協議すると報じられたことなどを好感し、買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比187.73ドル高の13,075.66ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,685円となっており、株式市場の予想レンジは、8,600円−8,750円となっている。

為替:ユーロが上昇
27日の外国為替市場では、ドラギECB総裁とバイトマン独連銀総裁の会談で、ユーロ圏防衛に向けて国債買い取りなど複数の措置について協議すると報じられたことを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.23ドル台前半となっている。
今週は、31、1日のFOMC、2日のECB理事会、週末の雇用統計に注目が集まっており、本日は動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.20−78.80円となっている。

商品:NY原油続伸
27日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、欧米当局による追加金融緩和への期待感などを背景に買いが優勢となり、4日続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.74ドル高の1バレル90.13ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に買いが優勢となったものの、前日までの上昇を受けた利益確定の売りも入ったことから、上値は限定的となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.90ドル高の1オンス1,618.00ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年7月27日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
26日の米株式市場は、ドラギECB総裁が、国債利回り上昇への対策を含め、ユーロ圏を崩壊から守るためにあらゆる措置を講じる用意があると発言したことで安心感が広がったことや、週間新規失業保険申請件数が35.3万件、米6月耐久財受注が+1.6%と市場予想を上回る内容となったことなどを好感し、大幅続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比211.88ドル高の12,887.93ドルで引けた。
本日の東京市場では、 米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,530円となっており、株式市場の予想レンジは、8,450円−8,600円となっている。

為替:ユーロが上昇
26日の外国為替市場では、ドラギECB総裁の発言を受けて、欧州圏の信用不安に対する懸念がやや和らいだことなどを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.22ドル台後半となっている。
本日は、米第2四半期GDP(予想:前期比年率+1.4%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.80−78.60円となっている。

商品:NY原油続伸
26日のNY原油先物取引は、ドラギECB総裁の発言を受けて、欧州圏の債務問題に対する懸念が後退したことや、為替市場でユーロ高・ドル安が進行したことなどを好感し、続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.42ドル高の1バレル89.39ドルで引けた。
NY金先物取引でも、ドラギECB総裁の発言を受けて、追加金融緩和への期待感が膨らんだことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比7.00ドル高の1オンス1,615.10ドルで引けた。