タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年7月5日のマーケット予想

株:米株式市場休場
4日の米株式市場は、独立記念日のため休場となっている。欧州株式市場では、格付け会社S&Pが、フランスの発表したギリシャ債務の乗り換えについて、選択的デフォルトに相当する可能性があるとの見解を示したことから、銀行株は下落したものの、自動車大手VWがトラックメーカーを買収したことを受けて、自動車株などが買われ、続伸して引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が休場だったことで、様子見ムードが強まっており、動意に欠けるとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,985円となっており、市場の予想レンジとしては9,900円−10,050円となっている。

為替:様子見ムードが強まる
4日の外国為替市場では、米国市場が祝日のため休場となり、市場参加者が限られる中で、動意薄の展開となった。NY時間終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.45ドル台前半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会で政策金利の発表(予想:据え置きで4.75%)が予定されており、市場の注目が集まっている。また、欧米時間では、ユーロ圏5月小売売上高(予想:前月比-1.0%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.30円となっている。
 
商品:米商品市場休場
4日の米商品市場も、独立記念日のため休場となっている。東京市場の夜間取引では、米国市場が休場となり、取引参加者が限られる中、動意薄の展開となっている。  

                                                                                          

2011年7月4日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
1日の米株式市場は、6月ISM製造業景況指数が55.3と市場予想を上回ったことや、ギリシャ議会が財政緊縮関連法案を可決し、ギリシャのデフォルト懸念が後退したことなどを受けて、買いが優勢となり、5日続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比168.43ドル高の12,582.77ドルで引けた。
本日の東京市場では、ギリシャ議会が中期財政計画の関連法案を可決し、ギリシャの債務懸念が後退したことや、米株式市場が上昇したことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,890円となっており、市場の予想レンジとしては9,750円−9,950円となっている。

為替:ユーロが上昇
1日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題をめぐる懸念が後退したことから、引き続きユーロが買われる展開となり、NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.45ドル台前半となっている。
本日は、米国市場が独立記念日のため休場となっている。さらに、今週は、豪準備銀行理事会、英中銀金融政策決定会合、ECB理事会といった政策金利の発表や、米雇用統計が控えているため、本日は動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.30円となっている。
 
商品:NY原油反落
1日のNY原油先物取引は、中国の6月死蔵業購買担当者景況指数が50.9と前月から低下し、景気先行きに不透明感が強まったことから、一時93.45ドルまで下落した。ただ、その後は、米経済指標が良好な数字となったことが相場を下支えし、下げ幅を縮小する展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.48ドル安の1バレル94.94ドルで引けた。
NY金先物取引では、ギリシャのデフォルト懸念が後退し、安全資産としての金の魅力が低下したことや、原油など商品相場が下落基調だったことなどが相場の重しとなり、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比20.20ドル安の1オンス1,482.60ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月1日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
30日の米株式市場は、ギリシャ議会が中期財政計画の関連法案を可決したことを受けて、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退し、投資家のリスク資産への投資が活発化したことに加えて、6月シカゴ購買部協会景況指数が61.1と市場予想を大幅に上回ったことなどを好感し、4日続伸した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比152.92ドル高の12,414.34ドルで引けた。
本日の東京市場では、ギリシャ議会が中期財政計画の関連法案を可決し、ギリシャの債務懸念が後退したことや、米株式市場が上昇したことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,890円となっており、市場の予想レンジとしては9,750円−9,950円となっている。

為替:ユーロが上昇
30日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題をめぐる懸念が後退したことや、来週のECB理事会で追加利上げが行われるとの観測を背景に、ユーロが上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は80円台半ば、ユーロドルは1.45ドル近辺となっている。
本日は、日銀短観(予想:大企業製造業DI -6)、6月ISM製造業景況指数(予想:51.8)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.00−81.00円となっている。

商品:NY原油続伸
30日のNY原油先物取引は、米国の経済指標の改善や、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことなどが支援材料となり、3日続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.65ドル高の1バレル95.42ドルで引けた。
NY金先物取引では、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことを受けて、安全資産としての金買いの動きが後退し、反落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比7.60ドル安の1オンス1,502.80ドルで引けた。 

                                                                                          

2011年6月30日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
29日の米株式市場は、ギリシャ議会が緊縮財政案を可決されたことを受けて、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことや、金融大手バンク・オブ・アメリカが、住宅ローン担保証券をめぐる損害賠償訴訟で和解が成立したことを背景に、金融株を中心に買いが入り、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比72.73ドル高の12,261.42ドルで引けた。
本日の東京市場では、ギリシャ議会が緊縮財政案を可決し、ギリシャの債務懸念が後退したことや、米株式市場が上昇したことなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,855円となっており、市場の予想レンジとしては9,750円−9,900円となっている。

為替:ユーロが上昇
29日の外国為替市場では、ギリシャ議会が緊縮財政案を可決されたことを受けて、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台後半、ユーロドルは1.44ドル台前半となっている。
本日は、週間新規失業保険申請件数(予想:42.0万件)、6月シカゴ購買部協会景況指数(予想:54.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.30−81.30円となっている。

商品:NY原油続伸
29日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことを背景に、リスク資産への投資が活発化したことに加えて、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比440万バレル減、ガソリン在庫が140万バレル減となり、市場予想を上回る取り崩しとなったことなどを好感し、続伸した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.88ドル高の1バレル94.77ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油高やドル安を手掛かりに買いが入り、続伸した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比10.20ドル高の1オンス1,510.40ドルで引けた。

     

                                                                                          

2011年6月29日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
28日の米株式市場は、ギリシャの債務問題について、フランスに引き続き、ドイツの金融機関でも保有するギリシャ国債を長期債に借り換える案で合意したことや、29日に予定されているギリシャ政府の緊縮財政案が議会で可決されるとの見方が体勢となったことなどを背景に、投資家のリスク回避志向が後退し、終始買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比145.13ドル高の12,188.69ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇し、為替市場でも円安基調となっており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,785円となっており、市場の予想レンジとしては9,650円−9,800円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
28日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題をめぐる懸念が後退したことや、トリシェECB総裁が、インフレについて非常に強い警戒をもっていると述べたことなどを受けて、ユーロが上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は81円近辺、ユーロドルは1.43ドル台半ばとなっている。
本日は、ギリシャで緊縮財政法案の可決が予定されており、その動向には注意する必要がある。経済指標の発表では、米5月中古住宅販売保留(予想:前月比+3.8%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。

商品:NY原油急反発
28日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退したことや、米株式市場の上昇などを背景に、リスク回避志向が後退し、急反発する展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.28ドル高の1バレル92.89ドルで引けた。
NY金先物取引では、ギリシャの債務問題に対する懸念が後退し、安全資産としての金買いが後退したことが嫌気され、下落する場面もあったものの、原油高やドル安を手掛かりに買いが入り、反発して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.80ドル高の1オンス1,500.20ドルで引けた。