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ラーメン道 幸せな一日 西荻窪編1



  吉祥寺に行く用があり、中央線の一つ手前の西荻窪の「丸福」(黄色看板)に行ってきました。7月14日に荻窪の本店の方を紹介したので、ご記憶の方もおられることでしょう。私は、丸福の玉子そばをこよなく愛しています。丸福に行くと決めた日は、前の日の晩からうれしくて眠れないぐらい、わくわくします。丸福で玉子そばを食べると、その日一日幸せな気分でいられますね。
  荻窪本店、西荻窪店、これまで何度訪れた数え切れません。100回、200回ではきかないでしょう。以前は週1回ペースで通っていました。週3回くらい食べてもいいと思っていたこともあったし、実際にそうしたこともあります。死ぬ間際に「最後に何が食べたい?」と聞かれたら迷うことなく、丸福の玉子そばをリクエストすることでしょう。
  普段、「煮干し」「煮干し」言っていますが、丸福は鶏ガラと豚骨ベースで動物系です。それでいて、スープはあっさりしてまろやかな味なのです。煮玉子は固ゆでで、味がしみ込んでいて、どのタイミングで食べるか、いつも迷ってしまいます。
  軟らかく煮たメンマは、ラーメン全体にうまく溶け込んでいて、ひき肉、チャーシューも一体感を演出している。そして、さっと湯通ししたモヤシがシャキッとしていて、絶妙のアクセントになっています。


  人それぞれ評価が異なりますが、荻窪本店が繊細で端正なつくりであるのに対し、西荻店の方はおおらかな感じで、具の盛り付け方がやや荒っぽかったり、チャーシューなんかも大ぶりだったりします。それもまたいいんですよね。
  醤油ラーメン一本勝負の本店に対し、西荻店はギョーザや味噌ラーメンなんかもあって、新機軸を打ち出しています。ギョーザは月並みでしたね。味噌ラーメンはいつかトライしたいと思うんですけど、どうしても醤油味を選んでしまいます。
  新興店は、勢いもあるし、研究熱心で、ラーメンの新境地を見せてくれますけれど、シンプルでオーソドックスなラーメンも魅力があります。新興店のラーメンは、つくりがしっかりしているので、「食事」って感じなんですけど、老舗のラーメンは、気軽さがあるんですよね。丸福のラーメンは酒を飲んだ後のシメで食べてみたいのですが、閉店時間が早いので試したことはありません。遅くまで店をやってくれたらいいのになぁといつも思うのですが、それもこの店の良さなのでしょう。




  西荻窪は、いい感じの立ち飲み屋が何軒もあり、今ひそかにブームの千円でいい気分になれる「せんベロ」を楽しめます。酒好きにはたまらない街です。
  中央線の中野~吉祥寺間は庶民的な横丁がある一方で、しゃれたカフェやレストランがあったり、落ち着いた住宅街も広がっていて、独特な雰囲気を醸し出しています。ぶらぶら歩いていると、「またこの辺に住みたいなぁ」という気持ちにさせられます。
  私にとっては、浅草とか柴又とか深川といった下町風情を強く感じるところよりも、中央線沿線の方が「これぞ東京」と感じられる場所だし、何度でも訪れたい場所なのです。  

ラーメン道 辛さ直球 池袋編1

  辛い物好きなので、以前から気になっていた話題の「蒙古タンメン中本」に行ってみました。今回は「池袋編」と銘打っていますが、蒙古タンメン中本は上板橋が本店で、新宿、目黒、吉祥寺、亀戸、御徒町、渋谷、高円寺と都内各所に支店があります。
  この中で池袋店を取り上げたのは、特別な意味があるわけではなく、たまたま池袋に用事があったためです。池袋で取り上げるべきなのは、やはり「大勝軒」でしょうけど、それはまた後日。池袋は有数のターミナルなので、ラーメン店も多いのですが、有名店はあまりありません。「食べログ」などで検索すると、豚骨系の店が多いようで、学生が多いという土地柄を反映しているのでしょう。


