タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年11月16日のマーケット予想

株:NYダウ反発
15日の米株式市場は、イタリアの10年債利回りが7%の水準を再び突破し、スペインやフランスの国債利回りも上昇するなど、欧州債務危機に対する根強い懸念から、株式市場は売りが先行した。しかし、10月米小売売上高前月比+0.5%、NY州製造業景況指数が+0.61といずれも市場予想を上回る良好な内容だったことや、イタリアの新首相モンティ氏が16日も組閣するとの報道を好感し、値を戻す展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比17.18ドル高の12,096.16ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、為替市場では円高基調が続いているなど、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,545円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,600円となっている。

為替:ユーロが下落
15日の外国為替市場では、イタリアの10年債利回りが危険水域といわれる7%の水準を再び突破するなど、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まったことや、独11月ZEW景況感指数が-55.2と市場予想を下回ったことが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.35ドル台前半となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合の発表が予定されている。経済指標の発表では、英10月失業率(予想:5.1%)、米10月消費者物価指数(予想:前月比+0.0%)、米10月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。

商品:NY原油反発
15日のNY原油先物取引は、米経済指標が改善したことなどを好感し、反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.23ドル高の1バレル99.37ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場で一時ドル高が進行し、マイナス圏に沈む場面もあったものの、欧州債務危機に対する懸念の高まりを背景に、安全資産としての金買いが相場を支え、反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比3.80ドル高の1オンス1,782.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月15日のマーケット予想

株:NYダウ反落
14日の米株式市場は、ユーロ圏9月鉱工業生産が前月比-2.0%と大幅な悪化となったことに加えて、イタリアでは、先日可決した財政安定化法案だけでは同国の財政問題の解決には不十分との見方から、イタリアの10年債利回りが6.76%に上昇し、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比74.70ドル安の12,078.98ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,575円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
14日の外国為替市場では、イタリアの10年債利回りが6.76%と上昇、スペインでも10年債利回りが6%台に上昇するなど、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.36ドル台前半となっている。
本日は、独第3四半期GDP速報値(予想:前期比+0.5%)、ユーロ圏第3四半期GDP速報値(予想:前期比+0.2%)、独11月ZEW景況感指数(予想:-52.0)など、欧州圏で注目される経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.50円となっている。

商品:NY原油反落
14日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、経済協力開発機構が公表した9月景気先行指標が低下し、景気減速懸念が強まったことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比0.85ドル安の1バレル98.14ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れて、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比9.70ドル安の1オンス1,778.40ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月14日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
11日の米株式市場は、イタリアの上院で、債務危機回避に向けた財政安定化法案が可決されたことを受けて、イタリアの10年債利回りが低下したことや、ギリシャでECB前副総裁のルカス氏が首相に就任したことなどを受けて、欧州債務危機に対する懸念が和らぎ、上昇して始まった。さらに、11月ミシガン大消費者信頼感指数が64.2と前月から大幅に上昇したことも、株価を押し上げる材料となり、大幅続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比259.89ドル高の12,153.68ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,595円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
11日の外国為替市場では、欧州債務危機に対する懸念が和らいだことなどを背景に、ユーロが買い戻される展開となり、NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.37ドル台前半となっている。
本日は、イタリアで5年国債の入札が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.80−77.50円となっている。

商品:NY原油続伸
11日のNY原油先物取引は、欧州債務懸念が後退したことや、米経済指標の改善などを好感し、続伸となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.21ドル高の1バレル98.99ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油相場の上昇などに連れる展開となり、3日ぶりの反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比28.50ドル高の1オンス1,788.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月11日のマーケット予想

株:NYダウ反発
10日の米株式市場は、イタリアの短期債入札が比較的順調だったことを背景に、同国債10年物利回りが一時7%を割り込んだことから、イタリアの債務不安に対する懸念が若干和らいだことに加えて、米新規失業保険申請件数が39.0万件と市場予想より良好な内容だったことや、米9月貿易統計で輸出が過去最高を記録したことなどを好感し、反発する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比112.92ドル高の11,893.86ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,530円となっており、市場の予想レンジとしては8,450円−8,600円となっている。

為替:ユーロが上昇
10日の外国為替市場では、イタリアの短期債入札が実施され、利回りが6.087%と約14年ぶりの高水準となったものの、市場予想ほど悪い結果ではなく、比較的順調だったとの見方が出る中で、同国に対する過度の信用不安が和らぎ、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台半ば、ユーロドルは1.36ドル近辺となっている。
本日は、米11月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:60.9)の発表などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.30−78.00円となっている。

商品:NY原油急反発
10日のNY原油先物取引は、イタリアの債務不安に対する懸念が若干和らいだことや、米経済指標が堅調な内容だったことなどを好感し、急反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比2.04ドル高の1バレル97.78ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、イタリアの債務不安に対する懸念が若干和らいだことなどを背景に、安全資産としての金を処分する動きが強まり、大幅続落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比32.00ドル安の1オンス1,759.60ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年11月10日のマーケット予想

株:NYダウ急反落
9日の米株式市場は、欧州の清算・決済機関LCHクリアネットが、イタリア国債取引の証拠金を引き上げたことなどをきっかけに、同国の10年物国債の利回りが危険水域といわれる7%台に上昇したことを受けて、欧州圏の債務危機が悪化しているとの懸念が強まり、株式市場は全面安の展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比389.24ドル安の11,780.94ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が大幅安となっており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,595円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,700円となっている。
 
為替:ユーロが下落
9日の外国為替市場では、イタリアの国債利回りが大幅上昇し、同国の信用不安が高まる中で、いずれはイタリアへの金融支援が必要になるのではないかとの見方が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.35ドル台半ばとなっている。
本日は、英中銀金融政策決定会合やECB月報の公表などに注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.30円となっている。
 
商品:NY原油反落
9日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比140万バレル減と市場予想を上回る取り崩しとなったことを好感し、一時97.84ドルまで上昇したものの、イタリア国債の利回りが急上昇したことを受けて、欧州圏の債務危機に対する懸念が強まり、値を崩す展開となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.06ドル安の1バレル95.74ドルで引けた。
NY金先物取引では、イタリアの債務危機への高まりから、安全資産としての金に買いが入り、上昇する場面もあったものの、為替市場でのドル高・ユーロ安が重しとなり、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比7.60ドル安の1オンス1,791.60ドルで引けた。