タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年7月29日のマーケット予想

株:NYダウ続落
28日の米株式市場は、週の新規失業保険申請件数が39.8万件、6月住宅販売保留指数前月比+2.4となり、市場予想を上回る良い内容だったことを受けて、株式市場は上昇して始まった。しかし、米国の債務上限引き上げ交渉の進展が見られない中、投資家の警戒感は根強く、引けにかけて急速に値を下げる展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比62.44ドル安の12,240.11ドルで引けた。
本日の東京市場では、引き続き米株式市場が下落しており、マイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,855円となっており、市場の予想レンジとしては9,800円−9,950円となっている。

為替:ユーロが下落
28日の外国為替市場では、同日実施されたイタリアの国債入札が不調となり、イタリアの10年債利回りが一時5.99%を付け、警戒水準となる6%寸前まで迫ったことを受けて、欧州圏の債務不安が強まり、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.43ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏7月消費者物価指数(予想:前年比+2.7%)、米第2四半期GDP(予想:前期比+1.7%)、シカゴ購買部協会景気指数(予想:60.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.00−78.50円となっている。

商品:NY金続落
28日のNY原油先物取引は、米経済指標の改善や、メキシコ湾南部で発生した熱帯性暴風雨がテキサス州沿岸に向けて進み、石油各社は近隣沖合い施設から一部作業員を避難させたと報じたことを背景に買いが優勢となり、一時98ドル台を付けた。ただ、その後は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、米株式市場が下落したことなどが嫌気され、値を削る展開となった。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.04ドル高の1バレル97.44ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、連日の高値更新の反動から利益確定の売りが膨らんだことを受けて売りが優勢となり、続落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.70ドル安の1オンス1,613.40ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月28日のマーケット予想

株:NYダウ続落
27日の米株式市場は、米国の債務上限引き上げ期限が迫る中、与野党間の協議が難航していることや、6月耐久財受注が前月比2.1%減と予想に反して減少したことなどが嫌気され、下落して始まった。さらに、午後に発表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米国の大半の地域で経済成長が鈍化したとの認識が示されたことが明らかになると、一段と売りが強まった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比198.75ドル安の12,302.55ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、マイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,910円となっており、市場の予想レンジとしては9,850円−10,000円となっている。
 
為替:ドルの買い戻し
27日の外国為替市場では、欧州で、格付け会社S&Pがギリシャの長期信用格付けを引き下げたことや、日本では政府・日銀による為替介入に対する警戒感が広がる中で、ドルが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円近辺、ユーロドルは1.43ドル台後半となっている。
本日は、7月独失業率(予想:7.0%)、週間新規失業保険申請件数などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.50円となっている。

商品:NY金反落
27日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比230万バレル増、ガソリン在庫が100万バレル増となり、市場予想を大幅に上回る積み増しとなったことなどが嫌気され、急反落した。中心限月の9月限の終値は、前営業日比2.19ドル安の1バレル97.40ドルで引けた。
NY金先物取引では、米国の債務上限引き上げ問題が進展せず、米国のデフォルトや格下げ懸念が高まる中で、金を買う動きが活発化し、一時1,628.80ドルの高値を付けた。ただ、その後は、為替市場でドル高・ユーロ安の進行などが嫌気され、値を崩す展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.70ドル安の1オンス1,615.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月27日のマーケット予想

株:NYダウ続落
26日の米株式市場は、米国の債務上限引き上げ期限が迫る中、与野党間の協議が難航していることや、スリーエムの4-6月期決算がさえない内容だったことなどが嫌気され、3日続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比91.50ドル安の12,501.30ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落していることや、為替市場でもドル安・円高が進行しており、輸出関連株などを中心にマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,055円となっており、市場の予想レンジとしては10,000円−10,100円となっている。
 
為替:ドルが下落
26日の外国為替市場では、米連邦債務上限引き上げ問題をめぐる米政府と議会の協議が引き続き難航する中で、ドルが主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.45ドル台前半となっている。
本日は、米6月耐久財受注(予想:前月比+0.4%)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.50円となっている。

商品:NY金続伸
26日のNY原油先物取引は、米国の経済指標がまずまずの結果となったことや、為替市場でドル安が進行したことを背景に買いが優勢となり、一時100ドルの大台を回復した。ただ、その後は、米政府債務上限引き上げ問題をめぐる不透明感が嫌気され、上値を削る展開となり、中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.39ドル高の1バレル99.59ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日最高値を更新した反動から利食い売りが優勢となり、下落して始まった。ただ、その後は、為替市場でドル安が進行したことなどを好感した買いが入り、前日に続き終値の最高値を更新した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比4.60ドル高の1オンス1,616.80ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月26日のマーケット予想

株:NYダウ続落
25日の米株式市場は、米連邦債務上限引き上げ問題をめぐる米政府と議会の協議が難航し、米国の格下げやデフォルトの懸念が高まったことや、格付け会社ムーディーズがギリシャの格付けを引き下げたことなどが嫌気され、終始軟調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比88.36ドル安の12,592.80ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,070円となっており、市場の予想レンジとしては10,000円−10,100円となっている。

為替:ドルが下落
25日の外国為替市場では、米連邦債務上限引き上げ問題をめぐる米政府と議会の協議が難航する中で、ドルが対スイスフランや円に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.43ドル台後半となっている。
本日は、英第2四半期GDP速報(予想:前期比+0.1%)、米7月消費者信頼感指数(予想:58.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.50円となっている。

商品:NY金続伸
25日のNY原油先物取引は、米政府の債務上限引き上げ問題に対する懸念が高まる中で、リスク資産を処分する動きが強まり、反落して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.67ドル安の1バレル99.20ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米政府と議会の債務上限引き上げ交渉が難航し、米国債の格下げやデフォルトの可能性が高まったことから、安全資産としての金を買う動きが強まり、最高値を更新して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比10.70ドル高の1オンス1,612.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月22日のマーケット予想

株:NYダウ反発
21日の米株式市場は、オバマ大統領と共和党ベイナー下院議長が財政赤字削減案で合意間近との一部報道を受けて、米連邦債務上限引き上げをめぐる協議も決着するのではないかとの期待感が広がった。欧州でも、ユーロ圏首脳会議で、ギリシャに対して総額1090億ユーロの第2次支援が合意されたことを受けて、欧米の債務問題の先行き不透明感が後退し、大幅反発した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比152.50ドル高の12,724.41ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が反発しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,105円となっており、市場の予想レンジとしては10,000円−10,150円となっている。

為替:ユーロが上昇
21日の外国為替市場では、ユーロ圏首脳会議でギリシャに対する追加支援が合意されたことや、欧州金融安定ファシリティーのギリシャへの融資金利の引き下げと返済期限の延長も合意されたことを受けて、欧州圏の債務問題に対する懸念が後退し、ユーロが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.44ドル台前半となっている。
本日は、注目される経済指標の発表や取引材料が見当たらないことから、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。
 
商品:NY金続落
21日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、IEAが石油戦略備蓄の追加放出を当面見送るとの声明を発表したことなどが買い材料となり、3日続伸となった。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.73ドル高の1バレル99.13ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、ユーロ圏首脳会議でギリシャの追加支援が合意されるなど、欧米債務問題が解決されるのではないかとの観測が高まる中で、安全資産としての金が売られる展開となり、3日続落となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比9.90ドル安の1オンス1,587.00ドルで引けた。