  昨日は3連休の中日ということで、とても混んでいました。昼食時を外し、午後2時過ぎに店を訪れたのですが、すでに店の前には14、15人ほどの列ができており、店内にも順番待ちの客が10人ほどいました。
  辛さとボリュームが売りの店なので、圧倒的に男性客が多いのですが、家族連れが2組、カップルもちらほらいました。
  少子化のご時世ですから、ラーメン店にもっと子供を連れた人が気軽に入れるようになればいいと思います。かつて、青梅街道沿いにあった荻窪・丸福(白色看板)は、子供を連れた客が入ろうとすると、表情をゆがめて入店をお断りしていましたが、ラーメンなんてそんな敷居の高い食べ物でもないし、大人や通ぶった客だけを相手に、事務的に客さばきをして、何が楽しいんだろう? と疑問を持たざるを得ませんでした。
  ただ、客の方も店側の事情を斟酌するべき部分はあるでしょうね。1組は、一家4人だったのですが、15席しかない店内で、しかも混雑時に4人を近くに座らせろとか、離れた席同士で小皿を持ってうろうろするのはどうかと思いました。そもそも、この店は子供向けのラーメンではないので、いくら人気店とはいえ、子連れで入るのが適切か考えるべきでしょう。


  私が列の最後尾にいたときに、30人ほどの列があり、店内は15席なので、ちょうど2回転ですかね。30分ほど待って着席できました。
  食券方式で、店内で並んでいるときに、店員さんに券を渡すので、席に着いてすぐに、注文の品が出てきました。定番の「蒙古タンメン」(770円)とライス(160円)を頼みました。
  在京のテレビ局は少なくとも1回は、蒙古タンメン中本を取り上げていて、私も何度か見ているので、予想した通りの見た目でした。味噌タンメンに赤みがかった麻婆豆腐がトッピングされているスタイルです。匂いもごま油の香りがほんのりとただよい、「中華」という雰囲気が感じられ、食欲が湧きます。
  待望のラーメンスープを一口。やはり「辛い」ですね。唐辛子の辛みがストレートに主張する辛さでした。スープや具材と絡み合った辛さを出してくる担々麺とはタイプが違いますね。これも予想通りの味でした。
  辛いものにはご飯が合います。麻婆豆腐のトッピングとスープをライスにかけて食すと、辛さとお米の甘みが絶妙のマッチング。以前にも書きましたが、私は、トムヤムクンでもキムチチゲでも担々麺でも必ずライスを注文します。やみつきになる味です。
  神田の唐辛子の辛さと山椒を組み合わせた辛くてしびれる「鬼金棒」(きかんぼう)の味噌ラーメンもそうですが、味噌と唐辛子の組み合わせはいいですね。昨日は残暑厳しい夏日でしたが、暑い日こそ辛い物を食べたくなりますし、冬の寒い日に激辛を食べるのもいいものです。
  やや残念だったのは、蒙古タンメン中本の場合、辛さがやや平板で、食べているうちにやや飽きてしまうことですかね。見ていると周りの人もそんな感じで、大体、麺を半分くらい食べると、箸が止まってしまい、後半は食べるペースがかなり落ちてしまいます。
  麻婆豆腐と味噌タンメンの間に、“つなぎ”が欲しい気がします。甘めの素材とか、味噌スープが薄めなのでもう少しコクを打ち出してもいいと思います。そうすれば、辛いけど箸が止まらないという味になるのではないでしょうか。
  テレビでも同じような感想が出ていたと思います。テレビ朝日の「お願い!ランキング」では新宿編の3位でしたね。ちなみに1位は麺屋武蔵、2位は味噌屋八郎商店で、私はこの順位は妥当だと思います。


  店内の説明によると、蒙古タンメンは辛さのレベルが5で、激辛好きの人にはレベル9の「北極ラーメン」(800円)があります。さすがにちょっときついかも。
  蒙古タンメン中本は、激辛ラーメンの一ジャンルを確立しましたね。新興勢力ですが、都内各地にあっという間に支店を広げたのも分かります。時々、ガツンとくる辛いラーメンを食べたくなると思います。若い世代を中心に支持層は厚いと思います。
  担担麺は担々麺独特の深みのある辛さがあるし、この蒙古タンメンもそれとは違う唐辛子がストレートに刺激する特有の辛さがあります。こういうのはとても面白いですね。 


  蒙古タンメン中本池袋店は、池袋西口公園の近くにあります。池袋は西口に「東武」があり、東口に「西武」があるという面白い街です。東口はロフトやビックカメラの本店、最近はヤマダ電機も進出し、さらにはサンシャインシティや東急ハンズもあり、私は東口の方が詳しいのですが、丸井や芸術劇場がある西口も結構、人の往来が多いですね。
  蒙古タンメン中本池袋店の隣には「キッチンABC」という洋食店があり、私が訪れた時間に、そこにもちょっとした行列ができていました。私は知らなかったですが、人気店なのですね。池袋西口は、飲食店が多く、探索すればいい店を見つけられそうですね。
  友人がかつて東池袋のサンシャイン60の真裏の木造アパートに住んでいて、10年ほど前までは、都電荒川線の東池袋四丁目の電停からサンシャインにかけての一帯はこじんまりした洋食店や居酒屋、銭湯なんかがあって、いい雰囲気を出していて、頻繁に遊びに行ったのですが、再開発が進み、古き良き街並みは一掃されてしまいました。
  西口は、かつての東池袋とは、また違ったユニークな空気を持った街で、時間を見つけて街歩きしてみたいと思います。

ラーメン道 残念な店主 神田編1

  ラーメンの好みは本当に人それぞれで、私の場合は、「煮干し」「担々麺」をいうワードに敏感に反応します。冬場は「味噌」ですかね。
  今回は「担々麺」に反応したわけですが、このワードとは奇妙な出逢いでした。ツイッターを何気なく見ていると、「食べログ」での客の評価が低かったことに逆ギレした、担々麺屋の店主がいるという、リツイートがあり、興味がわきました。


  冷やかし半分とやじうま精神で訪れた、その店は、神田・小川町にある「辣椒漢」(らしょうはん)。店主の逆切れはブログ(http://lashowhan.exblog.jp/14462803/)をご参照ください。記事の表題「品悪くてすみません!」の通り、人柄がにじみ出るような文章です(笑)。客商売としては失格でしょうね。間違いなく。担々麺にかける情熱があるなら、文章で客を納得させる努力をしてほしいと思います。


  特に気になるのは「普段何食ってんの?あなたそんなにご立派な人なの?何を根拠に言ってんの?ちゃんと四川省まで食いに行った?」のくだりですね。
  私は辛い物好きで、担々麺好きですが、さすがに四川省にまでは食べに行ったことはありません。そもそも、今日本で流行っている担々麺は日本人向けにアレンジしたものです。ラーメンだってそうですよね。中国で庶民が食べていたものを、日本人が独自の味付けをして売り出したら、国民食になってしまった。今ではそれを中国が逆輸入しているわけです。ラーメン好きは中国に行って本場の味を確かめてからでないと、ラーメンについて語る資格はないのでしょうか? もちろん、そうした上でラーメンを語る方がより説得力は増すでしょうけれど。
  人の味覚なんて、育ってきた環境や、体質、その時の健康状態に左右されるものなので、100%好まれる食べ物なんてありません。
  でも、できる限り多くの人に味を伝えたい、説得したい、納得してもらいたいというのが料理人、食べ物を商売としている人の理想的な姿だと私は考えます。
  ブログでは「本当、今の世の中腐ってるよ!日本人の美徳は一体どこに行ったんだよ!」と書いてありますが、そっくり、そのまま返したいですね。ダメ元でも誠心誠意対応するのが、日本の商売人の心意気ではないでしょうか? 悔しい思いを押し殺して、自分をさらに高めるのが武士道にも通じる気高さではないでしょうかね、店主さん?


  店のたたずまいは、担々麺で勝負していくという、力強さが感じられました。店主はスキンヘッドの海老蔵さん風の人でした。真面目な人だという印象ですね。でも、ブログでの発言で、どうしても先入観を持ってしまいます。余計なことを言わなければ、間違いなく“名店”の評価につながっていると思うのですが、画竜点睛を欠き、残念。
  本場の担々麺は汁なしなのですが、私は赤坂・四川飯店がルーツの日本風の担々麺が好きなので、日式担々麺(850円)を注文。
  笑ってしまったのが、私より先に入店した常連と思われる人との会話で、例のブログの話題が。問題の食べログの評価は、汁なし担々麺に対するもので、辛さを問題にしているのですが、店主曰く「この辛さは普通だと思うんですけどねぇ」。やはり気になるんでしょうねぇ。
  さて、私がたのんだ汁ありの日本風担々麺ですが、それぞれの素材の味に深みがあって、調和が取れていておいしかったです。しかも店主がこだわっているだけあって、かなりレベルの高い方だと思います。
  オーソドックスなスタイルで、汁あり担々麺好きな人が求める味に完全にマッチしていると思います。私はいつも担々麺を食べるときはライスを頼むのですが、メニューにライス(100円、半ライスは50円)もばっちり用意されており、ご飯が進む味でした。この辺は担々麺好きの心をつかむ要素ですね。
  辛さを気にしているようですが、私の場合は、むしろもう少し、抜けるような辛さを際立たせてもいいなと思いますね。それとほのかな酸味をきかせるのもいいかもしれません。味にアクセントがつき、より引き付けると思います。
  ラーメンのおいしい店は各地で増殖していますが、担々麺でこのレベルの店は、ありそうでなかなかないので、身近にあるとうれしいですね。もっともっと広まってほしいです。
  ただ、あえて苦言を呈するなら、店主がブログで威張り散らすほど、他店の追随を許さないようなものかなという気はします。汁あり、汁なしを含めて、飛び抜けておいしい店はほかに何店もあります。これも人それぞれの好みによるとは思いますが、見ていて気の毒になるくらいストイックに謙虚に味に磨きをかけている店主もおられます。


  商売人とはいえ、店主だって人間。言いたいことをすべてこらえろというのは酷かもしれません。ただ、ラーメンや担々麺に対して、客は非日常や幻想をいだいています。だから、本当においしいと感じられるときの満足感、達成感は計り知れないし、逆に期待が外れると、その分落胆は大きい。そういう心理をぜひ理解してほしいですね。
  どんなビジネス、商売でもそうですが、究極的には人と人とのコミュニケーションが大事ですよね。今回の場合は、店主と客の心が通じ合えなかったのが、騒動の原因でしょう。それを逆ギレして、口汚くののしるというのはやはりどう考えても言語道断です。商売人の道に反する行為だと思います。
  問題の発端となった食べログの星2つ(最高は星5つ)のコメントを掲載しておきます。別にクレーマーでもなく、こんな感想を持つ人もいるだろうなという感じです。そこまで逆ギレするのは、よほど腹に据えかねるところがあるのか、店主の気性のせいなのか、それとも、健康あるいは精神面に問題があるのか。
  公正を期すため、近い将来、汁なしの担々麺も食してみたいと思います。その上でもう一度、本件について論じたいと思います。
  現時点では、この程度で、ここまでもめるなんて、ちょっとおかしいんじゃない? というのが率直な感想です。


(問題となった食べログの口コミ・評価)
  この店のある本郷通りの美土代町交差点辺りは、元々の「神田」(古神田)に当たる地域である。かんだ山(駿河台)と神田橋の間であることからして、その証明になる。(江戸の大火で集団移転したのが今の神田駅周辺) 今では、すっかりビル街になってしまって、面影は残っていないが。
 閑話休題。担々麺の専門店とのこととて、正宗担々麺(汁なし)と日式担々麺(汁あり)の2種類が基本。汁なしの方を食す。100円プラスして、酒粕漬けの味付玉子も。会計950円。食べる前に、よく混ぜるとのことだが、なんとしても辛い。唐辛子ではなく、中国山椒のしびれるような辛さ。おそらくピーナッツも大量に入っているようなのだが、いかんせん、辛さが先にたって、その風味を味わうところには至らなかった。汁ありだと、また別の評価になったのかもしれないので、暫定評価として欲しい。
 店内は、カウンター席のみ。オレンジ色の壁は、なんだかカレー屋っぽい印象を受ける。(気のせい?) トイレは、ビル地下1階に店専用のがあるが、一度、ビルの外に出てから入りなおすことになるので、いささか不便かな。
(以上、転載終了)

ラーメン道 上品でクリーミー 品川編1

  ラーメン好きなのですが、どちらかというと日本蕎麦の系統を引いた味が好きなので、とんこつラーメンというのは、自分にとっては範疇の外でしたが、冬の寒い日に清澄白河の「山小屋」で食べたラーメンがまずまずの味で、評価を改めました。
  今回訪れたのは、超有名亭「なんつッ亭」。7月17日に紹介した、新宿西口の「味噌屋八郎商店」の親会社に当たります。味噌屋八郎商店がおいしかったので、是非訪れたいと思っていました。
  

  なんつッ亭は神奈川・秦野に本店があり、首都圏に支店4店、シンガポールに海外支店1店があり、系列に味噌屋八郎商店と、下北沢の「スタミナタンメン五郎ちゃん」があります。今回はなんつッ亭品川店を訪れました。
  JR品川駅の高輪口を出て、第1京浜を川崎方向に向かってに2分ほど歩くと、京浜急行のガード下にラーメンのテーマーパーク「麺達七人衆 品達」があり、北側の一角になんつッ亭は店を構えています。


  店は都心の店にしてはスペースが広く、食べログによると26席。午後1時過ぎに入店しましたが、営業マン風の人や、タクシーの運転手風の人といった、場所柄いかにもという感じの人たちや、おひとり様の若い女性もちらほら見かけました。
  さすが体育会系のなんつッ亭だけあって、店内は店員の方の威勢の良い声がひびき、動きもてきぱきしています。空腹だったので、「なんつッ亭スペシャル」(1000円)を注文しました。


  それほど混んでいなかったということもあるのでしょうが、3分ほどで出てきたのでびっくりしました。見た目は味噌屋八郎商店と同じようなスタイルでなじみがありました。褐色のスープに浮かぶ、なんつッ亭名物の焦げ色のまー油が特徴的です。
  まずはスープをひと口。思わず「うん」とうなってしまいました。クリーミーでまろやかで、しかも上品で、とんこつラーメンの概念をくつがえす味でした。
  麺はやや細めでしょうか。私はあまりとんこつの店を食べ歩いたわけではないので、十分な知識があるわけではありませんが、とんこつラーメンにしてはやや太いという感じでした。スープとの相性は悪くないと思います。
  トッピングは、白髪ねぎ、もやし、海苔3枚、大きめのチャーシューが3枚、煮玉子で、さすがにスペシャルというだけあってボリューム満点でした。
  おすすめだけあって、白髪ねぎはなかなか、このとんこつラーメンとはマッチしますね。海苔とスープのコンビも良かったです。チャーシューが大きすぎて、冷たい部分があり、ちょっとマイナスポイントでしたが、チャーシューそのものは評価できました。
  ラーメンのもやし好きですが、もやしはややパンチ不足な気もしました。これだけトッピングのオールスターがそろうと、仕方ないですよね。煮玉子は私はラーメンの場合、固ゆでが好きなので、半熟で残念でしたが、邪魔はしないと思います。
  とんこつラーメンの店なのですが、神奈川発祥で、九州の本場のような替え玉システムはありません。ただ、麺はそれなりにボリュームがあり、食べても減らないので、わざわざ替え玉する必要はないですし、+100円で大盛りにできるので、1杯で十分な満足を得られると思います。
  いろいろとぐだぐだ言いましたが、このスープはなかなかのものです。九州の荒っぽいスープに慣れている人には物足りないかもしれませんが、東京ラーメンで育った人間にとっては、とても繊細につくられていることがよく分かり、店主の心意気が伝わってきます。




  この品達は、七人衆と銘打っているだけあって、7店が軒を並べています。魚介スープが売りの「せたが屋」は駒澤大学の本店に何度か行ったことがあります。
  つけめんTETSUという店は、煮干しスープが売りということなので、ぜひ再訪したいと思います。


  品川駅のすぐそばにあった老舗「京品ホテル」(京浜ではない!)は解体され、パチンコ店が建設されているようです。
  “ハゲタカ” リーマン・ブラザース系のファンドに買収されたものの、リーマン・ショックにより宙ぶらりんとなり、元のホテル運営会社と、解雇された従業員の泥沼の戦いはワイドショーでも取り上げられ、注目されました。
  とりあえず何とか和解できたようですが、まさに品川駅前という立地の良さで、京品ホテルの経営自体は、特段悪くなく、経営会社の都合だけで、老舗ホテルがつぶされてしまうという、何ともいたたまれない出来事でした。跡地にできるのも、パチンコ店という・・・。
  リニア新幹線の東京側ターミナルはJR東海の計画では、品川とのことですから、周辺は発展が見込めるので、この土地の利用方法はもったいない気がします。
  私はかつて札幌に勤務していて、東京に戻るときはいつも、品川プリンスなど周辺のホテルを利用していました。新千歳発の金曜日の最終便で羽田に着き、京急で品川に出て、ホテルにチェックイン。土、日を東京で過ごして、月曜の朝一で札幌に帰るという、生活パターンでした。


  品川って、羽田空港、新幹線を利用する人や、JR東海道線や京急の関係で神奈川方面の人以外、普通の東京人はオフィスや学校でもない限りあまり縁がないんですよね。
  これだけのターミナルなんだから、商業施設とか、映画館などもっと充実してくれれば足を運ぶんですけどね。伊勢丹、高島屋あたり再開発しませんかね?
  ラーメン・テーマパーク品達は、面白い店があるので、また足を運ぼうと思ってはいますが。

ラーメン道 くせになる味 日本橋編1

  立秋を過ぎましたが、東京は連日、日中の最高気温が35度前後と、厳しい残暑が続いています。7月末に天候不順で「今年は冷夏か」と思ったのもなんのそのパワー全開の夏でした。
  猛暑は、辛い物を食べて乗り切ろうという、ありきたりな企画ですが、担々麺好きの私としては、今こそ、知らないお店を訪れる好機ととらえ、食べログを検索してみると、「くせになる味」という口コミのコメントが目に止まり、日本橋・馬喰町の「虎穴(フーシュエ)」というお店に行ってきました。


  日本橋といっても広く、山手線の東京-神田以東の隅田川に囲まれたエリアで、馬喰町は東側の繊維問屋などが入る、中小の雑居ビルが密集する、商業エリアです。
  JR総武線・馬喰町、都営新宿線・馬喰横山、都営浅草線・東日本橋の3駅が最寄駅です。JR馬喰町駅はかつて、日本で一番深い地下にある駅(地下約30メートル)として有名でしたね。今では、かなり深いところに地下鉄の新線が走っていたり、青函トンネルがあるので、驚くほど地下深くにあるというわけではないようですが。
  虎穴は、雑居ビルを改装しており、「中華料理店」ではなく、「チャイニーズレストラン」と銘打っているだけあって、店の外観はカフェのような感じで、内装もシックで落ち着いた感じでした。
  午後1時過ぎに訪れると、5人ほどが店外にならんでいましたが、すぐに入店でき、人気メニューの担々麺(800円)、おにぎり(50円)を注文しました。
  担々麺を頼むときはぜひ、ご飯ものを注文してほしいと思います。辛いスープがご飯の甘さで中和され、絶妙なバランスです。私はキムチ・チゲやトム・ヤム・クンに直接、ご飯を入れて食べるのが好きです。
  やや脇道にそれましたが、虎穴の店員はフロア担当が2人、奥の厨房に3人いました。新興ラーメン店同様、若い人がつくる店で、対応は食べログの口コミ通り、丁寧でした。
  ただ、お昼時で混雑していたとはいえ、注文から料理が出るまで15分以上かかり、その一方でおにぎりの方は注文直後に出されるという、やや顧客への気配り、心遣いを欠いていたと思います。
  慇懃無礼とまではいかないとしても、形だけはうまくできているものの、仏作って魂入れずというか、細やかさが足りず、厨房とフロアのチームワークも、うまくいっているようには見えませんでした。


  お腹がすいていると、いらいらしがちなので、いろいろと難点を挙げてしまいましたが、待ちに待った担々麺が出てきました。外見は赤いスープにひき肉、チンゲンサイがのった定番の担々麺でした。
  ところがです。スープを口にすると、「これがくせになる味なんだな」と納得する味でした。普通というか、四川飯店系統の担々麺は、やや酸味をきかせたラーメンを、ゴマベースの辛みスープの層で覆う2層構造で、その上にトッピングがのるというスタイルですが、虎穴のは、ゴマ風味の辛みスープ1層のみで、しかもそれがとても濃厚かつ、深みのある辛さでした。
  2層スープの担々麺は味にアクセントがつき、食べていて飽きないのですが、この1層スープも決して悪くない、というか大好きな味でした。麺も私はどちらかというと細めの麺が好きなのですが、虎穴の麺は中太で、スープとマッチしていました。おにぎりとの組み合わせもいいですね。担々麺が止まらなくなります。
  長時間待たされましたが、待ったかいがあったと思います。わずか5分ほどで間食してしまいました。


  この辺のサラリーマンやOLの皆さんは、昼食時に虎穴に行けてうらやましいなぁと思いながら、周辺のビル街を散策、暑い中でしたが、ほしい本があったので、ダイエットもかねて、神田・神保町まで歩くことにしました。


  大手町方向に東へ向かって歩くと東京工業品取引所がありました。今は資源や貴金属、レアメタルが高騰しているので、盛況なんでしょうね。多分。一応、口座はあるので、研究してCX取引もやってみようかな。
  北寄りのルートでしたが、日本橋の南側には、茅場町があり、私たちとかかわりの深い東京証券取引所や証券会社が立ち並びます。日本橋というのは、江戸時代から商業の街なんだなということをあらためて感じました。


  さらに進むと入口に大きなのれんがかかる、日本橋・三越があります。百貨店業界も構造不況ですが、ここだけは、これからもずっと変わらないのでしょうね。


  やや北寄りを歩くと、日銀本店が。独特の威圧感と存在感があり、さすが中央銀行という感じです。日本経済の歴史とともに、存在してきたんだなという特別な思いにかられます。
  でも、最近の円高をめぐる動き、金融緩和を見る限り、結局はアメリカ様のATMなんですよね。米国債や得体のしれないETFを買うんじゃなくて、金や価値のある実物資産を買いませんか? 日本経済の砦なんですから、私たちを困窮に陥れる前に、何とかしてほしいものです。白川総裁様。